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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

冠元顆粒

狭心症にも漢方を

2024年11月9日 by 健伸堂

狭心症は虚血性心臓疾患のひとつで、高齢化社会を迎え、患者数は増加の一途になっています。

原因は、生活習慣や糖尿病、高脂血症などに加え、近年はストレスも原因の一つとされます。

75歳のKさん、20年前から狭心症を患い、ステントなどの治療を何度も受けてこられました。

元々はストレスが原因の冠攣縮性狭心症でしたが、年齢が高くなるとともに血管は硬化し、冠動脈の狭窄が増えてきたので相談を受けました。

症状は、早歩きをしたときに胸が苦しくなり、肩が強く痛むようでした。
日常生活の中では特に症状はありませんでした。

そこで西洋薬に加え、血管の狭窄を予防する目的で丹参を含む活血薬をお使いいただきました。

また、日常生活で改善することとして

・塩分の多いものを避ける
・毎日できるだけウオーキング
・油濃いものを避ける
・夕食での糖質を減らす

などに努めていただきました。

半年後、胸の痛みは全く出なくなり、検査でも従来増えていた血管の狭窄が見られなくなりました。

狭心症は治ることはありませんが、漢方薬によって悪化を予防し軽減することが出来た事例でした。

狭心症もご相談ください。

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漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
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カテゴリー: 狭心症・心臓のトラブル タグ: 冠元顆粒, 心筋梗塞, 活血薬, 狭心症, 胸が苦しい

こむらがえりの漢方薬と副作用

2024年10月8日 by 健伸堂

こむら返りは、脚のふくらはぎに起きる筋肉のけいれんを言いますが、同様の症状は足の裏や足指、太ももなどでも起きることがあります。

多くの方が経験しますが、特に高齢者には多く、寝ている間や、ゴルフの途中、ジョギングの途中などによく起きます。

原因は、筋肉の栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、などで、漢方ではそれらの根本は血流不良によるものと考えます。

この症状に対して病院では「芍薬甘草湯」がよく使われます。
ただし、痛みが出た時の頓服として使うのは良いのですが、常用すると成分の「甘草」による副作用が起きることが心配されます。

特に芍薬甘草湯に含まれる甘草の量は、一般的な漢方薬に含まれる甘草量より多いので、気を付ける必要があります。

81歳のYさん、歩いているときやゴルフの時にこむら返りがよく起きるため、
病院から芍薬甘草湯をもらわれたのですが、毎日使っても良いのか心配になり相談に来られました。

もちろん、常用してはいけない漢方薬であることを説明し、Yさんには血流を良くする冠元顆粒などをお使いいただきました。

この漢方薬は、頭痛や肩こりなど、血流不良で起きる様々な症状に対して常用できるもので、1か月後にはこむら返りは発症することなく、安心して身体を動かすことが出来るようになりました。

この漢方薬以外にも、体質によって使うものはいくつもあります。

お気軽にご相談ください。

道端の芙蓉の花

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み, 痙攣(けいれん) タグ: こむら返り, 冠元顆粒, 副作用, 漢方薬, 芍薬甘草湯, 血流不良

腎機能低下には漢方が最適

2024年9月3日 by 健伸堂

高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満などの生活習慣病が原因となって、腎機能低下を起こすケースがあります。

もちろん、原疾患を治療することが優先されますが、それでも腎機能低下は心配になります。

76歳のMさん、高血圧、狭心症、高尿酸などの疾患があり、多くの治療薬を服用されていました。

3年前からは腎機能が徐々に低下し、クレアチニンは2.6mg/dLから3.4mg/dL 程度を変動していました。

これ以上悪化すると人工透析になる心配があり、相談をお受けしました。

自覚的症状は、身体の冷え、息苦しさ、胸痛、下肢のしびれ、こむらがえりなど、血流が良くない体質がみられました。

そこで漢方薬は、活血薬を中心に、補気薬、免疫調整作用のものなどをお使いいただきました。

その後約2か月服用され検査を受けられたところ、クレアチニンは2.2mg/dLまで下がり、体調も良くなりました。

もちろん継続することで、更に良くなることと思われます。

高齢者では原疾患が特になくても腎機能低下することもありますが、同様の漢方薬で良くなるケースは多々あります。
お気軽にご相談ください。

道端の夏水仙

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カテゴリー: 糖尿, 腎臓病, 高脂血症, 高血圧 タグ: オウギ製剤, クレアチニン, シベリア霊芝, 冠元顆粒, 腎機能低下, 高齢者

