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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

蕁麻疹(じんましん)

周期性の蕁麻疹

2023年12月21日 by 健伸堂

50歳のMさん、7月頃から顔やまぶた、首筋に赤い発疹が出始め、
症状が強い時は痒みや痛みを伴いました。

9月になるとさらに増えてきたので、相談をお受けしました。

元々花粉症体質があり、冷え症で疲れやすく、皮膚は弱い方でした。
さらに症状は1週間程で周期的に変化し、悪化と改善を繰り返していました。

他には肩こりやのぼせがあり、生理は3か月ほど来ていなくて、そろそろ閉経かと思われました。

漢方薬は<表虚>体質から考えて益気固表薬と、赤みや痒みがあることから清熱補血薬を併用しました。

しばらくすると症状は軽減したものの、時々発症を繰り返していました。

そこで再考し、1週間毎で変化を繰り返しているとの特徴から、ホルモン周期と関連していると考え、清熱調経薬を併用しました。

その後すっかり改善したので廃薬としました。

結果からみて、この方は閉経間近で、ホルモンの影響で皮下に熱を持つ状態が繰り返していたと考えられます。

皮膚病に限らず、周期的な変化を現す症状は、ホルモンバランスが原因であることがよく見られます。

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原木しいたけは香りも味も一番

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カテゴリー: 蕁麻疹(じんましん) タグ: 加味逍遥散, 清熱調経薬, 温清飲, 蕁麻疹, 衛益顆粒

季節性の蕁麻疹

2023年10月21日 by 健伸堂

50歳のMさん、瞼や頬に赤み、痒みがある発疹が出て1週間ほどで消えるという状態を繰り返すため、相談をお受けしました。

Mさんは4年前にも同様の症状が出て、その時はアレルギーによる蕁麻疹と考え、皮膚の過敏さを改善する薬や、皮膚に充分な血液を補う薬をお使いいただき、2か月程度で治まっていました。

今回も良く似た症状ですので、皮膚の力を高める薬と、赤みがあるので少し清熱と補血の薬をお使いいただきました。

前回は11月に発症し、今回は9月から増えてきたようですので、季節の影響か、花粉が影響しているものと思われます。

今回も短期間で治まるかと考えています。

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秋の七草・フジバカマ

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カテゴリー: アレルギー, 蕁麻疹(じんましん) タグ: アレルギー, 婦宝当帰膠, 温清飲, 蕁麻疹, 衛益顆粒

長年続いた蕁麻疹が改善

2023年8月3日 by 健伸堂

50歳のTさんは10年来蕁麻疹が続いていて、抗アレルギー薬やステロイド軟膏を使っておられましたが完治しないので相談に来られました。

症状は、頬や額に痒みを伴う発疹が出る、1晩で引くが3日毎に繰り返す、夜に発症しやすい、掻くと膨疹になる、マスクをしていると少しまし、とのことでした。

そこで原因は皮膚が敏感でダストなどに影響を受けていると考え、本治には表虚・皮膚の働きを強める漢方薬を、標治(症状改善薬)には外気の影響による湿疹に対して使う薬を併用していただきました。

