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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

主婦湿疹

2009年8月20日 by 健伸堂

主婦湿疹は手掌湿疹とか手湿疹とも言われます。

主に水仕事を繰り返して行うことで起こるもので、皮膚の表面のある脂分が奪われて保護膜がなくなったため皮膚が侵され、水泡が出来たり、それがつぶれて皮膚が乾燥するなどの症状があります。

主婦だけでなく、美容師さんなどにもよく見られます。

50歳の女性Iさんは、1年ほど前から手に小さい水疱ができ、それがつぶれると乾燥して皮膚が剥がれ、ひび割れするという繰り返しでした。既に<S軟膏>をお使いでしたが、完全には治らないので相談に来られました。

症状はよくあるケースで、清熱瀉火の薬や利水薬をお使いいただきました。その後20日後に来られ、新しい水泡は出なくなり、皮膚が綺麗になってきたとのこと。但し、肌の艶は無いままでしたので、水泡が完全になくなり、荒れが治まればお薬を変えて、お肌に潤いを持たせる漢方薬に切り替えることにしています。

美容師さんなどで、仕事の環境が変えられない、直接に水や薬品を触ることが避けられない場合は、改善が望めませんが、主婦の場合はちょっと気をつけるだけでも、短期間に改善します。

カテゴリー: 湿疹 タグ: 主婦湿疹

難聴とめまい

2009年8月19日 by 健伸堂

突発性難聴とめまいは同時に起こるケースがよく見られますが、難聴を発症した後にめまいが起こるケースもあるようです。

55歳の男性Yさんは5年前に突発性難聴になり、しばらくして一度は良くなったのですが、4年前に強いめまいを発症しました。西洋薬は服用しておられたのですが、その後改善されないので相談に来られました。

ふらつきが強く、時に回転性もあり、考え事をして不安感が出ると悪化するようでした。また耳閉感やワーンという耳鳴りもありました。

そこで漢方薬は<沢瀉湯>や<柴胡加竜骨牡蠣湯>をお使いいただきましたが改善せず、今度は<半夏白朮天麻湯>をお使いいただいたところ、めまいが軽減し、楽になってきたとのこと。

まだまだ時間がかかりそうですが、4年間苦しまれたことだけに、明るい兆しが見えて良かった事例です。

カテゴリー: 耳鳴り・難聴 タグ: 難聴めまい

悲しくなる?

2009年8月15日 by 健伸堂

特に辛いことがあって悲しいのでなく、パニック障害などに伴って生じる悲しさがあります。

34歳の女性Yさんは、以前から仕事のストレスが原因でパニック障害となり、心療内科で薬をもらっておられました。しかし、わけもなく悲しくなることが改善されず相談に来られました。

冷え症で、疲れやすく、寝つきが悪く、クマが出来やすいなどがあり、漢方薬は養心安神の<甘麦大棗湯>や心血を補う<帰脾湯>をお使いいただきました。

しばらく続けられた後気分も良くなり、西洋薬も減量できたとのこと。その後も様々な症状がありましたが、お薬を変えながらも順調に過ごされています。

カテゴリー: 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: パニック障害, 悲しくなる

夏に出る湿疹

2009年8月12日 by 健伸堂

暑くなってくると湿疹が出る方があります。特に脚や脇、関節部位に多く、汗で悪化するケースが見られます。

82歳の女性Hさんも、毎年この時期に発症し、赤みはないのに痒みがあるとのことでした。そこで去風湿熱作用の<消風散>をお使いいただきましたところ、少しずつ改善してきました。

人により原因は異なり、薬も異なりますが、Hさんの場合は、汗の成分が肌を傷めているためと思われます。

カテゴリー: 湿疹 タグ: 湿疹

昼に眠くなる

2009年8月10日 by 健伸堂

特に睡眠不足というわけでも無いのに、昼に眠くなる方はよくあります。

その原因は様々ですが、よく見られるケースは、胃腸が弱い方や慢性的な精神の疲れによるものです。

25歳の会社員Hさんは、疲れやすく、日中に眠い、会社に行くと吐き気がする、咽がつまるなどの症状があり、相談に来られました。お聞きすると、ストレスが多く、緊張しやすく、そのため神経を消耗している、<気虚>の状態と思われました。そこで疎肝解欝止痛を目的として<柴朴湯>や、補気のための<補中益気湯>をお使いいただきました。

