霰粒腫・めいぼ・の改善
霰粒腫は目のできもので、めいぼとも言われます。
原因は目のマイボーム腺という油分を分泌する場所が詰まって、分泌物が粘り白い塊状のものが出来ます。
漢方では霰粒腫を眼性痰核といい、目にできる痰核(細胞の固まり)で、
その原因は胃腸機能と関連しているととらえます。
5歳の女の子Mちゃん、この1年間に左右の目に霰粒腫を発症、病院ではもう少し大きくなったら手術が必要といわれました。
しかしまだ子供なので、他の方法がないかと相談をお受けしました。
状態は、右目は赤みも少なく、左目は少し赤く炎症があるようでしたが、化膿して膿が出るような状況でもなく、硬結のようでした。
そこでやはり痰核と捉え、清熱化痰作用の<温胆湯>に加え胃腸の働きを助ける<健康食品SS>をお使いいただきました。
1か月後、霰粒腫は出なくなり、目の淵に白い塊が少し着くときがある程度となりました。
さらに2か月以降は再発もなく、胃の調子も良くなり、便通も良くなってきました。その後は念のため1日1回服用し、体質改善を計っています。
一般的に、霰粒腫の場合は<排膿散及湯>や<十味敗毒湯>が使われますが、その原因を作っているのは胃腸機能、消化分解吸収機能の低下であり、根本治療には<健康食品SS>などの胃腸を整えるものが必要となります。
手術をせずに良かったと思います。