めまいが改善

またまためまいの症例です。

めまいは漢方が得意とする疾患で、比較的短時間で改善が見られるのですが、
お客様は再発が怖いのでしばらく漢方薬を続けられるケースが多いようです。

78歳のWさんはこの2月に回転性のめまいが起こり、その後3月にも再発、
座っていてもゆれて、首を動かすとクラクラして歩くのも恐々で来店されました。

病院では「頭位変換性めまい」の診断でお薬をもらったが良くならないとのことでした。
そこで回転性めまいの代表的処方<沢瀉湯>を1週間お使いいただきました。

1週間後来店されたときは、怖いような揺らぎはなくなり、時々フラッと感じる程度まで改善し、
寝返りしても問題なくなりました。Wさんの場合は早くから漢方薬をお使いいただいたこともあり、
スムースな改善が見られたようです。

このようなケースはよくあり、漢方の即効性を実感できることと思います。ご相談ください。

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めまいと嘔吐が改善

激しい嘔吐と口渇にともない、尿も出なくなる状態を<水逆>といい、
乳幼児に多く見られますが、女性によく見られる<めまい>の症状としても見られます。

65歳の女性Kさんは以前にもめまいの症状がありましたが、今回はめまいに激しい嘔吐を伴っていました。
病院で点滴を受けても治まらず、胃内は空っぽなのに嘔吐(からえずき)し、
口渇がするので水を飲むとすぐ嘔吐することの繰り返しでした。

そこで漢方薬Gを重湯に混ぜて1服すると、1日繰り返していた嘔吐がすぐに止み、
しばらくすると排尿がおこり、治まりました。驚くほどの効果でした。

この症例は漢方の古典にも多く見られますが、<五苓散>を煎じて飲ませたところすぐに吐してしまったので、
粉末を重湯に混ぜて飲ませると1服で治まるというものです。

元々<・・・散>という漢方はやはり散剤(粉末)で使い、<・・・丸>とう漢方は丸剤で服用するものなのです。
最近は何でもシート状の<エキス顆粒>になっていますが、効果を期待するなら本来の剤型のものを
使うべきものと思われます。

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肛門の痛み

不安症でお越しいただいた男性Tさん、長い間西洋薬を飲まれていたのですが、
お薬を減量したく漢方に変えようと相談に来られました。
経過や症状をお聞きし気分が安定するお薬をお使いいただきました。

またそれとは別に、飲酒後に肛門が痛くなり、温めると楽になる症状が続いているとのことでしたので
うっ血が原因かと思われ、活血薬の<血府逐瘀丸>を併用いただきました。

その後しばらくしてお越しいただいた時、<血府逐瘀丸>を服用中は肛門の痛みがすっかり取れたが、
少しのぼせて調子が良くないので止めると再び痛みが出てきたとのことでした。

血流が良くなって改善したのは明らかでしたが、この薬がタイプに合わなかったようですので、
お薬を<桂枝茯苓丸>に変更しました。

使用目的はひとつなのですが、漢方薬によっては予想外に合わないケースもありますので、
やはり店頭で詳しくお聞きして決めていくことが改善への近道なのです。

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過敏性腸症候群から卒業

以前にもブログで紹介しましたが、
https://www.kanpou.info/blog/ichizen/images/2010/07/post-929.html

過敏性腸症候群による下痢でお困りのTさんはその後すっかり改善したのに、
やっぱり再発が不安だからといって1年半の間、漢方薬を続けてこられました。

そして今は便はしっかりバナナ状の快便で、下痢することは1ヶ月に1回あるかないかの状態となりました。
それまでは1日中お腹のことばかりが気になって、他のことが考えられなかったのが、
今は「毎日が楽しくなりました」と喜んでもらいました。

それに代わって、少し血糖値が高く、眼底出血傾向があるので気になりはじめた様子。
来月からはお薬を変えていくことになりそうです。
それにしても根気よく続けられたことには脱帽の症例となりました。

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ニキビの漢方

春になり陽気が高まってくるとニキビも赤みを増してきます。

32歳の女性Kさんは口周囲や額ににきびがあり、化膿気味でした。
詳しく聞いてみると、胃もたれがし、胃ポリープもあり、空腹時に胃痛も起きるとのことで、
舌は黄苔でした。
そこで「ニキビの原因はすべて胃にあり」とみて、いわゆるニキビに使われるような漢方薬でなく
、胃の状態を改善する<半夏瀉心湯>をお使いいただきました。

