主婦湿疹

主婦湿疹は、炊事や洗濯などの水仕事を繰り返すことが原因で起こる皮膚炎のことを言い、手湿疹とも言われます。
このような症状は主婦だけでなく、調理師さんや美容師さんによく見られます。
28歳のOさんも、手のひらに水泡ができ、それが壊れてジクジクし、その後乾いて皮膚が落ちる状態になりました。
良くなったり悪化したりを繰り返すので、相談に来られました。
このような症状は今までにも良くあるご相談で、水分を手に残さないよう気をつけるとともに、身体の中から水分代謝をよくするよう、清熱利湿剤の<瀉火利湿顆粒>や、乾燥した皮膚に潤いをつくるよう清熱補血の<温清飲>をお使いいただきました。
2週間後、新たな水泡は出来なくなり、4週間後には皮膚も綺麗になってきました。
水泡は出なくなったので、皮膚の乾燥を改善するように<温清飲>だけ続けていただいています。
生活の中で水を避けることは出来ないので、できるだけ濡れたままにせずコマ目に乾燥させるよう注意していくことが必要です。
また炊事手袋を使っても良いのですが、長時間だと蒸れて返って悪化しますので、中に薄い布手袋をすると良いようです。
まずはお気軽にご相談ください。
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貨幣状皮膚炎と漢方

今から5年ほど前、貨幣状の皮膚炎で来られた高校生のTさん。
元々アレルギー体質で、1ヶ月ほど前に掻き傷から広がって、丘疹状態になり、皮膚科にかかりましたが、抗生物質や抗アレルギー剤、軟膏をもらっても改善せず相談に来られました。

下肢と腕に1センチ程度の丘疹がいくつか出来、膿が出ていました。
貨幣状湿疹と思われ、漢方での原因は<毒邪>と考え、清熱解毒の<黄連解毒湯>や板藍根含有健康食品を使いました。
しばらくして少し改善したころに来られなくなりましたが、今年再び同じ症状が出て来店されました。

今回は<黄連解毒湯>や金銀花含有健康食品Gを使っていただき、新しいものは出なくなったのですが、なかなか改善せず、湿潤のあとが乾燥して硬くなり、ひび割状態となりました。
そこで外用として<T軟膏>を併用したところ、乾燥や肥厚がなくなり、綺麗になってきました。まだ少し時間がかかりそうですが、良くなってホッとしたところです。

この疾患は繰り返すので、症状がないときも漢方薬でアレルギー体質を改善するのが良いのですが、若い方の場合は継続することが難しいようです。仕方ないことですが。

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脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、主に頭皮や顔などの皮脂腺が発達している部分で、脂質に真菌が繁殖し炎症を起こすと言われます。

26歳の男性Sさんは鼻の横に赤い湿疹ができ、皮膚科で脂漏性湿疹と診断されました。そこで漢方薬がよく効くと聞いて相談に来られました。

Sさんは化膿しやすい体質で、子供の頃は蓄膿も患ったとのことで、体質も考え合わせ<荊芥連翹湯>をお使いいただきました。

2ヶ月間継続されてほとんど改善したのですが、心配なので体質改善も兼ねてさらに継続されています。

脂漏性皮膚炎の原因は、甘いものや脂質の摂りすぎなどの食生活、ストレスが多く交感神経が盛んな方、乾燥肌の方、などによく見られますが、体質に合った漢方薬でよく改善します。

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関節部の湿疹

3歳のYくんは、生後に乳児湿疹があり、6ヶ月以降の離乳食の頃から関節部位に湿疹が酷くなりました。
皮膚科ではヒルドイドローションやステロイド軟膏をもらい使われていたのですが、長く続くので相談に来られました。

この症状は、生まれながらの体質や、胃腸の負担が大きいために生じるものと捉え、<黄耆建中湯>や<六味丸>をお使いいただきました。

1ヶ月後、日中の痒みが軽減し、皮膚の状態もかなりよくなり、ステロイドを使うこともなくなりました。まだこれから成長の時期ですので、しばらく続けると一層改善するものと思われます。

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脂漏性湿疹

76歳の女性Oさん、頭部に赤い湿疹ができ、カサカサしてフケ状のものが落ちてくるとのご相談でした。
皮膚科では脂漏性湿疹と言われ、ステロイド+抗真菌剤の外用薬とビタミン剤をもらっておられました。
しかし、あまり改善すること無かったようでした。

頭皮をよく見ると赤みは少なく、乾燥して落屑を生じていました。
そこで漢方薬の<治頭瘡一方>や補血潤燥作用の<当帰飲子>をお使いいただきました。

また、外用に<瑞花露ローション>を使っていただき、2ヵ月後には赤みも消え、
ほとんどフケが落ちなくなりましたが、しばらく続けていただき、ほぼ落ち着きました。

脂漏性湿疹は皮膚に真菌(カビ)が増殖し、それによって脂漏が分解されてフケになるようですが、
その原因は様々です。

漢方では症状と体質によって漢方薬を選定することでよく改善します。ご相談ください。

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水いぼの季節

水いぼはウイルスによる感染症で、春先から増え始めプールが始まる頃に多くなるように思われます。

1年生のAちゃんは昨年秋から水いぼが出始め、昔からイボとりとして使われてきた<ヨクイニン>を飲んでいましたが改善する様子も無く、
2月に相談に来られました。

そこで別の漢方薬に加え、清熱解毒の<健康食品HJ>をあわせて服用していただきました。
2ヶ月で増えたり減ったりの変化があり、3ヶ月でほとんど消えました。
そして今日は妹さんに移ったとのことで、また同じ薬をお使いいただくことにしました。

楽しい夏休みが迎えられるように、子供さんのトラブルは早めにご相談ください。

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慢性の湿疹

アトピーとも異なり、春先や花粉の季節などに生じる皮膚炎があります。

35歳の女性Tさんは、首周囲や頬に小さな丘疹と赤みが生じ、相談に来られました。春先に発症し、風や花粉などの外部からの刺激があると赤くなり、また身体が温まると痒みが増すようです。

そこで、まずは漢方で言う<風熱>と捉え、<消風散>をお使いいただきましたが、2週間であまり改善しないため薬を変え、原因は表虚と捉え、<桂枝加黄蓍湯>をお使いいただきました。

飲み始めて少しすると赤みが消え、かなり良くなったのですが完治せず、良否を繰り返していました。そこでこれはアレルギー体質が影響しているとみて、さらに<柴胡剤>を併用していただいたところ、すっかり赤みと痒みが消えて、綺麗になりました。

その後漢方薬を減量しても悪化することなく、順調に改善しています。

今回使った漢方薬は、いわゆる皮膚病薬に分類されていませんが、その方の体質改善を基本とした処方によって、様々な症状が改善されることがよくわかる事例です。