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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

作者別: 健伸堂

緊張による高血圧

2024年10月26日 by 健伸堂

高血圧の原因はたくさんありますが、そのうちの一つに緊張性高血圧があります。

ストレスにより緊張状態になると交感神経が優位になり、血管が収縮して一時的に血圧が上昇しますが、それが常態化すると高血圧に移行します。

58歳の女性、以前から高血圧傾向で毎日朝と夜に血圧を測っていましたがなかなか下がらず、上は150~145、下は85~90程度が続いていました。

タイプは貧血傾向で、やせ型、神経質、冷え症、肩こりも強く、血流が良くないタイプでした。そこで貧血を改善し、身体を温める<婦宝当帰膠>や血流を良くする<冠元顆粒>をお使いいただきました。

1か月血圧記録を残していただきましたが、血圧は変化なく高血圧が続いていました。

そこで血流の問題ではなく、常に緊張が続いているのが原因と考え、今度は<桂枝加竜骨牡蛎湯>をお使いいただきました。

その後1か月で、最高血圧は135程度で安定してきました。

この漢方薬は高血圧の効能は書かれていませんが、身体を温め、緊張を緩和することで良い結果が出たようです。

血圧の漢方薬は、体質によってたくさんの種類があります。

お気軽にご相談ください。

帆船 日本丸に出会う

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カテゴリー: 高血圧 タグ: ストレス, 桂枝加龍骨牡蛎湯, 神経質, 高血圧

便秘・下痢・残便感の漢方

2024年10月19日 by 健伸堂

排便は正常なときは意識しないものですが、便秘や下痢になると大きなストレスになります。

40歳のYさん、仕事が忙しくなりストレスが増えると便秘傾向になり、排便しても腸にまだ残っている感じがし、長くトイレにこもることが増えました。

そのため時間不足になり、気が焦るとさらに不調になることが増え、相談をうけました。

Yさんは元々神経を使い緊張しやすいタイプで、そのため腸の動きが悪くなっているとみられました。

そこで漢方薬はおなかを温め、腸の動きを整える桂枝加芍薬湯をお使いいただいたところ、排便は安定し正常な便排便ができるようになりました。

この漢方薬は、腹部緊張を緩和することで、下痢や便秘にも使え、また過敏性腸症候群にもよく使われるものです。

生薬成分は比較的単純な薬ですが、症状にあえば効果は早く見られます。

ストレスを受けやすい方にはファーストチョイスの漢方薬です。

ご相談はこちらからどうぞ

運動会の季節ですね

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カテゴリー: 下腹痛, 便秘・下痢・軟便, 自律神経失調症 タグ: ストレス, 下痢, 便秘, 桂枝加芍薬湯, 残便感

こむらがえりの漢方薬と副作用

2024年10月8日 by 健伸堂

こむら返りは、脚のふくらはぎに起きる筋肉のけいれんを言いますが、同様の症状は足の裏や足指、太ももなどでも起きることがあります。

多くの方が経験しますが、特に高齢者には多く、寝ている間や、ゴルフの途中、ジョギングの途中などによく起きます。

原因は、筋肉の栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、などで、漢方ではそれらの根本は血流不良によるものと考えます。

この症状に対して病院では「芍薬甘草湯」がよく使われます。
ただし、痛みが出た時の頓服として使うのは良いのですが、常用すると成分の「甘草」による副作用が起きることが心配されます。

特に芍薬甘草湯に含まれる甘草の量は、一般的な漢方薬に含まれる甘草量より多いので、気を付ける必要があります。

81歳のYさん、歩いているときやゴルフの時にこむら返りがよく起きるため、
病院から芍薬甘草湯をもらわれたのですが、毎日使っても良いのか心配になり相談に来られました。

もちろん、常用してはいけない漢方薬であることを説明し、Yさんには血流を良くする冠元顆粒などをお使いいただきました。

この漢方薬は、頭痛や肩こりなど、血流不良で起きる様々な症状に対して常用できるもので、1か月後にはこむら返りは発症することなく、安心して身体を動かすことが出来るようになりました。

