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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

甘麦大棗湯

感覚過敏と漢方

2024年7月25日 by 健伸堂

感覚過敏には聴覚、視覚、嗅覚などが過敏になるタイプがあります。
いずれも、ストレスを受けやすく、不安や緊張、気鬱などの強い方によく見られます。

一方、HSP(Highly Sensitive Person)は心理学における「生まれつき非常に繊細な人」を言います。

26歳のMさん、仕事のストレスが引き金となって、様々な症状が出始めました。
・強い倦怠感で動けない
・聴覚過敏で音楽も聞けない
・頭痛が頻繁にする
・不眠が続く
・不安感が強い
・イライラ感がある
・咽がつまり、息苦しい
・吐き気が毎日
など、多岐にわたる症状でした。

舌診では、淡舌・舌尖紅で、気血が不足・気分の高揚が見られました。

そこでまずは気分を落ち着かせるために甘麦大棗湯を、吐き気を軽減し食事がとれるように半夏厚朴湯を使いました。

その後、不安感の軽減に帰脾湯、睡眠の改善に酸棗仁湯など、ひとつづつ改善を目指しました。

過敏症に対しては、重鎮安神剤を継続していただきました。

あわせて、散歩などで身体を動かし、自然と触れ合うなどに努めていただきました。

4か月経過した頃から過敏症状は軽減し始めるとともに、不安感など様々な症状が改善してきました。
また胃腸の働きも良くなったのか、体重も増えて来ました。

まさに「心身一如」で、心の元気に合わせて身体も元気になり、良い循環が生まれてきた成果と思われました。

結果から考えると、様々な症状改善に合わせて重鎮安神剤を継続したことで安定したものと思われます。

過敏症のことならご相談ください。

鮮やかなタチアオイの花

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健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
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漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
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カテゴリー: 嘔吐, 疲労感・倦怠感, 睡眠障害, 胃痛・胸やけ・膨満感, 自律神経失調症, 頭痛・偏頭痛, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: HSP, ストレス, 不安感, 半夏厚朴湯, 帰脾湯, 感覚過敏, 桂枝加竜骨牡蠣湯, 甘麦大棗湯, 頭痛

耳閉感の漢方

2024年2月29日 by 健伸堂

耳閉感は若い女性によく見られる症状です。

耳管開放症や耳管狭窄症などによるもので、その原因は鼻の疾患に伴う場合と、周辺の筋肉のこわばりや、自律神経の影響などがあります。

35歳の女性Sさん、昨年より耳閉感があり、耳が痛くなり、めまいも発症しました。
その後気分的にも不調になって相談にお越しになりました。

体質は、手足が冷えて顔がのぼせる、おなかは膨満感が強い、咽がつまり息苦しい、緊張感がありリラックスできない、気分はザワザワする、天候が悪いと耳がつまるなどの状態でした。

舌診では、淡舌(血虚)で胖大(気虚)でした。

そこでまずは身体を温め、元気にする補気血薬と、気分をリラックスさせる養心安神薬をお使いいただきました。

2週間後、冷えは改善し、耳閉感は消え、息苦しさもなくなり、身体はずいぶん楽になってきました。

今後は胃腸機能を高めて血液不足を改善し、気分を安定させるなどを考えています。

結果からみて、この方は血液不足のため肝血も不足し、気分も不安定になったかと思われます。

耳閉感が女性に多いのは、月経などによって血液不足になり、自律神経に及ぶためかと思われます。

ご相談はお気軽にどうぞ

菜の花が満開

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パニック症状と更年期症状

2023年10月27日 by 健伸堂

54歳のTさん、この夏にめまい、腕の痺れ、身体のこわばりなどに合わせてパニック症状が起きました。

詳しくお聞きすると、不安感や緊張感が強い、リラックスできない、睡眠が良くない、のぼせ、イライラがある、耳閉感があるなど、様々な症状がありました。

以前にも抗うつ薬をお使いになったことがあり、現在は更年期の影響もあって様々な症状が出ていると思われました。

舌診では、微紅舌で舌尖は紅く無苔、心火によって気が上に上がっているとみられました。

そこで気分を落ち着かせる養心安神薬と肝気を抑える平肝熄風薬をお使いいただきました。

1ヵ月後、気分は落ち着き、倦怠感も改善してきました。
睡眠は平肝剤では改善されなかったので、重鎮安神薬を眠前に使っていただいたところ良くなりました。

10月になり、朝夕が寒くなると身体が冷えて再び不調が出てきたので、今度は身体を温める補血薬を併用しました。

更年期の方の不定愁訴は、気温や睡眠、季節変化などに大きく影響を受けますので、細かな対応が欠かせません。

少しでも良くなれば、それが安心感に繋がりますので、ちょっとずつの積み重ねが大事になります。

ご相談はこちらからどうぞ

白いフジバカマ

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パニック障害

2023年2月14日 by 健伸堂

パニック障害は、ある条件において、突然に動悸やめまい、発汗、息苦しさ、過呼吸などの発作を起こす疾患で、比較的若い女性に多く見られます。
女性の方に多いのは、ホルモンの影響や、ストレスの受けやすさなどが関連していると言われます。