1週間後、眠気も吐き気も改善しましたが、ストレスは続くのでその後も継続してもらっています。

病院で検査をしても特に異常がない場合は、漢方がよく効きます。

カテゴリー: 睡眠障害 タグ: 眠気

白髪の悩み

2009年8月7日 by 健伸堂

女性にとって、抜け毛、薄毛、白髪は大きな悩みのようです。特に若い方は気分的にもショックを感じられるようです。

34歳のAさん、元々貧血傾向があったのですが、結婚してから特に白髪が気になりだし、増えてきたと相談に来られました。

漢方で髪は<血余>といい、血液の余りが髪を育てる、つまり血液が充分に毛根に補われると髪は育つと考えますので、Aさんには補血を目的に<婦宝当帰膠>と<首烏片>をお使いいただきました。2ヵ月余り使われた後、白髪は減ってきて良かったと報告をいただきました。まだ抜け毛は治まりませんが、時間とともに改善してきそうです。

これ以外にも、ストレスが多い方の場合や、血流の悪い方の場合は様々な漢方薬で改善する例はたくさんあります。

カテゴリー: 頭髪のトラブル タグ: 白髪

アトピー症状の改善

2009年8月5日 by 健伸堂

3歳のTくんは、1歳過ぎた頃からアトピーを発症し、今回幼稚園に入った頃からさらに悪化して相談に来られました。

症状は、温まると痒みが増し、掻いてしまので、関節部位は傷があり、湿潤していました。

そこで漢方薬は症状改善に<消風>を、体質改善に補気健脾の<黄耆建中湯>をお使いいただいたところ、2週間で改善の傾向が現れ、1ヶ月で湿潤や痒みは治まりました。比較的早い改善でしたが、根本治療のために体質改善薬は続けていただいています。

子供は粉薬を嫌がることも多いですが、症状が改善すると喜んで飲んでくれるようです。

カテゴリー: アトピー タグ: アトピー

季節の変化とアトピー症状

2009年8月4日 by 健伸堂

アトピーのご相談でお越しのお客様はたくさんおられますが、多くの方が5月中旬より悪化し、真っ赤な顔になり、乾燥で皮膚がボロボロなど、大変な状況を迎えます。

原因は季節の変化、陽気の影響と考えて、<黄連解毒湯>や<消風散>を使いますが、スッキリとは改善せず、苦労の時期となります。

そうこうしている内に7月を迎えると徐々に良くなり、正直なところホッとします。6~7月は湿気が多く、皮膚の乾燥が改善されるためかと思われます。

皮膚トラブルは季節や環境に影響されますので、時間がかかる疾患です。

カテゴリー: アトピー タグ: アトピー

慢性腎臓病

2009年8月3日 by 健伸堂

腎臓は握りこぶしより小さい臓器で、血液のろ過や身体の水分調節をする重要な臓器であるとともに、血圧を調節するホルモンの、レニン・アンジオテンシンを生み出しています。

このホルモンが、慢性腎臓病(CKD)の悪化に関与していて、検査の指標となっています。

定期的に行っている当店の社内研修会で、以前に内科医から教わったこともあるのですが、お客様に説明するのは難しいものです。

39歳の女性Kさんは、慢性腎臓病で病院にかかっておられましたが、当店にお越しにいただいた後、冷えの改善などに漢方薬をお使いいただいていました。そして、一番体調がよくなるということで、活血薬の<芎帰調血飲>と<真武湯>を継続されていたところ、前述のホルモンの値が正常値になり、病院でも不思議に思われたとのことでした。

芎帰調血飲は中医学では<活血作用>があり、真武湯は<温陽利水>とされ、Kさんの症状と体質に適合したものと思われます。

カテゴリー: 腎臓病 タグ: 慢性腎臓病

咽のつまりと不安感

2009年7月25日 by 健伸堂

神経質で、ストレスを受けやすく、緊張しやすい方は多く見られますが、それも症状が強くなると、単に性格の問題では済まされず、相談に来られます。

30歳の女性Hさんは、長い間咽がつまる感じがし、咽は乾燥して痛く、口が渇き、舌はヒリヒリ、口臭が気になる、外では不安感があるなど、たくさんの症状を訴えられていました。

これらはすべて関連している症状で、理気化痰の<半夏厚朴湯>や潤燥の<麦門冬湯>などをお使いいただきました。

1ヵ月後お越しになり、咽のつまりや咽痛、舌のヒリヒリ、不安感などがまとめて改善してきました。最初気にしておられた口臭も、他覚的には全く感じなかったので、神経性のものと思われ、これらの薬で感じなくなったようです。

このような多岐にわたる症状は、西洋医学では個別に捉えられますが、漢方では元はひとつとして捉えますので、まとめて改善するケースが多くあります。

カテゴリー: 喉の痛み・つまり タグ: 咽のつまり
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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