1週間後、早速に発疹が少なくなり、膨疹も出なくなりました。

1ヵ月後、症状はかなり良くなったのですが、完治しないので再考し、頭部や髪の生え際に発生することを考え、標治の薬を疎肝・理気薬に変更しました。

その後全く出なくなりましたが、体質改善のために継続しています。

10年来の蕁麻疹が1か月余りで完治し、喜んでいただきました。

長い間の蕁麻疹は体質からくるものと考え、表虚の改善薬を用いるとよく改善します。

お気軽にご相談ください。

涼をもとめて、るり渓へ

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季節性の蕁麻疹

2023年2月27日 by 健伸堂

66歳のMさん、昨年1月に蕁麻疹のご相談をお受けしました。

症状は、首の周囲が赤くなって痒みもあり、温まると痒みが強くなる、風呂に入っている時は治まっていました。

元々花粉症などのアレルギーもありましたので、原因は、皮膚の弱さ、過敏さ、乾燥気味で、外部の影響を受けて発症していると思われました。

そこで皮膚の過敏さを改善する益気固表薬と、赤みがあり温まると悪化するので清熱薬、皮膚を丈夫にする補血・活血薬をお使いいただきました。

約1か月間お使いいただいて、症状はすっかり治まりました。

そして今年2月、再び同じ症状が出たとのことで、前回と同じ薬をお使いいただきました。

Mさんは年度末のこの時期、1月から2月に忙しくなる仕事をされていて、その影響がお肌に及んでいるのではと思われます。

花粉症と同様に季節性がある症状で、今回も同じ薬で治まると思います。

投稿者:古村学

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梅がちらほら 2

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接触性皮膚炎の改善

2022年11月11日 by 健伸堂

皮膚の表面に刺激が加わると、赤い発疹や水泡ができ、痒みが現れる症状です。

65歳のTさん、20年以上も前から肩やベルトのあたりに時々発疹ができていました。

1年ほど前から症状が酷くなり、2週間毎に発症を繰り返すようになり、病院でステロイド軟膏をもらって使われていましたが、なかなか治まらないので漢方相談に来られました。

症状は、赤みがある発疹で風呂上りに悪化するが痒みは少ないようです。
舌診では、白苔でやや紫舌、血流がよくないタイプでした。

そこでまずは、風熱と考え消風散を、皮膚が弱いのでオウギ製剤を、過敏性もあるので柴胡剤などを使いました。

その後、発疹が引くのが早くなり、発症頻度も減ってきたのですが、完治はしませんでした。
次に、表虚に対応する桂枝加黄蓍湯をメインとする漢方薬に変更したところ、さらに頻度が減ったものの、完治しませんでした。

再度体質を見直したところ、胃腸が弱く、胃もたれしやすく、口内炎も時々あり、逆流性も少しあるとのこと。

そこで皮膚炎の原因が、表虚だけでなく、胃熱も影響していると考え、茵陳五苓散を使うことにしました。

結果、発疹は全くなくなり、1か月経過して減薬することになりました。

皮膚病は様々な原因が重なり合っていますので、多面的に捉えることが必要だと再認識する事例でした。

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燃えるような紅葉 

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慢性蕁麻疹の漢方

2022年4月22日 by 健伸堂

44歳のNさん、2年前に蕁麻疹のご相談をお受けしました。
その年の後半に疲れることが多く、それがきっかけで蕁麻疹を発症されました。

症状は、赤みがあり、地図状に腫れあがり、痒みを伴うものでした。朝一番に発生しやすく、お風呂に入ると治まる、酒を飲むと広がり、生理の前には悪化するという状況で、抗ヒスタミン剤などを使っても繰り返していました。

そこで、身体の熱を発散し、皮膚の働きを強める漢方薬をお使いいただきました。

その後、徐々に治まり始め、酷い症状はなくなりました。
ただし、生理の前や生理中に悪化することがありました。

そこで生理に関する状況をお伺いし、血流がよくないことも関連していると考え、血流をよくする水蛭成分が含まれる健康食品を併用いただきました。

これを使い始めると蕁麻疹が驚くほど軽減されました。

結果から考えますと、血流が良くなって皮下熱が軽減され、蕁麻疹が治まったようです。

体質から考えて漢方薬を決めることは当然のことですが、改めて大事なことと感じました。

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山菜の季節:わらびを収穫

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子供の蕁麻疹

2022年2月8日 by 健伸堂

2歳のNくん、3か月前から蕁麻疹が出たり消えたり繰り返していました。

病院でもらわれた抗ヒスタミン剤は最初は効いていたのですが、その後効かなくなり、24時間たっても引かなくなってきたのでご相談をお受けしました。

詳しくお聞きすると、痒みはなく、赤みが強い、身体が温まると発疹が増える、お腹と背中から発疹が始まり、その後全身に出た、食物アレルギーはなく、肉や油物好きで野菜嫌い、癇が強めで、怖がりというタイプでした。

これらから総合的に考え

1,表虚のために皮膚が過敏、中に熱がこもって、外と中の熱の往来ができない
2,もともと免疫過剰反応しやすい体質か
と思われました。

そこで漢方薬は、表虚体質に使う<桂枝加黄蓍湯>をお使いいただきましたところ、3日目で蕁麻疹は出なくなり早い効果に喜ばれたのですが、その時から今までの蕁麻疹とは違う、鳥肌のような小さなブツブツが出始めました。

これは過去にも経験がある、オウギの成分によるアレルギーと思われました。
そこで過剰免疫を抑制する漢方薬に変更して継続したところ、2週間あまりでほとんどでなくなりました。

