赤ら顔と漢方

一口に<赤ら顔>といっても、様々な疾患や原因があります。

40歳の女性Kさんは1年前に化粧品かぶれを起こし、ステロイドを使われたのですがあまり改善せず、皮膚科では『酒さ様皮膚炎』と診断され、抗生物質を処方されました。
しかし完治することなく、漢方を求めて来店されました。

症状は、温度差があるところや、夜間になると赤くなり、日光や飲酒によって発疹がでたり、痒みが増したりしていました。皮膚は乾燥し、落屑を生じていました。
そこで漢方薬は、<荊芥連翹湯>や<麦門冬湯>をお使いいただきました。

2週間後、ほてりは軽減し、赤みや痒み、発疹も低減し、短期間で改善傾向が見られて喜んでいただきました。

赤ら顔は長期にわたる症状である場合が多く、改善にも時間がかかるのですが、今回の場合はお薬がピッタリと合ったようで早かったのかと思います。

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のぼせが続く

79歳の女性Tさんは、以前からのぼせがあり、特に午後に顔がほてり、気持ち悪いと相談に来られました。
舌は苔が少なく<陰虚>の体質で、肩こりや腰痛もあり、血流も良くないことから、活血薬の<桂枝茯苓丸>と補陰効果を求めて<瀉火補腎丸> をお使いいただきました。

1ヶ月後来られ、ほてりはほとんど取れたが、肩こりが改善しないとのことで、今度は他の活血薬の<冠元顆粒>をお使いいただきました。

のぼせの原因は、血流が悪く身体の上部と下部の熱のバランスが取れない場合や、下半身の冷えが強い場合が多いですが、年齢の高い方では<陰虚>すなわち表皮の水分不足のために生じるケースもあります。

このときは補陰剤を用いて、細胞レベルの水分を補うことで、ほてりが改善することもあります。

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のぼせによる顔の痒み

56歳のYさんは、冷えのぼせのため顔が赤くなり、そのため肌が乾燥し痒くなるという相談を受けました。

詳しくお聞きすると、気分的にも不安定な時があるとのことでしたので、気分と冷えのぼせを一度に改善するため、血の道症に使う<加味逍遥散>をお使いいただきました。
さらに乾燥もあるため滋陰作用の<滋陰降火湯>を併用していただきました。

その後1ヵ月でのぼせも痒みも軽減し、2ヶ月で上部と下部の熱のバランスが改善されたのか、冷え症もよくなり、痒みはすっかり消えました。

Yさんは元々軟便気味だったのですが、この薬でおなかの調子もすっかりよくなりました。胃腸薬を使わなくても、全身の状態が良くなればおなかも良くなったようです。

漢方薬は少ない種類で多くの症状をまとめて改善出来るのが特徴で、今回はそれがよくわかるケースでした。