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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

5月病と中医学

2025年5月7日 by 健伸堂

ゴールデンウィークも終わり、日常が始まりました。

この時期は、何となく疲れが残り、やる気がでない、勉強や仕事に身が入らない、寝付きが悪くなるなどの方が多く見られます。
心と身体が一致しない体調不良、いわゆる【5月病】の時期です。

中医学的に健康な状態とは、五臓六腑の働きを司る「気」と生命活動の営養である「血」でバランスよく維持されることです。

つまり食事から摂取した営養物が臓腑の働きにより気血が作られ、全身に送り出し、日中は体の動きを支え、やる気を生みます。
夜になると「血」の濡養作用で興奮した神経を鎮め、体を休め、入眠状態に入ります。

この時期、気の巡りと充分な血の流れがないと、体がアンバランスに偏り、自律神経が乱れ、様々な不調が現れます。
中医学では【気虚血少】と捉えます。

漢方薬としては血を補うものとして<婦宝当帰膠>や、不安、不眠などメンタルのトラブルが多い場合に<心脾顆粒>などの併用がお勧めです。

食欲がない、朝起きが辛い方には<補中丸>などで元気で朝起きできるようになります。

その他にもストレスに対応する<エゾウコギ配合食品>などもよく使います。

生活面も見直し、夜更かしをやめ、温かく消化しやすい食事で元気を取り戻すことや、精神面のリラックスには適切な運動も大切です。

お気軽にご相談ください

オオデマリが満開

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漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
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カテゴリー: ちょっと一息コラム, 疲労感・倦怠感, 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: 五月病, 婦宝当帰膠, 心脾顆粒, 気虚血少, 補中丸

チック症状が増える季節

2025年4月22日 by 健伸堂

春先は子供のトラブルが増える季節、特にチック症状、下痢や腹痛、学校への行き渋りなどが見られます。
こんな時は親がゆったりとして子供さんを安心させて見守ってあげることですね。

昨年の春の事、中学2年生のNくん、チック症状が始まりました。

手を振る、目をパチパチするなどで、当初は親御さんもそのうち治まると思われていましたが、その後頻度が増えてきたので心配になり、相談をお受けしました。

詳しくお聞きすると、以前もチックは見られた、幼少の頃から怖がりで落ち着きがない、緊張しやすい、慢性鼻炎がある、などでした。

そこで漢方薬は、不安感を取り除く<桂枝加龍骨牡蛎湯>をお使いいただきました。2週間後には症状は半減し、1か月後にはすっかり治まりました。

ストレスは今後も続くので、しばらくは継続されることになりました。

なお、神経質な子供さんには慢性鼻炎があるケースが多く見られます。
その理由は

緊張などで気が上がる⇒口渇が生じやすい⇒水分を多く摂る傾向⇒湿が滞留し慢性鼻炎を生じる⇒アレルギーを起こしやすい
というメカニズムが考えられます。

子供さんの症状には穏やかな漢方薬がお勧めです。

ご相談下さい。

春の味覚・ワラビがとれました

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カテゴリー: 小児・子ども タグ: チック症状, 新学期, 桂枝加竜骨牡蠣湯

いちばん大切な水と空気

2025年4月17日 by 健伸堂

人間にとって欠かせないもの、当然のことですが空気と水と食料。
それも、できるだけ良質で快適なものでありたいですね。

私事ですが、直接飲む生水は、昔は山水や地下水を使っていたこともあり、現在はミネラルウォータや京都・伏見の神社に湧き出る地下水をいただきに行っています。

贅沢と言われるかもしれませんが、地下水は安全でとても美味しいもので、健康の源でもあります。

伏見・御香宮の地下水

先日大阪の千早村で売られている「山の豆腐」をいただきました。

大豆も良いのでしょうが、伏流水を使われていて、とても美味しかったです。

もちろん、京都にも地下水を使った美味しい豆腐がたくさんあります。
京料理もおいしい水が必須です。

今京都では北陸新幹線延伸による地下トンネル工事が問題になっています。
一度失うと復活が不可能な自然の宝物、無くしたくないですね。

人間の体の水分は60%程度、その水が健康的なものであることが大切と考えます。

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カテゴリー: 店長の日記 タグ: 京都, 地下水, 空気, 自然