女性のSさんは、8年前に突発性難聴の相談でお越しになりました。

元々ストレスを受けやすい、緊張しやすいタイプで、パニックの症状もあるようでした。

症状は、頭痛、めまい、吐き気、動悸、耳閉感など様々でしたが、その時の症状に応じて漢方薬をお使いいただき、西洋薬も併用しながら大きなパニック発作もなく過ごされています。

車を運転されていて、時には高速道路の長いトンネルも通れるようになり、少しづつ自信が付いていると思われます。

また、いつも頓服として使える漢方薬を携帯されていて、いざという時の<安心感>もあり、心の支えになっているのではと思われます。

同じく女性のKさん、13年前に不安障害でお越しになりました。

以前から心療内科にかかっておられ、西洋薬もお使いになっていました。
症状は、複数人数での行動や、遠方に行くのが不安で、緊張状態が続くと息苦しくなる、頭痛や腹痛がするなどでした。

そこで補血剤や養心安神剤、重鎮安神剤などを日常的に使い、遠くに出かけるときは頓服として抗ストレス作用の健康食品を併用していただきました。

その後状況に応じて漢方薬は変わりましたが、時間とともに安定して、出かけることも多くなりました。
もちろん、頓服として使える漢方薬を携帯されています。

いずれの方も、大きな発作は全くなくなり、日常生活のQOLは向上して元気に過ごされています。

お気軽にご相談ください。

投稿者:古村学

メジロが飛来してます

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化学物質過敏症

2022年6月11日 by 健伸堂

化学物質過敏症は、洗剤、柔軟剤、香水、消毒剤、など、日常的に使用しているものに触れるだけで様々な反応をする症状です。
新築住宅では、シックハウス症候群として以前から知られています。

Sさんは、前述の日常的に使うものに過敏になり、吐き気や痛み、疲労感を生じるようになりました。

また、それ以前に長い間、パニック症状がみられ、病院からは抗不安薬などを処方されていました。

その他、げっぷやガス、逆流性食道炎の症状もあり、漢方相談をお受けしました。

パニック症状は、ザワザワ感やイライラ感があり、特に人混みや買い物中などで悪化、おなかはゴロゴロしたり、ガスが多く、痛みもありました。

舌診では、
歪斜:肝風内動、すなわち自律神経の過度の興奮状態が起きやすい
淡舌:血液不足状態

でした。

そこで漢方薬は、養心安神作用の<甘麦大棗湯>や、疎肝作用の<小柴胡湯>をお使いいただきました。
20日間服用後、ザワザワ感の頻度が減少し、抗不安薬を飲む回数が減りました。

長い期間の症状ですので改善には時間がかかると思いますが、長年飲んでいた抗不安薬が短期間で減らせたのはご本にも驚きでした。

化学物質過敏症の原因は不明ですが、漢方ではストレスなどが引き金となって、免疫異常を起こし発症すると考えます。

パニック症状と過敏症は、関連していると考えられますので、ひとつが良くなれば両方とも改善するのではと思います。

Sさんから素敵なお手紙をいただきましたので許可を得て掲載いたします。
ありがとうございます。

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低音感音難聴と漢方

2021年7月3日 by 健伸堂

低音障害型感音難聴は蝸牛型メニエールとも呼ばれ、蝸牛にリンパ液がふえることで起きると考えられ、めまいは伴いません。一方、メニエール病は前庭でもリンパ液がふえて、めまいをおこします。

45歳の女性Yさんは蝸牛型メニエールと診断され、低音障害型感音難聴のために音が響き、聞こえにくく、耳がつまって辛い状態でした。

元々ストレスを受けやすく、不安感や緊張感も強い方でした。
その他、肩こりが酷く、睡眠も不調、首を動かすとめまいがしました。

そこで漢方薬は、ストレスを緩和し、気分をリラックスさせる、滞留する水分を代謝することを考え、養心安神の<甘麦大棗湯>や、痰湿をとる漢方薬、帰脾湯などをお使いいただきました。

その後、仕事中の音が辛いためにされていた耳栓は不要になり、音の響きも低減し、それとともに気分的にも楽になってきたようです。

低音障害型感音難聴は若い方に多く、その原因の多くはストレスや過労による自律神経のトラブルですので、まずは根底にある体質の改善、多くは<水滞>などの改善と、ストレスの緩和の漢方薬を併用することになります。

この症状は繰り返しますので、一度適した漢方処方が決まると、その後は同じ薬で対応すると早期に改善します。

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自家製の梅

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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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