10年来の不眠

40歳のHさんは、10年前ぐらいから寝付きが悪く、夢をよく見、途中で目が覚めたら再び眠るのが難しい状況でした。
Hさんはイライラしがちな性格で、睡眠前は熱っぽく、体を冷やしてから眠ることも多いようです。また、夜中に二度ほどお手洗いに行かれるようで、そのことも眠りを妨げているようでした。

体の上半身は熱を持ち、下半身は冷えるという「上熱下寒」、「心腎不交」の状態であると捉え、<天王補心丹>、疎肝剤の<加味逍遥散>、心血を養う<心脾顆粒>などの漢方薬を状況に合わせて使用して頂きました。

二ヶ月ほどの服用で、精神的に落ち着き、寝付きもよくなり、夢をみる回数も減ってきました。
中医学には「心腎相交」という言葉があり、心腎の陰陽バランスを整え、心血を養うことが快適な睡眠の条件となっています。

投稿者:上田泰寛

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肩こりの漢方

10年来お越しいただいている女性Nさんは、今まで冷え症やめまい、頻尿、膀胱炎など、その時々の様々な症状を漢方で乗り越えてこられたのですが、最近は肩こりが気になるとのこと。

そこでたくさんの方にお使いいただいている活血剤<冠元顆粒>を使ってもらうことにしました。

2週間後お越しいただき、『この薬はとても効いて、肩こりがすっかり気にならなくなった』と報告いただきました。
肩こりの原因には、血流や、気の巡り不暢、緊張、のぼせなど様々ですが、<冠元顆粒>が適応するケースは多く見られます。

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更年期のめまい

めまいも漢方がよく効果をあらわす疾患です。対応する漢方薬もたくさんあり、その選択は重要です。

61歳のSさんは以前から、季節の変わり目や疲れたときにフワフワとしためまいを起こしていたのですが、今回は回転性めまいが起きたので相談にこられました。

少し水分過多の傾向があり、身体も疲れやすく、足が冷え、のぼせがあり、血流もよくない体質でした。
またストレスを受けやすいタイプでもありました。
病院では血管や脳ドッグの検査を受けられたのですが、異常無しでした。

そこで漢方薬は活血薬の<冠元顆粒>と疎肝薬の<加味逍遥散>を併用いただきました。

それから1ヵ月後、めまいはなくなり、他の体調も良かったのでそのまま続けられています。

Sさんの場合は<痰濁>もあったのですが、のぼせや年齢のことを考えて<加味逍遥散>にしたのが良かったようです。

元気になれば旅行にも行きたいと思うようになったと喜んでいただいています。

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蓄膿症と中耳炎

子供の疾患で多く見られるのが、鼻炎、中耳炎、蓄膿、風邪など<耳鼻咽喉>に関係するものです。これらは体質や食生活習慣から来るもので、子供の間に何度も繰り返すケースがあります。
漢方ではこの体質を改善することで、発症しないよう出来るのです。

11歳のYさんは風邪を引きやすく、その度に鼻炎や蓄膿を繰り返していました。学校での健診では蓄膿があるから専門医に相談するように言われたのですが、漢方を使ってみようと相談に来られました。
そして経過や体質をお伺いし、<荊芥連翹湯>を使ってみることにしました。

その後再び健診があったのですが、その時は蓄膿を指摘されず、本人も症状が無くなっていたので、しばらく漢方薬を継続していただくこととしました。

子供に多い鼻や耳など、<穴の病気>は体質改善薬が最も適していますので、ご相談ください。

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夜尿症の漢方

夜尿症の漢方薬はいくつもあり、タイプがぴったり合うと早い時期に改善します。

昨年後半に相談に来られた8歳のH君は、暑がりで、汗かき、水をよく飲みトイレ回数も多いタイプで、清熱瀉火の薬<白虎加人参湯>を使ってもらいました。

その後すぐに夜尿の回数が減り、2ヶ月ほどで漢方薬を止められました。
そして今月、再び相談に来られ、学校の合宿が終わった途端に夜尿が始まったとの事でした。
多分、安心して水分の摂取が多くなり、以前のようになったのではと思われます。
そこで再度<白虎加人参湯>をお使いいただき、様子を見ることにしました。

