顔の赤み ~漢方薬服用後の下痢について~

18歳のMさん(女性)は顔の赤みが気になるとのことで相談に来られました。
幼少よりアトピー性皮膚炎があり、受験勉強のストレスで悪化したようです。

顔にかゆみもあり、やや便秘気味であったことなどから三黄丸を服用して頂きました。
しばらくして来店された時には大分赤みは取れており、顔のかゆみも治まったようです。
ただ何度か下痢をすることがあったので、減量して服用されていたようです。

三黄丸は大黄、黄連、黄芩の三味からなり、体の上焦(上部)の熱を取る漢方薬です。
大黄には瀉下作用があるため、人により便がゆるくなる場合があります。
この方には事前にその旨を伝えており、減量も可であることを伝えていましたので、
安心して服用していただけました。

漢方薬には副作用が少ないなど作用が穏やかなイメージがあるかもしれませんが、
服用により便がゆるくなったり尿量が増えたり汗が出だしたりと思わぬ症状が出てくる場合があります。
しかしこれは漢方薬がその効果を発揮するために必要な症状の場合もあります。
いわば漢方薬が効いている証拠でもあるのです。

御自身の判断で副作用が出たと思い服用を中止される方もいますが、
その前に一度処方された漢方薬の専門家に御相談頂ければ幸いです。

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