高齢者の息苦しさ

2024年6月21日 by 健伸堂

高齢者の相談で、階段を上ったときや、早歩きによって胸が苦しい、息苦しくなるというご相談があります。

原因は、 体を動かすために多くの酸素を必要としますが、高齢によって呼吸筋の筋力の低下や、 心臓や肺などの臓器の機能の低下のため、息切れが起こりやすくなります

80歳のAさん、非結核性抗酸菌症の疑いで長い間治療を受けられていました。

喀痰検査ではいつも菌は検出されないが、症状は咳が出やすく、息苦しいことが多いとのことでした。
病院からは、抗菌薬や吸入薬が出されていました。

そこで、抗酸菌症の悪化予防に、清熱解毒薬を使いながら、息苦しさに対しては肺の気陰を補う薬と、心臓の働きを助ける<活血薬>を併用いただきました。

1か月後には、息苦しさが少し軽減してきたので、そのまま継続されています。

高齢者の息苦しさは筋肉の衰えに加え、心臓から血液がうまく回らないと、肺の血管に血液がうっ滞するため、息苦しくなることもあります。

漢方では、血流を良くする(活血)、心臓の働きを高める(心陽)、肺の機能を高めるなどの漢方薬があり、高齢者には適していると考えます。

お気軽にご相談ください。

ドクダミ(十薬)の花が咲いています

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カテゴリー: 咳・気管支炎・喘息, 疲労感・倦怠感 タグ: 冠元顆粒, 息苦しさ, 肺気虚, 非結核性抗酸菌症, 高齢者, 麦味参

子供のアトピー性皮膚炎

2024年4月2日 by 健伸堂

9歳の女の子Sさんは4歳のころから皮膚トラブルが始まり、6歳の時にさらに悪化し、ステロイドを使われない皮膚科を受診しましたが、その後症状は繰り返すので相談に来られました。

症状は、子供特有の関節部位や手の甲の発赤、乾燥、湿潤、などが見られました。
体温は高く、身体が温まると痒みが増し、掻いてしまうと浸出液が出る状態でした。

胃腸のトラブルなく、その他の症状は見られなかったので、まずは滋陰清熱、益気固表、などの漢方薬を用いました。

また、湿潤が酷くなったときには、清熱利湿排毒の薬に変えて経過を見てきました。

その後1か月半経過し、発赤や痒み、湿潤も改善し、治まってきました。
元々乾燥肌体質のため、根本治療として滋陰清熱薬と少量の活血薬を中心に継続しています。

皮膚トラブルの改善には、症状の変化に合わせて細かく対応することが大切です。
また、新しい皮膚の再生のために、少量の活血薬を併用することも必要です。

Sさんも頑張って漢方薬を飲んでいたので早い改善がみられ、喜んでいただきました。

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白梅が満開

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カテゴリー: アトピー, 小児・子ども タグ: アトピー, 三物黄芩湯, 五行草, 六味丸, 冠元顆粒, 衛益顆粒

アトピー性皮膚炎の漢方薬

2023年10月24日 by 健伸堂

28歳のFさん、元々小児アトピーがあり、最近は乾燥、赤み、痒みが首周囲、背中、手掌に発症しました。

今までも春先の身体が温まる時期や乾燥時期に悪化傾向があり、その時はステロイドをお使いになっていました。

その他の症状としては、肩こりや頭痛、冷え症で、舌診ではやや紫舌で血流が良くない体質でした。

そこで血流を改善する漢方と、皮膚の乾燥を軽減して痒みを抑える漢方薬を併用しました。

2週間後、赤みは軽減し始め、2か月後には赤みも痒みも治まりました。

秋から冬にかけては更に乾燥が強くなると思われますので、しばらくは経過をみています。

アトピー性皮膚炎の改善ポイントは、皮膚の状態改善以外に、元々の体質的な原因を改善をすることが根本治療になります。
例えば、胃腸機能を高めることや血流を良くすることなどです。

Fさんの場合は、血流が良くない体質ですので、血流を良くする漢方薬を併用することによって早期に改善したと思われます。

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白いフジバカマ

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カテゴリー: アトピー タグ: アトピー, 乾燥肌, 冠元顆粒, 当帰飲子, 根本治療, 症状改善

腎機能低下の改善

2023年10月10日 by 健伸堂

60歳のTさん、腎機能をあらわすクレアチニンやeGFRの値と、尿酸値が悪化し始めたので相談にお越しになりました。

過去3年間の変化を見ても腎機能低下が進んでいました。

症状は、指の痺れがある、腰痛、脚の違和感などがあり、少し肥満タイプで舌診では血流が良くない状態が見られました。

漢方では、痰濁お血(身体に水分が滞留し血流を阻害している)状態と見られました。

そこで腎機能を助ける、活血剤や化痰剤、利水剤などをお使いいただきました。

その後時々血液検査を受けていただき、関連するデータの経過を見ていたのですが、数値が上がったり、下がったりするので不思議に思っていたところ、検査を受けられた医療機関が異なっていることに気づきました。原因はクレアチニン測定の試薬の違い、分析機器などによって誤差が出ていると思われました。