1ヵ月後来られて、「漢方薬を飲んでいるときは調子良かったが、無くなるとまた再発した」とのことで、
継続してもらいました。

ニキビに限らず漢方薬は病名で捉えるのでなく、その方の体質や症状の出方によって
漢方薬を選択するのが通常なのです。
「病名漢方」といい、病名で漢方薬を選ぶことだけはされませんように。

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啓蟄と漢方

今日3月5日は、中国の暦で二十四節気の啓蟄(けいちつ)にあたります。

二十四節気とは1年を24に区分し、それぞれに季節の名称をつけたものです。
そして啓蟄(けいちつ)は、大地が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころという意味です。

人間も冬は陽気が身体の中に隠れているのですが、春には陽気が昇って外に出て、虫が土から出てくるようにニキビや吹き出物が出やすくなります。
皮膚病が悪化しやすい時期でもあります。
自然の流れと身体の流れはひとつなので、使う漢方薬もそれにあわせる必要があります。

「○○病なら△△湯の薬」という、最近テレビなどでよく見られる<病名漢方>は考え物ですね。

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桃の節句

今日は上巳の節句、別名で桃の節句、ひな祭りです。

節句の謂れは、中国の暦法での季節の変わり目を言う「節」で、中国では二十四節気に分けられますが、日本では奇数の重なる日を邪気を払う日として催しが行われるようになりました。
それが五節句で、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日、そして1月7日です。
桃の節句は、平安時代以前で貴族が健康と厄除を願った「上巳の節句」が始まりといわれています。

桃の種である<桃仁>は血流を良くする処方の<漢方薬T>や<漢方薬S>に配合されていますし、<桃の葉>はあせもや湿疹のための入浴剤として使われてきました。

昔から健康や厄除けに係わる行事がたくさん行われてきたのですね。

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子供の黄斑変性症

加齢性の黄斑変性症は中高年の方によくありますが、子供の黄斑変性は先天性で遺伝性のもので、スターガルト病やベスト病といわれるものです。
ベスト病は黄斑部に卵黄様の黄色色調滲出病変を呈し、黄斑部の萎縮をきたし、視力障害を生じることもあります。

9歳のNさんは、6歳のときに精密健診を受けて黄斑変性症が判明、そして最近の検査でベスト病と考えられると診断がありました。
自覚症状はなく、視力低下もないので現在は問題ないのですが、網膜に浮腫がみられ、定期的に検査を受けられています。

漢方では先天的疾患と捉えた場合には<補腎剤>を用いますが、浮腫があることなどから、以前よりこの疾患に用いられてきた<柴苓湯>や<桂枝茯苓丸>などを用いてきました。
その後顕著な改善は見られませんが、浮腫が僅かずつ軽減しているので、継続してもらっています。

今後の進行予防になればと願うばかりです。

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授乳中の生理

授乳しているとプロラクチンというホルモンが高くなり、生理が来ないことが多いですが、ある程度経過すると生理は来るものです。
しかし1年を超えても生理が来ないと心配になります。

30歳のNさんは、1歳半の子供さんに授乳中ですが、そろそろ二人目を希望しておられるのに生理が来ないので相談に来られました。
冷え症や貧血傾向もあり、産後は忙しかったようで、漢方で<気血両虚>の状態と捉えました。

そこでまずは補血薬の<婦宝当帰膠>や<帰脾湯>に加え、プロラクチンの改善のために<麦芽食品>を併用して様子を見ることにしました。
その後10日ほど経過して、生理が再来しました。
授乳も無理な断乳でなく、徐々に減ってきたので卒乳に向かっているとの事でした。

漢方の効果は予想以上に早いケースが多々ありますのでご相談ください。

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慢性疲労の漢方

35歳の男性Nさんは、慢性疲労でとにかくだるく、腰が重い、冷える、風邪を引きやすいなど、不調を訴えられていました。
そこで漢方で言う腎気虚ととらえ、慢性疲労症状の改善に比較的早い効果が見られる滋養強壮剤<瓊玉膏>をお使いいただきました。
そして10日後お越しになり、かなり楽になったとのことで継続されています。

人参や地黄が主成分の漢方薬Kは、様々な身体的愁訴に加え、特徴的に「朝起きが悪い」という方のファーストチョイスとして喜ばれています。

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