この漢方薬以外にも、体質によって使うものはいくつもあります。

お気軽にご相談ください。

道端の芙蓉の花

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み, 痙攣(けいれん) タグ: こむら返り, 冠元顆粒, 副作用, 漢方薬, 芍薬甘草湯, 血流不良

天高く馬肥ゆる秋

2024年9月30日 by 健伸堂

中国の詩にあるように、空が青く澄み、食欲が増す季節。

秋の食べ物が続々と出始めました。

柿は 免疫を高めるビタミンAが豊富で、風邪予防には良いのですが、中医学では寒性食品で身体を冷やしますので、胃腸が弱い方や冷え症の方には不適。
また食べるのは昼の温かい時間帯がよく、夜は胃もたれの原因になります。

梨は 皮膚や粘膜に潤いを持たせ、秋の乾燥時期の咳には最適。
こちらも涼性食品で熱を少し冷ましますので、一度に多くは摂らないことですね。

栗は 温性の食品で、冷やす心配はありません。
中医学での効能は「脾腎に入り」胃腸を整え、疲れを軽減し、足腰を丈夫にします。
高齢者にはお勧め、栗ご飯や天ぷらにするとおいしいです。

季節に合った食材、旬の食べ物を摂ることが健康の秘訣です。

漢方のご相談はこちらからどうぞ

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カテゴリー: 店長の日記 タグ: 柿, 栗, 梨, 食欲の秋

漢方薬の副作用問題

2024年9月25日 by 健伸堂

以前から漢方薬の副作用に関しては注意をしていても避けられない問題で、業界ではよく聞かれます。

当店でも過去にいくつかの経験がありますが、最近お客様からお聞きしたことを紹介します。

Aさんは他店で煎じ薬を購入されて服薬されていましたが、飲み始めてしばらくしてから血圧が上昇し始め、肝機能も高くなったので、医師から服用を中止するよう指示を受けました。

経過をお聞きすると、漢方薬の効果を高めるために生薬量を少し多くして使われていたとのことでした。

また、身体もむくみ、体重が増えていました。
この状態から、成分の甘草による偽アルドステロン症が疑われました。

この方には、甘草を除いた処方をお使いいただき、その後問題なく服用されています。

Kさんは他店で煎じ薬を服用されていましたが、身体が重く、倦怠感が強くなり、病院で検査を受けると肝機能が上がっていたので、漢方薬を中止されました。

そこで詳しくお聞きすると、元々シナモンに対してアレルギーがあり、シナモントーストを食べると咽がイガイガし、咳が出るとのことでしたので、生薬成分の桂枝によるものと思われました。

この方には桂枝を含まない他の漢方薬をお使いいただき、問題なく経過しています。

ただし、アレルギーを起こしやすい方は、どのような成分でも副作用が起きやすいので、注意が必要です。

以前に小柴胡湯による間質性肺炎の問題が報道されたことがありましたが、重篤な状態になる前に、倦怠感などが出た段階で対応することが大切です。

特に、柴胡、黄ごん、桂枝、甘草などはトラブルが起きやすいのですが、アレルゲンとなる成分や食品は無限にあり、個人差もありますので、気になった時は血液検査を早めに受けるなどの対応が必要になります。

お気軽にご相談ください。

紫式部の実が美しい

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カテゴリー: ちょっと一息コラム, 副作用 タグ: アレルギー体質, 副作用, 柴胡, 桂枝, 甘草, 肝機能障害, 黄ごん

