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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

冷え

夏の冷え症

2026年6月20日 by 健伸堂

冷え症というと冬の症状のように思いがちですが、実は夏の方がエアコンによる冷えが問題になります。

特に会社で働く方の多くは1日の半分弱をエアコンの中で過ごすため、冬以上に身体が冷え切っています。

長く会社勤務されている44歳のMさん、今年は新人が入社されたため配置が変わり、エアコンの吹き出し口が近くなりました。 
最初はあまり気にならなかったのですが、6月に入り気温の上昇とともにエアコンの温度設定も変わり、寒い風が当たるようになりました。

もちろん長袖服に膝掛けなどの対策はされたものの、身体が冷えて寒気がするほどになり、相談にお越しになりました。

Mさんは痩せ型、色白、疲れやすいタイプで、漢方では気血両虚と捉え、補血温補の婦宝当帰膠や活血薬の冠元顆粒をお使いいただきました。

朝の出かける前と帰宅時に使うだけでも寒気は治まり、身体の疲れも軽減しました。

そこで昼も飲めるようにと、小ボトルに入れ手持ちされることになり、冷えはすっかり改善しました。

冷えは万病の元とも言われ、早期に対応することで快適な夏を過ごすことができます。

ご相談はこちらからどうぞ

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カテゴリー: 冷え, 夏バテ, 疲労感・倦怠感, 貧血 タグ: 倦怠感, 冷え症, 夏バテ, 婦宝当帰膠

クーラー病には漢方が適します

2024年8月30日 by 健伸堂

クーラーの使用によって起きる冷えや身体の不調は、真夏だけでなく、気温が少し下がってくる8月から9月に増えてきます。

クーラーを使う習慣がそのまま継続してしまうことや、朝夕の冷えが加わることでより不調が出やすくなります。

60歳のHさん、7月後半から身体の冷えが強くなり、後頭部の頭痛が出始め、ときどきフワフワめまいがするので相談にお越しになりました。

詳しくお聞きすると、職場のクーラーが強く寒い、冷えると頭痛が出てくるとのこと。
おなかも冷えるためか、軟便の時が増えた、夕方になると脚がむくみ、めまいが出る時があるとのことでした。

舌診では、淡舌・白苔で、少し血液不足傾向が見られました。

そこで早速に補血・活血・利水薬をお使いいただいたところ、冷えやむくみが軽減し、短期間で改善しました。

冷えに対する漢方薬はたくさんありますが、めまいを伴う時は水分の代謝を高める利水薬が含まれていることが必要です。

これから増えるクーラー病、ご相談ください。

夏も終盤の琵琶湖

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カテゴリー: めまい, 冷え, 夏バテ タグ: めまい, クーラー病, 冷え症, 当帰芍薬散, 頭痛

梅雨時期の不調には漢方薬

2024年7月11日 by 健伸堂

この時期は梅雨特有の症状の方が多く見られます。

48歳のKさん、梅雨に入ってから、身体が重い、下痢が時々、頭痛がする、エアコンで冷える、寝付けない、などの症状が出てきました。

Kさんは以前から更年期様の不定愁訴があり、加味逍遥散をベースにして様々な漢方薬をお使いでしたが、今回は体調も変わってきたので再考しました。

身体の重さは湿度が高くなっているためで、芳香化湿薬で身体の湿を取り除き、頭痛には利水薬を、不眠には自律神経を安定させる養心安神薬をお使いいただきました。

いずれもほぼ即効性で、身体は楽になったので、梅雨明けまではこのまま継続することになりました。

漢方薬は個々の体質により使うものが異なりますが、梅雨時期に生じる症状には基本的に<痰湿>を軽減するものを使います。

このような、病気ではないが体調が良くないという時には、漢方薬がよく合います。

お気軽にご相談ください。

高貴な感じのムラサキクンシラン 

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カテゴリー: 不定愁訴, 便秘・下痢・軟便, 冷え, 自律神経失調症, 頭痛・偏頭痛 タグ: 五苓散, 梅雨時期, 藿香生気散, 身体が重い, 酸棗仁湯, 頭痛

耳閉感の漢方

2024年2月29日 by 健伸堂

耳閉感は若い女性によく見られる症状です。

耳管開放症や耳管狭窄症などによるもので、その原因は鼻の疾患に伴う場合と、周辺の筋肉のこわばりや、自律神経の影響などがあります。

35歳の女性Sさん、昨年より耳閉感があり、耳が痛くなり、めまいも発症しました。
その後気分的にも不調になって相談にお越しになりました。

体質は、手足が冷えて顔がのぼせる、おなかは膨満感が強い、咽がつまり息苦しい、緊張感がありリラックスできない、気分はザワザワする、天候が悪いと耳がつまるなどの状態でした。

舌診では、淡舌(血虚)で胖大(気虚)でした。

そこでまずは身体を温め、元気にする補気血薬と、気分をリラックスさせる養心安神薬をお使いいただきました。

2週間後、冷えは改善し、耳閉感は消え、息苦しさもなくなり、身体はずいぶん楽になってきました。

今後は胃腸機能を高めて血液不足を改善し、気分を安定させるなどを考えています。

結果からみて、この方は血液不足のため肝血も不足し、気分も不安定になったかと思われます。

耳閉感が女性に多いのは、月経などによって血液不足になり、自律神経に及ぶためかと思われます。

ご相談はお気軽にどうぞ

菜の花が満開

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カテゴリー: 冷え, 喉の痛み・つまり, 耳鳴り・難聴, 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: 婦宝当帰膠, 甘麦大棗湯, 耳管狭窄, 耳管開放, 耳閉感

