啓蟄と漢方

今日3月5日は、中国の暦で二十四節気の啓蟄(けいちつ)にあたります。

二十四節気とは1年を24に区分し、それぞれに季節の名称をつけたものです。
そして啓蟄(けいちつ)は、大地が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころという意味です。

人間も冬は陽気が身体の中に隠れているのですが、春には陽気が昇って外に出て、虫が土から出てくるようにニキビや吹き出物が出やすくなります。
皮膚病が悪化しやすい時期でもあります。
自然の流れと身体の流れはひとつなので、使う漢方薬もそれにあわせる必要があります。

「○○病なら△△湯の薬」という、最近テレビなどでよく見られる<病名漢方>は考え物ですね。

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桃の節句

今日は上巳の節句、別名で桃の節句、ひな祭りです。

節句の謂れは、中国の暦法での季節の変わり目を言う「節」で、中国では二十四節気に分けられますが、日本では奇数の重なる日を邪気を払う日として催しが行われるようになりました。
それが五節句で、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日、そして1月7日です。
桃の節句は、平安時代以前で貴族が健康と厄除を願った「上巳の節句」が始まりといわれています。

桃の種である<桃仁>は血流を良くする処方の<漢方薬T>や<漢方薬S>に配合されていますし、<桃の葉>はあせもや湿疹のための入浴剤として使われてきました。

昔から健康や厄除けに係わる行事がたくさん行われてきたのですね。

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子供の黄斑変性症

加齢性の黄斑変性症は中高年の方によくありますが、子供の黄斑変性は先天性で遺伝性のもので、スターガルト病やベスト病といわれるものです。
ベスト病は黄斑部に卵黄様の黄色色調滲出病変を呈し、黄斑部の萎縮をきたし、視力障害を生じることもあります。

9歳のNさんは、6歳のときに精密健診を受けて黄斑変性症が判明、そして最近の検査でベスト病と考えられると診断がありました。
自覚症状はなく、視力低下もないので現在は問題ないのですが、網膜に浮腫がみられ、定期的に検査を受けられています。

漢方では先天的疾患と捉えた場合には<補腎剤>を用いますが、浮腫があることなどから、以前よりこの疾患に用いられてきた<柴苓湯>や<桂枝茯苓丸>などを用いてきました。
その後顕著な改善は見られませんが、浮腫が僅かずつ軽減しているので、継続してもらっています。

今後の進行予防になればと願うばかりです。

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授乳中の生理

授乳しているとプロラクチンというホルモンが高くなり、生理が来ないことが多いですが、ある程度経過すると生理は来るものです。
しかし1年を超えても生理が来ないと心配になります。

30歳のNさんは、1歳半の子供さんに授乳中ですが、そろそろ二人目を希望しておられるのに生理が来ないので相談に来られました。
冷え症や貧血傾向もあり、産後は忙しかったようで、漢方で<気血両虚>の状態と捉えました。

そこでまずは補血薬の<婦宝当帰膠>や<帰脾湯>に加え、プロラクチンの改善のために<麦芽食品>を併用して様子を見ることにしました。
その後10日ほど経過して、生理が再来しました。
授乳も無理な断乳でなく、徐々に減ってきたので卒乳に向かっているとの事でした。

漢方の効果は予想以上に早いケースが多々ありますのでご相談ください。

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慢性疲労の漢方

35歳の男性Nさんは、慢性疲労でとにかくだるく、腰が重い、冷える、風邪を引きやすいなど、不調を訴えられていました。
そこで漢方で言う腎気虚ととらえ、慢性疲労症状の改善に比較的早い効果が見られる滋養強壮剤<瓊玉膏>をお使いいただきました。
そして10日後お越しになり、かなり楽になったとのことで継続されています。

