慢性副鼻腔炎(通称、蓄膿症)はよく見られる症状で、一度良くなっても再び繰り返すのが特徴的です。
56歳の女性、Uさんは昔から蓄膿で、目の下が腫れ、痰が黄色く、酷い時は耳鳴りを伴うこともあり、病院では抗生物質や抗アレルギー剤をもらっておられました。しかし、完治することなく繰り返し、特に春先や梅雨時期に悪化すると漢方薬を求めて来られました。
漢方薬は<排膿散及湯>や<荊芥連翹湯>などをお使いいただくと症状は改善するのですが、少し改善すると服用を止めてしまわれるので、また悪化することの繰り返しでした。ご本人も続けたら良いのはわかっておられるのでしょうが、ついつい飲み忘れて、そのうち飲まなくなるようです。
何事も継続するというのは難しいものですね。