高齢者の坐骨神経痛

2025年4月15日 by 健伸堂

坐骨神経痛は腰から足に続く坐骨神経が刺激を受けて痛みや痺れが生じる疾患です。

漢方ではその原因を、風、寒、湿、血瘀、肝腎不足などと捉えますが、これらの要因が重なり合って複雑になっているケースがよくあります。

88歳のKさん、数年前から足腰の痛みが酷くなり、特に朝起きが不調で立つのが辛いこともありました。
身体は冷えが強く、脚はむくみやすく、朝方は脚がつることもよくありました。

そこで原因は年齢による筋肉量の低下や、下肢の冷えと考えて、<風寒湿痺>、<肝腎両虚>に適し、高齢者にはよく用いる<独活寄生湯>をお使いいただきました。

また、脚がつることも考え、<補血>と<活血>作用の<疎経活血湯>を併用いただきました。

最初の数か月間は痛みが軽減し、脚のつりも軽減していたのですが、寒い時期になると再び痛みが出始めました。むくみも続いていたので漢方薬を変更し、<五積散>をお使いいただきました。

その後は痛みが軽減しています。

但し、年齢と共に筋肉は衰えていくので、さらに<補腎薬>や<活血通絡薬>が必要になるかと思います。

状況が変わればそれに合わせて漢方薬も変えていくのが通常です。

神経痛もご相談ください。

モクレンの花が満開

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み, 神経痛 タグ: 五積散, 坐骨神経痛, 独活寄生湯, 疎経活血湯, 脚がつる, 高齢者

鼻の赤みと腫れ

2025年3月27日 by 健伸堂

酒さの原因はたくさんあり、症状の程度も様々です。

18歳の女性Sさんは、中学生のころから鼻の赤みや腫れが気になっていました。
いわゆる鼻瘤の初期かと心配になり、相談に来られました。

詳しくお聞きすると、鼻が赤くなったり腫れたりするのは常時ではない、冷えのぼせがある、不安感や憂うつ感がある、息苦しい時がある、緊張しやすい、などから、気が上に昇りやすい状態と見受けられました。
また、過去に過呼吸になったこともあるとのことで、精神的な要因が大きいと思われました。

舌診では、舌尖紅で、心火が上に昇っている状態と考えられました。

そこで漢方薬は、<肝血>を補うことで<肝陽>を抑えるよう、補血薬の婦宝当帰膠を用いました。また不安感を軽減することで気が昇るのを抑える、桂枝加竜骨牡蠣湯や、時にはイライラ感が出るので加味逍遥散などをお使いいただきました。

2か月後には気分も安定し、鼻の赤みが出る頻度も下がってきたのですが、鼻のことを気にすると気分も不安定になることがあったので、漢方薬を変更しエゾウコギ配合健康食品をお使いいただきました。

その後はさらに安定し、継続されています。

漢方薬は、症状が顕著な場合はそれを改善するものを使いますが、症状が安定した段階では、発症の元になっているストレスを緩和する目的でエゾウコギ配合食品などを使うとよく治まります。

ストレスによる症状はご相談ください。

春の芽吹き・フキノトウ

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カテゴリー: にきび・吹出物, 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: シベリア人参, ストレス, 桂枝加竜骨牡蠣湯, 気逆, 酒さ, 鼻の赤み, 鼻癅