人参や地黄が主成分の漢方薬Kは、様々な身体的愁訴に加え、特徴的に「朝起きが悪い」という方のファーストチョイスとして喜ばれています。

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京都の節分祭

今日は節分。
節分は季節を分ける時を意味し年に4回あるのですが、現代は冬と春の分かれを節分としています。

各地で様々な節分祭が行われていますが、京都の<壬生寺>では昨日から厄除け鬼払いの壬生狂言「節分」が上演されています。
粉雪が混じる寒風の中、屋外の舞台と簡易イスの観覧席での見物で身も凍る思いでしたが、鬼の狂言はとてもユニークでした。
撮影禁止でお見せできないのが残念です。

また、吉田神社では室町時代より続く<追儺式>が行われ、廬山寺では少し大きな赤鬼、青鬼、黒鬼の「鬼おどり」が行われました。

皆さまも邪気を払って、1年が平穏、健康でありますように!

そして節分が終わると<立春>、明日から春の始まりです。

壬生寺の福豆

廬山寺の赤鬼

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咽のつまりと漢方

56歳のYさんは昨年夏ごろから咽が痞える感じや、ゲップが多い、口が塩辛いなどの症状が気になりはじめました。
病院で食道や胃の検査を受けられましたが、特に異常はなく治療もされませんでした。
その後も症状は続き、漢方相談に来られました。

これらの症状が出たときのことをお尋ねすると、仕事のストレスがあったとのこと。
そこで最も代表的な理気降逆薬の<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。
そして2週間後にお越しいただいた時は、咽のつまりや舌の違和感などが少し改善したとのことでしたので、
更に継続いただいています。

咽がつかえる、舌がピリピリする、ゲップが多いなどは、漢方でいう<気滞>、
すなわちストレスが原因となっているものがほとんどで、よく漢方薬が効を奏する症状です。

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長引く咳

風邪の症状は酷くなかったのに、その後の咳が長引いてなかなか治らないという方が来られています。

60歳のTさんも、病院で薬をもらってはいるもののなかなか咳が治らず、相談にお越しいただきました。
夜間になると酷く咳きこむ、痰は少ないが、喉にへばりつくような感じがするとのこと。
そこで漢方薬は<麻杏甘石湯>と<蘇子降気湯>をお使いいただきました。
そして3日後には咳は少なくなり楽になったとのことでした。

冬の咳にはよく<麦門冬湯>や<養陰清肺湯>など、乾燥を改善し、咽や気管支を潤す漢方薬を使いますが、
今年の咳はこれらを使うタイプの方が少ないように思われます。
疾患や漢方にも流行りがあるようですね。

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しもやけ

このところ寒くなって、冷え症の相談が増えてきました。

50歳の女性Tさんは、しもやけで指先が真っ赤、腫れて、痒みと痛みがありました。

元々血流が良くない体質ですので、末端を温める補血薬<当帰四逆加呉茱萸生姜湯>や<桂枝茯苓丸>をお使いいただきました。

2週間後、腫れは治まり、4週間後には赤みも痒みもすっかり取れて、もう飲まなくてもいいかなと思われたとの事でした。
しかし、これから寒さが厳しきなる時期ですので、1日1回の服用で様子を見ていただくことになりました。

漢方薬は長い間飲まないと効果がないと思われている方が多いのですが、
2週間~4週間でも効果がはっきりとする疾患も多くありますので是非お試しください。

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風邪の季節

全国的に寒さ厳しくなってきました。
東京では今日は初雪とか。
北海道では豪雪で大変なようです。

寒さが増してくると風邪やインフルエンザが増えてきます。
空気が乾燥するとウイルスに対する身体の防御機能が低下し、風邪が増えると言われます。
感染を防ぐために加湿することや屋外でのマスク、うがい、手洗いなどが必要です。

それに加えて生薬<板藍根>がお勧め。
<板藍根>は、漢方の本場中国ではご家庭に常備されているぐらいポピュラーな生薬です。
板藍根は清熱解毒作用に優れているため喉痛にも対応できるほか、感冒、インフルエンザなどにも使われています。

当店では風邪予防プレゼントとして店頭にお越しの方に差し上げています。

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