胃腸機能低下と期外収縮

2024年9月20日 by 健伸堂

不整脈の多くは期外収縮によるもので、西洋医学ではその原因は心臓疾患や自律神経のバランスが崩れた時に起きるとされます。

しかし、それ以外にも胃腸機能の低下によって起きるケースもあります。

60歳のTさん、以前から期外収縮が起きる月と治まる月が2~3ヶ月毎にありました。

循環器で心電図と24時間ホルターの検査を受けられましたが、特に問題はなく、治療もありませんでした。

そこで漢方薬を試してみようとご相談をお受けしました。

期外収縮が最初に起きたのは、食べすぎた時に胸がトクンとなって咳をするという症状でした。
症状が出やすいのは春から夏にかけて多く、一度発症すると数時間続き苦しくなっていました。

Tさんは以前から逆流性食道炎の傾向があり、胃腸機能は良くない状態でした。

舌診では、黄膩苔で胃の負担が大きく、胃もたれしやすいようでした。

そこで漢方薬は半夏瀉心湯をお使いいただきました。
さらに発症した時の頓服として、センソ製剤をお持ちいただきました。

その後2週間程度で期外収縮は治まり、ずいぶん楽になりました。
結果からみて半夏瀉心湯が適合したようでした。

この薬はみぞおちが痞えて、おなかがゴロゴロする、下痢や吐き気、胃もたれなどに使うもので、このような脾胃の運化作用が失調すると心血不足になり、心臓の働きにも影響が出ます。

胃腸機能はすべての臓器に対して影響を与える大切な臓器です。

期外収縮もご相談ください。

苔のじゅうたんに木漏れ日が美しい

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カテゴリー: 狭心症・心臓のトラブル, 胃痛・胸やけ・膨満感, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: 不整脈, 動悸, 半夏瀉心湯, 律故心, 期外収縮, 胃腸機能

起立性調節障害には漢方薬がお勧め

2024年9月17日 by 健伸堂

年々子供、特に中学・高校生のご相談が増えています。
不登校、パニック障害、起立性調節障害など内容は様々です。

中学3年生のSくん、昨年の秋に回転性めまいが起きた後から不調が続きました。

・身体がしんどくて動けない
・普段は家で横になっている
・頭が重くて、考えられない
・立ち眩みがする
・時々頭痛がする
などで、学校も休むことになりました。

今年になって心療内科で西洋薬をもらい、病院で漢方薬もまらわれてきました。
もちろん、血液検査やMRIなどの検査を受けられ、特に疾患はなしとの診断でした。

舌診では、淡舌、胖大で、気血両虚のタイプでした。

そこで漢方薬は、心血虚を改善するものや、抗ストレス作用がある健康食品をお使いいただきました。

1か月後、頭痛は起きなくなり、睡眠も良くなったのですが、身体のしんどさや頭の重さは改善しませんでした。

そこで、この不調になってから成長が止まったままとのことを聞き、漢方で言う<補腎>が必要と考え直し、<羚羊角>が含まれるものや、補腎作用の参馬補腎丸をお使いいただきました。

2週間後、頭の重さが改善し、考えることも出来るようになり、身体も楽になりました。

長い間の症状ですので、少し時間はかかると思いますが、良い方向に進み始めたようです。

羚羊角は、頭にこもった気分の熱を冷まし、気を益し、心気を安らかにする作用があります。

これと心身を元気にする補腎薬を合わせることで、短期に効果が見られたと思われます。

子供たちのトラブル、ご相談ください。

秋の実り、ムカゴが大きくなりました

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カテゴリー: 小児・子ども, 自律神経失調症, 頭痛・偏頭痛 タグ: めまい, 不登校, 中学生, 羚羊角, 補腎薬, 起立性調節障害, 身体がしんどい, 頭が重い, 頭痛

今から夏バテが始まる

2024年9月11日 by 健伸堂

地球温暖化で年々猛暑日が増えてきています。

京都市では今年7月と8月の2か月の間に、猛暑日(35℃以上)を39回記録し、観測史上最多となりました。

この暑さが一番影響するのは高齢者。
夏の間の熱中症だけでなく、これから秋にかけても昼夜の気温差や体力低下が影響します。

75歳のYさん、身体に熱がこもって微熱気味、夜も体が熱くて眠れないとのこと、陰虚内熱と捉え、知柏地黄丸などをお使いいただきました。

82歳のKさん、8月後半から身体が重くて動きずらい、口が渇き、水分を摂っても追いつかない、食欲も低下してあまり食べられないとのこと、そこで内熱を冷まし、気を益して身体を元気にする<清暑益気湯>などをお使いいただきました。