この漢方薬は<皮膚病>の薬ではないのですが、子供の様々な症状によく効くものです。
今回もこの薬を使って喜んでいただきました。

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   幸福の木に花が咲きました

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カテゴリー: 小児・子ども, 蕁麻疹(じんましん) タグ: 小柴胡湯, 桂枝加黄蓍湯, 蕁麻疹, 表虚

シックハウスが原因と思われる湿疹

2020年9月1日 by 健伸堂

47歳のMさん、腕や脚に湿疹が出始め、その後全身に広がりました。赤みや痒みが強く、掻くために出血していました。

病院では、抗ヒスタミン剤やステロイド軟膏を処方されていましたが改善することなく、漢方相談に来られました。

詳しくお聞きすると、元々アレルギー体質で、食物や花粉のアレルギーもありましたが、 最近新築の家屋に住み始めたとのことで、シックハウス症候群が疑われました。

そこで漢方薬は、過剰免疫を軽減する漢方薬や、風湿熱による湿疹に対する<消風散>をお使いいただきました。

1か月後、症状は改善方向に向かい始め、ステロイド軟膏は使わなくても治まってきました。

その後暑い時期になって汗が増え、あせもが出始めたので、今度は清熱解毒作用の<黄連解毒湯>や清熱利湿の漢方薬を使い、汗の影響もなくなりすっかり改善しました。

この後は減量しながら様子を見ることになります。

シックハウス症候群は過剰免疫反応ですので、単に皮膚病と考えるのでなく、免疫反応と考えると改善は容易です。

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涼を求めて:日本海の釣り筏

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幼児の蕁麻疹

2019年10月19日 by 健伸堂

2歳のUちゃん、1歳過ぎから蕁麻疹が出始めました。
発症は全身あちこちで、病院からは抗ヒスタミン剤をもらわれていましたが、最近は継続して飲んでいないと、蕁麻疹が治まらなくなってきました。

蕁麻疹は小さな発疹から、地図状の膨疹に広がるタイプで、 特に手で掻いた後に出やすく、寝起きに多い、発症後20分ほどすると消えるという状況でした。

また子供なりに、家庭内のストレスはあるかもしれないとのことでした。

そこで、子供にはよく用いる漢方薬SKを使ってもらいました。

その後5日間、発症の頻度が減り、西洋薬も少なくても良い状態になりました。

2週間経過後、以前よりはかなり改善しましたが、発熱時やお風呂の後は出やすい傾向がありましたので、今度は柴胡桂枝湯などを加えました。

その後さらに発症頻度が減って、短期間で改善してきました。

柴胡桂枝湯は子供の様々な症状によく効果が見られます。

子供はまだ発育過程であるため、自己免疫も確立していない状況ですので、 アレルギーなどの過剰免疫を軽減する効果があるのではと思われます。

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蕁麻疹は原因を捉えることで短期に改善

2018年12月3日 by 健伸堂

55歳の女性Kさん、この春先に蕁麻疹が発症し、抗アレルギー剤などを服用していましたが、3か月を過ぎるころから薬が効かなくなり、相談に来られました。

蕁麻疹は背中や脚など体幹部全体的に発生し、特に圧迫部に多く見られました。
1日のうちで夕方から夜に発生しやすく、色は紅く、膨疹になり、数時間で引いていました。

舌診では、やや微紅舌で白苔、地図舌でストレスを受けやすいタイプでした。
比較的細身で色白、過去に手術を受けられたこともあり、疲れやすいようでした。

血液検査ではγGTPが高く、アルコールを飲むと上がりやすいとのことでした。

そこでこの蕁麻疹の原因は、肝臓の解毒作用が弱いためと考え<木鶏丹>をお使いいただきました。

2週間後、蕁麻疹は全く変化なく、毎日発症していました。
特に圧迫部に酷く発生していました。

これは肝臓が原因ではなく、皮膚の弱いところに発生する<表虚>すなわち皮膚が過敏なためにちょっとした摩擦や熱の変化で出るのではと考え、今回は<桂枝加黄蓍湯>をお使いいただきました。

そして2週間後にお越しの時は、蕁麻疹の出る回数が減り、出る範囲も狭くなり、8割方治まりました。薬を変更して2日目から大きく変化したとのことでした。

舌診では前回に比べ、良い状態になり、地図舌も消えていました。それだけ蕁麻疹のストレスが軽減したものと考えます。

蕁麻疹も他の疾患と同様、原因を的確に捉えれば、改善は短期間です。しっかりお尋ねし、しっかり弁証することが大切ですね。

  笠置山もみじ公園にて

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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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