耳鳴りの漢方

耳鳴りの音は様々ですが、漢方ではその音の質によっても判断の参考にします。

72歳の女性Tさん、3ヶ月前からボワーンという耳鳴りがしはじめ、耳鼻科で診てもらったのですが
歳のせいで薬はないと言われ、漢方相談に来られました。

詳しくお聞きすると、糖尿病があり服薬中、舌は黄膩苔で<脾胃湿熱>の状態でした。
また耳鳴りの音から推察するに<痰濁>が関連していると思われたので、清熱化痰の<温胆湯>をお使いいただきました。

1ヵ月後に来られ、薬をのみ始めて10日ほどで耳鳴りが改善し、気にならなくなったとのこと。
その後は遠くで小さい音が残っていて、昼は気にならないが、夜静かなときだけ気になると言われました。
そこで、同じ薬を再度続けていただくことにしました。

この方の場合は、脾胃の運化、降濁機能失調によるものと考えられ、糖尿病と根源は同じく、
食生活にあると思われます。

このような、ブーンとかボーという耳鳴りは漢方がよく効く症状です。ご相談ください。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

不眠症の漢方

若い方から高齢者まで、幅広い年代に見られる不眠症、その原因は千差万別で対応する漢方薬もたくさんあります。
漢方から見た不眠の原因がわかっても、改善には少し時間がかかるケースが多いように思います。

72歳の女性Kさんは、20年来の不眠症。

ストレスを感じやすく心配性で、夜間は3回トイレに行く、疲れやすく、冷え症です。
もちろん病院からも安定剤や導入剤を貰っておられるのですが、
不安感や中途覚醒が治らないので漢方薬を求めて来られました。

年齢や不安感などを考え、最初は養心安神の<天王補心丹>や<酸棗仁湯>などをお使いいただきましたが、
あまり改善しませんでした。

それでも続けていただいていたのですが、ある時から<桂枝加龍骨牡蛎湯>に変更したところ、
気分的にも、睡眠も良くなったと報告いただきました。

年齢や体質からは<天王補心丹>がファーストチョイスと思ったのですが、
<桂枝加龍骨牡蛎湯>を併用することで、早く改善が見られたようです。

これ以外にも様々な漢方がありますので、お問い合わせください。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

めまいが改善

またまためまいの症例です。

めまいは漢方が得意とする疾患で、比較的短時間で改善が見られるのですが、
お客様は再発が怖いのでしばらく漢方薬を続けられるケースが多いようです。

78歳のWさんはこの2月に回転性のめまいが起こり、その後3月にも再発、
座っていてもゆれて、首を動かすとクラクラして歩くのも恐々で来店されました。

病院では「頭位変換性めまい」の診断でお薬をもらったが良くならないとのことでした。
そこで回転性めまいの代表的処方<沢瀉湯>を1週間お使いいただきました。

1週間後来店されたときは、怖いような揺らぎはなくなり、時々フラッと感じる程度まで改善し、
寝返りしても問題なくなりました。Wさんの場合は早くから漢方薬をお使いいただいたこともあり、
スムースな改善が見られたようです。

このようなケースはよくあり、漢方の即効性を実感できることと思います。ご相談ください。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

不摂生による高血圧

40歳のNさんは会社の健康診断で血圧が高いことが分かり来店されました。

これまでは食事はほとんど何も気にせず食べられており、運動もほとんどされていなかったようです。

お酒もよく召し上がられるようで、タバコも日に2箱吸われていたみたいです。

多忙な仕事でストレスが溜まりイライラすることも多いようです。体格は大きく、BMIは約27でした。

血圧が上がる原因は様々ですが、生活習慣に起因することが大半です。

まずは生活習慣を見直して頂くことが大切です。

これに合わせて漢方薬を服用して頂くことでこれまでの不摂生によって出来上がった”血圧が上がりやすい体質”を改善していきます。

食事のカロリー制限やお酒やタバコを減らして頂きながら<冠元顆粒>や<降圧丸>を服用して頂いたところ、1ヶ月少しで血圧は150/100から130/80に下がり、体重も4kg減、ウエストも小さくなったようです。

お仕事が少し落ち着かれたこともあり、イライラすることも減ったようです。

引き続き生活習慣に気をつけて頂きながら漢方薬で体質の改善を計っていきます。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

めまいと嘔吐が改善

激しい嘔吐と口渇にともない、尿も出なくなる状態を<水逆>といい、
乳幼児に多く見られますが、女性によく見られる<めまい>の症状としても見られます。

65歳の女性Kさんは以前にもめまいの症状がありましたが、今回はめまいに激しい嘔吐を伴っていました。
病院で点滴を受けても治まらず、胃内は空っぽなのに嘔吐(からえずき)し、
口渇がするので水を飲むとすぐ嘔吐することの繰り返しでした。

