28歳の女性Kさんは、疲れると目の奥の痛みから始まる頭痛を繰り返していました。ひどい時は吐き気もして困っておられました。
漢方の頭痛薬は<釣藤散>や<川芎茶調散>など、その他にもたくさんの種類がありますが、疲れたときに発症するということを手がかりとし、補気薬の<補中益気湯>をお使いいただきました。使われてしばらくした後から、頭痛は全く無くなり、大変喜んでいただきました。
補中益気湯は<医王湯>ともいい、効能は虚弱体質、疲労倦怠、食欲不振などが表示されていますが、実際は頭痛や、皮膚病、低血圧など、様々な方に多く使われ、まさに<お薬の王様>なのです。