89歳のWさん、9月に入って身体の動きに衰えを感じるようになりました。
口は渇き、身体も乾燥している感じが強くなりました。
Wさんは病院の薬も多く飲まれていて、これ以上薬を増やしたくないとのこと、そこで<西洋人参>をお使いいただきました。

西洋人参は健康食品ですが、漢方では清熱生津補気作用があり、身体にこもる熱を冷まし、乾燥を改善し、元気を益すものとして使いやすいものです。

いずれの方も体調は改善しましたが、しばらくは継続が必要です。

高齢者の夏バテはこれから!
ご相談ください。

  道端でみつけた草木瓜

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カテゴリー: 夏バテ タグ: 夏バテ, 清暑益気湯, 瀉火補腎丸, 西洋人参, 高齢者

高齢者の睾丸の痛み

2024年9月6日 by 健伸堂

睾丸の痛みが生じる疾患は、精巣捻転、精巣炎、ヘルニアなど、いくつもありますが、検査で特に原因が見つからない場合は漢方が適応になります。

78歳の男性Tさん、睾丸が痛み始めたので病院で検査を受けられたのですが、前立腺肥大が少しあるだけで、その他の問題はないとの診断でした。

症状は、睾丸から鼠径部にかけて痛みがあり、寝ているときは問題ない。
元々頻尿傾向があり、腎機能や心臓のトラブルもありました。

そこで漢方薬は<牛車腎気丸>をお使いいただいたところ、1か月ほどで痛みが軽減しました。

年齢と関連する症状ですので完治したわけではなく、今後も痛みが生じるかと思われます。

牛車腎気丸は、漢方で補腎陽・利水薬と言い、下腹部を温め、足腰を丈夫にし、利水する作用があり、下肢痛、腰痛、しびれ、排尿困難、頻尿、などに用いられます。

睾丸痛には、この牛車腎気丸以外にも、桂枝茯苓丸や当帰芍薬散など、体質と症状によって選択します。
お気軽にご相談ください。

夏の夕暮れ

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カテゴリー: 下腹痛 タグ: 前立腺肥大, 桂枝茯苓丸, 牛車腎気丸, 睾丸の痛み, 高齢者

腎機能低下には漢方が最適

2024年9月3日 by 健伸堂

高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満などの生活習慣病が原因となって、腎機能低下を起こすケースがあります。

もちろん、原疾患を治療することが優先されますが、それでも腎機能低下は心配になります。

76歳のMさん、高血圧、狭心症、高尿酸などの疾患があり、多くの治療薬を服用されていました。

3年前からは腎機能が徐々に低下し、クレアチニンは2.6mg/dLから3.4mg/dL 程度を変動していました。

これ以上悪化すると人工透析になる心配があり、相談をお受けしました。

自覚的症状は、身体の冷え、息苦しさ、胸痛、下肢のしびれ、こむらがえりなど、血流が良くない体質がみられました。

そこで漢方薬は、活血薬を中心に、補気薬、免疫調整作用のものなどをお使いいただきました。

その後約2か月服用され検査を受けられたところ、クレアチニンは2.2mg/dLまで下がり、体調も良くなりました。

もちろん継続することで、更に良くなることと思われます。

高齢者では原疾患が特になくても腎機能低下することもありますが、同様の漢方薬で良くなるケースは多々あります。
お気軽にご相談ください。

道端の夏水仙

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カテゴリー: 糖尿, 腎臓病, 高脂血症, 高血圧 タグ: オウギ製剤, クレアチニン, シベリア霊芝, 冠元顆粒, 腎機能低下, 高齢者
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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