検査値の経過を見る場合、同じ医療機関で継続してデータの変化を見ていくことが大事です。

Tさんの場合は、同じ医療機関でのデータ変化をみると、クレアチニンなど関連データが下がってきていて安心しました。

栗の季節ですね

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: eGFR, クレアチニン, シベリア霊芝, 冠元顆粒, 尿酸値, 温胆湯

頸椎証の痺れが改善

2023年9月2日 by 健伸堂

60歳のKさん、今年4月から首が回りにくく、右腕が痺れ始め、指先は冷感が強いのでMRIで検査されたところ頚椎症の診断がおりました。

病院からは神経障害性疼痛治療剤が出されましたが眠気がでるので使いにくく、漢方相談にお越しいただきました。

他には血圧が少し高い、むくみやすく、肩こりもあり、冷えのぼせしやすい状態でした。

そこで、右側のトラブルで水湿があることや、冷えのぼせ、冷感などを考え、散寒去湿止痙薬と活血薬をお使いいただきました。

半月後、痺れは6割程度まで軽減し、薬を飲むと足がポカポカして気持ち良いとのこと。
そのまま継続いただき、2か月後には痺れはほとんどなくなりました。

この後は指先の冷感と痛みの軽減に活血薬を使うことで改善するものと思われます。

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秋の道端で:キバナコスモス

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み タグ: 冠元顆粒, 桂枝加朮附湯, 痺れ, 頚椎症

心不全の疑い

2023年8月10日 by 健伸堂

75歳のTさん、以前から大動脈弁狭窄症の診断を受けられていたのですが、倦怠感が強くなり検査を受けられたところBNP値が200を超えていて、医師から心不全の状態と言われ急に不安になり相談を受けました。

しかし、不整脈などその他のトラブルはなく一過性ではないかと思い、心配せずに様子を見るよう伝えました。

漢方薬は益気通陽・補気補陰の薬を使い、その後BNP値が140まで下がり、安定してきました。

倦怠感は心臓病の影響だけでなく他の原因がありそうです。

もちろん心不全の関連があるかもお知れないが、医師が心不全ですと告げると、患者さんは極度に悪い状態と捉えてしまいがちです。

他の疾患でも同様のことが言えますが、医師の言葉はとても重いもので、患者さんには安心を与える言葉にしてほしいものです。

当店でも、日頃の漢方相談の中でもお客様に安心感と喜びを感じてもらえるような場にするよう努めています。

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水の音が聞こえてきます

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カテゴリー: 狭心症・心臓のトラブル タグ: BNP, 冠元顆粒, 心不全, 炙甘草湯

アトピー性皮膚炎と食養生

2023年6月2日 by 健伸堂

40歳のNさん、子供のころからアトピー性皮膚炎で、冬は乾燥し、夏は湿潤状態を繰り返していました。

また仕事も忙しく、ストレスも多く、それも悪化要因になっていました。

当店には10年以上前からお越しいただき、症状に合わせて様々な漢方薬をお使いいただいていましたが、あるとき食生活の話をお伺いしたところ、1日2食の簡易な食事が続いていて、皮膚の栄養不足が大きな要因になっていると思われました。

そこでまずは食生活をしっかり立て直すことをお話しし、特にたんぱく質やビタミン、ミネラル成分を摂取するようにしていただきました。

食生活はなかなか変えることが難しいものですが、皮膚のトラブルを軽減するにはそれが最優先になることをお話ししました。

その後1日3食を目指し、朝は野菜ジュースなどの手軽なものではありましたが、少しづつ改善されるとともに、皮膚トラブルも軽減してきました。

漢方薬は基本薬を決め、肌に潤いを保持するための補陰薬と、血流を良くして皮膚の代謝を高める活血薬の2種類としました。少量で気長にお使いいただき、皮膚の状態は安定してきました。

季節の変わり目には少し悪化するため、短期間だけ他の薬を使うこともありますが、きれいなお肌が維持できています。

食養生の大切さを実感できた事例です。

皮膚トラブルもご相談ください。

投稿:古村 学

梅の季節

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カテゴリー: アトピー タグ: アトピー, 冠元顆粒, 桂枝茯苓丸, 瀉火補腎丸, 食養生
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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