手足の冷えと漢方

2024年1月27日 by 健伸堂

寒さ厳しくなり、冷えの相談も増えています。

70歳の女性Yさん、冬になると手足が冷え、特に手先が真っ白になる、温かい部屋に入ると手は真っ赤になるとのこででした。時には手が冷えて痺れることもありました。

体質は色白で少し血液不足、時々軟便気味、冬になると膀胱炎が起きることもあるとのことで、温経散寒の漢方薬を用いました。

2週間後、冷えが少し改善し、1か月後には手が白くなることは無くなりました。

冷えの原因は多岐にわたり、血虚、血於、血寒、腎陽虚、などで、それぞれに対応する漢方薬もたくさんありますが、体質に合えば早く改善します。漢方薬を上手にご活用ください。

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足指の痛みに漢方薬

2023年11月27日 by 健伸堂

職業病とは仕事が原因で起こる病気や障害のことで、とてもたくさんの疾患がありますが、労基法に指定されていない一般的なものもあります。

日本舞踊の先生、日常的に稽古をされているため、足指に力をかけて舞を支えられているようです。
そのため足の人差し指が腫れて痛みが出てきました。身体は冷えるタイプで、足も冷えているようでした。

そこで漢方薬は、温めながら滞留する湿をとり、痛みを軽減する薬<桂枝加朮附湯>をお使いいただきました。
1週間後、炎症による赤みや腫れが軽減し、その後1か月ほどで痛みも少し治まってきました。

仕事が忙しく、そのために足の部位に負担がかかったために炎症がおきていますので、仕事が少し落ち着けばさらに良くなることと思います。

このような事例は、鍼灸師の腕の使い痛み、頸肩腕症候群など他にも多種あります。

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毘沙門堂の紅葉

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高齢者の手足の冷え

2023年8月22日 by 健伸堂

冷え症の漢方薬はたくさんあり、その方の体質によって選択します。

一般的に、血液不足タイプには補血薬を使い、血流不良タイプには活血薬を使います。
高齢者の場合は、腎虚と考えて補腎薬を用いることが多いです。

81歳のKさん、末端冷え症でご相談を受けました。
以前に圧迫骨折や脳梗塞を起こしたことがあり、身体は冷え症、特に手足が冷える、舌診では淡舌で気血不足タイプでした。

舌診から考え、当帰四逆加呉茱萸生姜湯や当帰芍薬散をお使いいただきましたが変化なし。次に補腎陽を考え、真武湯などを使っても変化なし。

そこで、脳梗塞を起こされたことを参考に、水蛭含有健康食品をお使いいただいたところ、良い感じがしたとのこと。

血流を良くする漢方薬もたくさんありますが、梗塞を起こされた方には水蛭食品が合ったようです。

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夏でも高齢者は冷える

2023年8月19日 by 健伸堂

夏はクーラーによる冷えのご相談がありますが、高齢の方はクーラーに関係なく冷えが強いことがあります。

78歳のKさん、8月の猛暑の時期におなかや下半身が冷え、そのため冷えのぼせで顔が熱くなり、めまいや吐き気が出るようになりました。
夜間も4回ほどトイレに行き、睡眠が妨げられていました。

経過をお聞きすると、引っ越しの準備で荷造りや遠方への行き来が多く、かなり疲れているようでした。

そこで、めまいや冷えの原因は、漢方でいう腎虚により代謝が低下して、水分が滞留したためと捉え、温陽利水薬と去湿散寒薬をお使いいただきました。

その後、冷えは軽減され、身体も楽になったとのことでした。

高齢者に見られる特徴的な症状です。

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夏の海

カテゴリー: めまい, 冷え タグ: 代謝低下, 冷え症, 真武湯, 苓姜朮甘湯

赤ら顔の漢方

2019年12月27日 by 健伸堂

25歳のYさん、今年に転職されてから赤ら顔が気になり始めました。
病院ではステロイドが使われていましたが、日中の赤ら顔が引かないので相談をお受けしました。

詳しお聞きすると、生理前に赤くなりやすい、頬が広範囲に赤み、下半身が冷えやすい、などでした。
舌診では、微紅舌=熱が上に上っている、 黄膩苔=胃の負担が大きい という状況でした。

そこで、ストレスやホルモンによるのぼせを改善する漢方薬KSを用い、冷えのぼせを改善する桂枝茯苓丸を併用いただきました。

その後1か月後には赤みはほとんど消えて調子がよくなりました。

結果から見て、冷えのぼせと、ストレスによる気の上昇が原因で、これらに対応する漢方薬で短期間で改善したようです。

女性にはよく見られるケースですね。

2019年ロームイルミネーション

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眠くなる漢方薬 2

2013年5月29日 by 健伸堂
不眠の漢方薬の話ではありませんが。
もう一人の方は女性Yさん、貧血で冷え症、低血圧、顔も白く、手は青白く、血流がよくないタイプです。
まずは冷え症の改善にと補血薬の<婦宝当帰膠>をお使いいただいたところ、「薬を飲むと眠くなる」とのことでした。
更に詳しくお聞きすると、昼食後はガマンが出来ないほど眠くなるようです。
原因は胃腸の機能が弱く、食べた後は血液が胃に集中するので、一過性の脳貧血状態? かと思われました。
胃の働きをよくする漢方薬を少し併用していただき、改善しました。
食後眠くなるのは一般的によく見られますが、それが当たり前と思われているケースがほとんどですね。
思い当たる方は、胃腸機能を見直してみてください。
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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