腕や肩の痛みにも漢方

2025年3月22日 by 健伸堂

86歳の女性Fさん、2月の雪の日に自宅前が滑らないようにと雪除け作業をされていた後に腕と方が痛み始めました。

しばらくしたら治るかと様子を見られていたのですが、3月上旬になっても痛みが続きました。
特に睡眠時に横になると痛みが強く、そのため眠れないのが辛かったようです。

元々漢方ファンのFさんですので、西洋薬の鎮痛剤などは使わず、漢方薬の方が根治に繋がると相談をお受けしました。

痛みの原因が、寒い場所だったことと高齢で筋力が弱いことでしたので、
<散寒去湿>の桂枝加朮附湯や、<補血活血>の疎経活血湯をお使いいただきました。

そして1週間後には痛みは軽減し、2週間ですっかり治まりました。

痛みも発症原因が明らかな場合は、対応も容易で、効果は早く見られます。

高齢者の場合は胃腸も弱くなりますので、負担の少ない漢方薬での対応が適しています。

痛みのご相談もお気軽に

山茱萸の花が満開

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み タグ: 散寒袪湿, 桂枝加朮附湯, 疎経活血湯, 腕の痛み, 補血活血, 高齢者

不眠の漢方は様々

2025年3月8日 by 健伸堂

不眠の原因はたくさんあり、一般的には運動不足やストレス、アルコールの影響などが言われますが、漢方ではその原因だけでなく、体質や、不眠の状態などによって漢方薬を選びます。

例えば、
・寝つきが悪い
・中途覚醒が多い
・早朝覚醒する
・上半身が熱くなる
・夢をよく見る
・寝ると不安感や動悸がする
・考え事で頭がさえる
などがあります。

■35歳の男性 Aさん

 仕事が忙しくストレスも多いためか、寝ようとすると動悸がしたり、心臓の拍動音が気になり、寝付けないことが増えてきました。
夜間はリラックスできるようアルコールも摂っていましたが、それでも寝付けず、漢方相談を受けました。

Aさんは元々神経質な面があり、ストレスを受けやすいタイプで、漢方では<肝鬱心虚>タイプと捉え、柴胡加竜骨牡蛎湯をお使いいただきました。

この漢方薬は、自律神経を安定させ、動悸を治め、アルコールによる水分の滞留を改善する作用があり、Aさんにはぴったり適合し、睡眠は改善しました。

■49歳の女性Oさん

 冬の寒い時期なのに、睡眠時に上半身だけが熱くなって目覚め、その後なかなか寝付かれないとのご相談でした。
年齢的には更年期の時期、昼も急に熱くなったり、寒くなることもありました。
日常的にイライラは多く、少しのぼせ気味のようで、舌診では紅舌で赤みが強くありました。
そこでこの状態はホルモンバランスの影響による<陰虚火旺>と捉え、上焦の熱を冷ます、黄連阿膠湯をお使いいただきました。
その後は短期間で改善して睡眠も良くなりました。

不眠に使う漢方薬は他にも、酸棗仁湯、温胆湯、抑肝散、帰脾湯など日常的にも20種類以上を使い分けています。
タイプを合わせることで、ほぼ即効性で効果が見られます。

ご相談ください。

100年以上前のお雛様

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カテゴリー: 不眠 タグ: アルコール, ストレス, 不眠症

乳がんと漢方

2025年2月25日 by 健伸堂

国立がんセンターによるとガンになる割合は、男性49%、女性37%といわれ、治療法も日進月歩で進んでいますが、漢方でも様々な対応をしてきました。

50歳のMさんはマンモグラフィ検査で乳がんが疑われ、生検で浸潤性乳がんと診断されました。

幸いにも他臓器転移がなく、縮小・転移防止を目的に早速に抗がん剤治療を始められました。

この西洋医学治療にあわせ、以前から漢方薬をお使いになっていたこともあり、漢方薬を併用されることになりました。

漢方での対応は

・免疫細胞の活性化
・発症要因の一部の、ストレスやホルモンバランスの調整
・西洋薬の副作用を含む、様々な副次的症状の軽減
・自己回復力・体力の維持

などを目的とし、状況に応じて対応しています。

Mさんの場合も、治療による体力の低下に<補気薬>を、不安感などに対する気分安定に<安神薬>を、副作用による動悸に対しては<鎮静薬>などを使い、体力低下が強い時期には即効性のある<牛黄製剤>などもお使いいただきました。