この漢方薬は熱感をさまし、口渇を軽減することで水分摂取を抑える働きがありますので、多汗や夜尿の方によく使います。
他にも種類があり、的確な選択が重要です。

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長年の不眠症

72歳の女性Kさんは20年来の不眠症で、9時過ぎに寝付くのですが夜中に2~3回起きて必ずトイレに行きたくなり、朝方4時に目覚めて、充分寝た感じがしないので、相談に来られました。

元々心配性で、不安感があり、夢をよくみる、疲れやすく、冷え症などがありました。
そこでまずは<心腎>の問題と考え、養心安神作用の<天王補心丹>をお使いいただきました。

その後、夜間のトイレ回数は減ったのですが、不安感は無くならないので、さらに<桂枝加龍骨牡蛎湯>を併用いただきました。

結果、不安感も取れて来て、少しずつ睡眠も良くなってきたと報告をいただきました。

桂枝加龍骨牡蛎湯は養心安神作用があり、睡眠だけでなく不安感などにも使える漢方薬で、特に虚証の方や高齢の方にはお勧めです。

Kさんも継続されるとさらに改善するものと思われます。

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水毒によるめまい

めまいのご相談もたくさんあります。

23歳のHさんは、3月中旬からフワフワとしはじめ、歩くと斜めに行ったり、時々吐き気がしたり、光がまぶしく感じるとか、唾が多いなど、漢方で言う<痰濁上憂>の状態でした。
舌をみると典型的な白苔で、水分摂取過多が明らかでした。

そこで漢方薬は化痰作用の<半夏白朮天麻湯>などをお使いいただきました。

2週間経過し、めまいは少なくなって吐き気もしなくなり、さらに2週間後にはめまいもなくなりました。

その後も服用されていたのですが、あるとき大きなペットボトルで水を飲んだ日は再びめまいがしたとのことでした。水分制限が必要なのですが、摂取が習慣になっている方は、なかなか減量できないようです。

1日2リットルという言葉がテレビで聞かれはじめてから、水分過多になるケースが多いように思われます。
体質に合わせた水分の摂取が必要ですね。

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脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、主に頭皮や顔などの皮脂腺が発達している部分で、脂質に真菌が繁殖し炎症を起こすと言われます。

26歳の男性Sさんは鼻の横に赤い湿疹ができ、皮膚科で脂漏性湿疹と診断されました。そこで漢方薬がよく効くと聞いて相談に来られました。

Sさんは化膿しやすい体質で、子供の頃は蓄膿も患ったとのことで、体質も考え合わせ<荊芥連翹湯>をお使いいただきました。

2ヶ月間継続されてほとんど改善したのですが、心配なので体質改善も兼ねてさらに継続されています。

脂漏性皮膚炎の原因は、甘いものや脂質の摂りすぎなどの食生活、ストレスが多く交感神経が盛んな方、乾燥肌の方、などによく見られますが、体質に合った漢方薬でよく改善します。

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漢方の薬用酒

そろそろ梅干の季節となりますが、この時期になると薬用酒を作る方も増えるようです。

今日の方は<黄精>や<大棗=なつめ>などを求めて来られましたが、
他にも<枸杞>や<地黄><鹿茸>、また<イカリ草>や<女貞子>などもよく使われます。

秋には<薬用人参>を掘る季節、生人参を漬けるときれいな黄色の薬用酒となります。

でも、それぞれの目的と飲む方の体質に合わせて使うことが大切です。

万人向けの薬用酒より、自分に合ったオリジナル酒を使いたいですね。

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高齢者と漢方薬

漢方薬は赤ちゃんからお年寄りまで、どなたにも使っていただいていますが、高齢者の場合は症状の変化が少なく、同じ薬で続けられるケースも多いようです。

現在83歳のKさん、今から9年前にお越しいただきました。
最初は動悸、めまい、耳鳴り、狭心症などで、牛黄製剤や、活血薬の<冠元顆粒>などをお使いいただきました。
その後冷えを感じるようになったので<真武湯>に変えたところ、身体がしっかりとして、めまいもほとんどなくなり、体調もすっかり良くなりました。

そして9年間、時々間が開いたこともありましたが、継続して服用され、元気に過ごされています。
合う薬が見つかると、ずっと続けられても問題なく、ますます元気に過ごせるのが<漢方薬>の特徴です。

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