33歳の女性 I さんは、子供の頃からアトピー性皮膚炎があり、悪化を繰り返していました。特に季節の変わり目の、6月に悪化し、相談に来られました。
状態は、全身が乾燥気味、紅斑があり、痒みが強く、寝ている間に掻いて出血もあり、生理の前に悪化するとのこと。
病院では抗アレルギー剤と軟膏をもらっておられました。
そこで、まずは乾燥、痒み、便秘を目標に<当帰飲子> <黄連解毒湯> <清営顆粒>をお使いいただきました。
2週間後にこられたときは、赤みも痒みも乾燥も軽減し、これらの漢方薬がピッタリと合ったことを確認しました。2ヵ月後には赤みは全くなく、寝ているときに掻くこともなく、乾燥だけが残っている状態まで改善しました。
アトピーに使う漢方薬はたくさんの種類がありますが、ピタッと合うときは2週間でかなりの改善が見られることもあります。すべてがこのように行けばいいのですが・・。