子供の黄斑変性症

加齢性の黄斑変性症は中高年の方によくありますが、子供の黄斑変性は先天性で遺伝性のもので、スターガルト病やベスト病といわれるものです。
ベスト病は黄斑部に卵黄様の黄色色調滲出病変を呈し、黄斑部の萎縮をきたし、視力障害を生じることもあります。

9歳のNさんは、6歳のときに精密健診を受けて黄斑変性症が判明、そして最近の検査でベスト病と考えられると診断がありました。
自覚症状はなく、視力低下もないので現在は問題ないのですが、網膜に浮腫がみられ、定期的に検査を受けられています。

漢方では先天的疾患と捉えた場合には<補腎剤>を用いますが、浮腫があることなどから、以前よりこの疾患に用いられてきた<柴苓湯>や<桂枝茯苓丸>などを用いてきました。
その後顕著な改善は見られませんが、浮腫が僅かずつ軽減しているので、継続してもらっています。

今後の進行予防になればと願うばかりです。

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