手のひらの多汗

高校生のMさん、中学校の頃から手足の汗が気になり始めました。
酷い時は汗によって手のひらの皮膚が落屑することもあり、漢方相談に来られました。
汗は手足以外にも顔や頭部も多く、冬も夏も変わらず発汗するとのこと、少しのぼせることもあり、緊張しやすいタイプでした。
最初は手のひらに注目し、脾気が弱く、気虚と捉えて<漢方薬EK>や<柴胡剤>などをお使いいただきました。しかし、最初だけは良い感覚があったものの、その後は変化がないとの結果でした。
そこで再考し、緊張すると出る、水分摂取は少ない、人に気を使う、憂鬱感がある、などを考慮して<漢方薬SK>などをお使いいただきました。
結果、以前よりもましになり汗の量が軽減したとのことでした。
まだしばらく継続していくことにしています。
長い間の症状ですので、時間はかかるかと思います。