そこで漢方薬Gを重湯に混ぜて1服すると、1日繰り返していた嘔吐がすぐに止み、
しばらくすると排尿がおこり、治まりました。驚くほどの効果でした。

この症例は漢方の古典にも多く見られますが、<五苓散>を煎じて飲ませたところすぐに吐してしまったので、
粉末を重湯に混ぜて飲ませると1服で治まるというものです。

元々<・・・散>という漢方はやはり散剤(粉末)で使い、<・・・丸>とう漢方は丸剤で服用するものなのです。
最近は何でもシート状の<エキス顆粒>になっていますが、効果を期待するなら本来の剤型のものを
使うべきものと思われます。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

肛門の痛み

不安症でお越しいただいた男性Tさん、長い間西洋薬を飲まれていたのですが、
お薬を減量したく漢方に変えようと相談に来られました。
経過や症状をお聞きし気分が安定するお薬をお使いいただきました。

またそれとは別に、飲酒後に肛門が痛くなり、温めると楽になる症状が続いているとのことでしたので
うっ血が原因かと思われ、活血薬の<血府逐瘀丸>を併用いただきました。

その後しばらくしてお越しいただいた時、<血府逐瘀丸>を服用中は肛門の痛みがすっかり取れたが、
少しのぼせて調子が良くないので止めると再び痛みが出てきたとのことでした。

血流が良くなって改善したのは明らかでしたが、この薬がタイプに合わなかったようですので、
お薬を<桂枝茯苓丸>に変更しました。

使用目的はひとつなのですが、漢方薬によっては予想外に合わないケースもありますので、
やはり店頭で詳しくお聞きして決めていくことが改善への近道なのです。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

動悸と肩こり

30歳のAさん(女性)。以前から来店されている方です。

営業のお仕事をされているのですが、常日頃から肩こりに悩まされています。
風邪もよく引かれ、その時はさらにひどくなるみたいです。

育児をされながらお仕事をされているため忙しく、ストレスも大分たまっておられるようです。
不整脈があり、息苦しさや不安、イライラ、動悸などが時々起こるとお困りでした。

疲れがあり気血のめぐりも悪いようでしたので、気虚と陰虚を改善する<麦味参>や、疎肝剤の<加味逍遥散>を服用して頂きながら
動悸がひどい時に感應丸気を服用して頂くように致しました。

しばらくこのような感じで服用を続けて頂いたところ、
症状がだいぶ軽くなり、頓服的に服用してきた感應丸気を飲む回数も減ってきたようです。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

過敏性腸症候群から卒業

以前にもブログで紹介しましたが、
https://www.kanpou.info/blog/ichizen/images/2010/07/post-929.html

過敏性腸症候群による下痢でお困りのTさんはその後すっかり改善したのに、
やっぱり再発が不安だからといって1年半の間、漢方薬を続けてこられました。

そして今は便はしっかりバナナ状の快便で、下痢することは1ヶ月に1回あるかないかの状態となりました。
それまでは1日中お腹のことばかりが気になって、他のことが考えられなかったのが、
今は「毎日が楽しくなりました」と喜んでもらいました。

それに代わって、少し血糖値が高く、眼底出血傾向があるので気になりはじめた様子。
来月からはお薬を変えていくことになりそうです。
それにしても根気よく続けられたことには脱帽の症例となりました。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

右脇腹の痛み

77歳のKさんは半年前から右脇腹痛でお困りでした。

鈍痛で痛みの場所は時に移動し、何か塊があるような感じだそうです。
胆嚢は摘出されており、胆石はないとのことでした。便通も快便です。
これまでは医師より処方された整腸剤を服用されていたようですが効果なく、当店にご来店されました。

この痛みは、漢方特有の考え方で”気滞”という気の巡りが悪くなった時に起こるものだと判断し、
<血腑逐瘀湯>を服用して頂いたところ2週間で痛みの頻度が減ってきたようです。
その後も服用を続けておられますが、日に日に痛みが楽になってきているようです。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆

ニキビの漢方

春になり陽気が高まってくるとニキビも赤みを増してきます。

32歳の女性Kさんは口周囲や額ににきびがあり、化膿気味でした。
詳しく聞いてみると、胃もたれがし、胃ポリープもあり、空腹時に胃痛も起きるとのことで、
舌は黄苔でした。
そこで「ニキビの原因はすべて胃にあり」とみて、いわゆるニキビに使われるような漢方薬でなく
、胃の状態を改善する<半夏瀉心湯>をお使いいただきました。

1ヵ月後来られて、「漢方薬を飲んでいるときは調子良かったが、無くなるとまた再発した」とのことで、
継続してもらいました。

ニキビに限らず漢方薬は病名で捉えるのでなく、その方の体質や症状の出方によって
漢方薬を選択するのが通常なのです。
「病名漢方」といい、病名で漢方薬を選ぶことだけはされませんように。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