Mさんはその間治療を受けながらも仕事を忙しくされ、時には海外出張もこなされていました。

そして治療開始の7か月後に手術を受けられ、その後ホルモン療法に移行されました。

その後は術後の痛みや、リンパ郭清によるむくみなどに対応する漢方、体力回復の漢方、さらに再発防止のために半枝蓮配合食品などを継続されてきました。

治療が始まってから約2年、とてもお元気に仕事に取り組まれています。

今後は漢方薬だけでなく、ストレスや疲労を溜めないことが一番の治療法と考えています。

ガンのこともご相談ください。

  壷阪寺のお雛様

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カテゴリー: ガン タグ: 乳がん, 免疫向上, 心脾顆粒, 感応丸気, 散積宝, 紫根牡蠣湯, 補中益気湯

春に多い過敏性腸症候群

2025年2月21日 by 健伸堂

入学や就職、転勤など、生活環境が変化する3月から4月には過敏性腸症候群のご相談が増えます。

元々緊張しやすい、ストレスを受けやすい性格がベースにある方に見られます。

22歳のYさん、4月からの就職を目前にして体調不良が気になり始めました。

咽がつまり息苦しさを感じる、食後に吐き気がする、軟便と下痢を繰り返す、時々胃痛がするなどでした。

病院では、特に胃腸の問題はなく心因性かとの診断で、整腸剤などをもらわれましたが治まらず、漢方相談にお越しになりました。

詳しくお聞きすると、過敏性腸症候群のような症状で、漢方では脾胃気虚と気滞が原因と捉え、理気化痰薬や健脾薬をお使いいただきました。

2週間後、息苦しさは消え、吐き気も少し治まってきました。しかし下痢がまだ続き、おなかの冷えも気になるので、おなかを温める大建中湯を少し併用していただきました。

その後便通やおなかの状態はすっかり改善しました。

今後もストレスがかかることは増えると思いますので、漢方薬はしばらく継続が必要かと思われます。

胃腸のこともお気軽にご相談ください。

雪の金閣寺

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カテゴリー: 下腹痛, 便秘・下痢・軟便, 胃痛・胸やけ・膨満感 タグ: 下痢・軟便, 健脾散, 半夏厚朴湯, 吐気, 咽のつまり, 大建中湯, 胃痛, 過敏性腸症候群

網膜静脈閉塞症の漢方

2025年2月7日 by 健伸堂

網膜の太い静脈が詰まり、血流が停滞することによって発症する網膜静脈閉塞症は、生活習慣病に伴う動脈硬化が主な原因となります。

その結果、浮腫が増加したり、視力障害や出血が生じたりして、網膜剥離に繋がることもあります。

52歳の女性Mさんは、1年前に網膜静脈閉塞症の手術をされた後、炎症が続き網膜の浮腫もあり、漢方相談にお越しになりました。

元々子宮筋腫があり、生理痛も強く、瘀血体質で、血圧も高く降圧剤をお使いになっていました。これらも原因のひとつかと思われました。

そこで、まずは炎症を治め、浮腫を軽減する目的で、清熱補血薬と利水薬をお使いいただきました。

その後炎症は治まったのか、浮腫が増えることはなく安定しているのでお薬を変更し、目の働きを助ける枸菊地黄丸をお使いいただきました。

また、目は<肝>に繋がり、目の血管は<心>と関連しているという漢方の考え方があり、肝気を鎮めて目の気血の流れを改善する、石決明や琥珀が配合された健康食品を併用いただきました。

3か月後、今までになく景色がきれいに見えるようになり、目の疲れも軽減してきました。

今後は、気血の流れを良くし、ストレスによる肝陽を抑えることによって、血圧を抑え、浮腫や網膜への影響を軽減することとしています。

完治することはありませんが、良い状態で安定するものと思われます。

眼のご相談はこちらからどうぞ

春を呼ぶメジロが庭にやってきました

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カテゴリー: 目のトラブル, 高血圧 タグ: 五苓散, 動脈硬化, 杞菊顆粒, 柴苓湯, 清明丹, 温清飲, 生活習慣病, 網膜静脈閉塞症, 高血圧
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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