排卵日の胃腸障害

40歳のKさんは排卵日あたりに一日だけ胃がムカムカするとのことでご相談に来られました。

お話を聞くと、月経周期がやや短く、月経一日前から月経痛があるみたいです。
排卵日から数日間はイライラし、胸も張るようです。

肝鬱気滞による脾胃の機能低下とみて、疎肝剤<加味逍遥散>を服用して頂きました。
排卵日の数日前から服用して頂く予定でしたが、ご本人様の希望もあり一日分のみお渡ししました。
数日後来店された時にお話を聞くと、一日分だけでも効果があったようで、今度は一箱ご購入されました。

「漢方薬は長く飲まないと効かないの?」とよくご質問を受けますが、
体質や症状、症状が出てからの期間によってはすぐに効果が表れることもよくあります。

何かちょっとしたお体の不調でも遠慮なくご来店・ご相談して頂き、漢方薬の効果を試して頂ければと思います。

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胃が重い

60代のNさんは座って長時間パソコン仕事をされることが多く、胃が圧迫されて重くなっていました。

そこで食べ過ぎの時に用いる和胃消痞の薬<半夏瀉心湯>をお使いいただきました。
しばらくして、これを飲むと楽になると報告いただき、その後頓服のようにお使いいただいています。

<半夏瀉心湯>は胃もたれや下痢のときに使う漢方薬ですが、外的要因の圧迫による胃重にも効果があるようです。ちょっと常備薬を持っておくと、快適な日々が過ごせるケースもたくさんあります。

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慢性病には胃腸の改善も!

皮膚病、更年期障害様症状、精神疾患、不眠症・・・など、体調不良を長期間患っている方がよく、漢方店を訪れます。

当然ながら、ご本人は自分のその症状を改善する漢方薬をお求めになります。しかし慢性に経過した症状の場合、症状を早く改善されたい方には、複数の漢方薬をお勧めすることが多いのです。そして、組合せの中で、一緒に処方されることが多いのは、胃腸に働く漢方薬です。

痩せている方、顔色の青白い、目に力がない、全身倦怠感があるなどの虚証の方や、胃痛、腹痛、悪心、食欲不振、下痢、便秘などの胃腸障害がある方は、胃腸を整える漢方薬が必要とされるケースが多いです。

なぜなら、食欲を改善し、胃腸を正常にしてこそ、漢方薬や栄養を十分吸収することができますし、慢性病を改善しうる抵抗力がつくからです。変な話、胃腸に働く漢方薬だけで、精神疾患や皮膚疾患等が改善された例もあります。

そこで今回は慢性的な胃腸症状を改善する漢方薬をいくつかあげてみましょう。

慢性的に、胃がキリキリ痛む。消化の悪そうなものを食べるとすぐにお腹が痛くなる。疲れやすい。体がだるい。→香砂六君子湯

慢性的に、便が柔らかい。下痢しやすい。一度にたくさん食べられない。元気がない。体重がなかなか増えない。→ 参苓白朮散

食欲がない。吐き気がある。食べると胸やけがする。精神的ストレスに心当たりがある。
→開気丸

上記の漢方薬はおおざっぱに書いたものですので参考までとして、慢性病の方で胃腸症状に心あたりのある方は、漢方専門店にてご相談ください。

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胃腸トラブルによる発疹

25歳の女性Kさんは今までニキビや湿疹に縁がなかったのですが、
先日から胃腸型の風邪で腹痛や下痢をおこし、その後便秘になったころから右頬に赤い発疹が多数出始めました。

そこで漢方薬の和胃・消痞薬<半夏瀉心湯>と清熱解毒の<銀翹散>を3日間使っていただきましたところ、
発疹は消えてしまいました。Kさんには前よりお肌がつるつるして綺麗になったと喜んでいただきました。

胃腸トラブルからくる吹き出物や発疹は、漢方の胃腸薬と清熱薬を用いると短期間で改善するという
典型的な例となりました。
また、早くに相談に来られたので、改善も早かったと思われます。

おなかとお肌はいつも一体なので、ニキビなどのお肌トラブルを起こしやすい方は
胃腸を健康にしておくことが大事なのです。

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吐き気がおさまらない

吐き気の原因はたくさんありますが、X線検査や胃カメラでも異常が無いのに
吐き気がおさまらないケースもあります。

22歳の女性Tさんは1ヶ月前から吐き気がし、食欲がなくなりました。
当然病院で検査を受けたのですが、特に問題なかったので相談に来られました。

詳しくお聞きすると、鼻閉や咽のつまり、微熱っぽい、胃の圧迫感などがあり、精神的な要素があるように思われました。

そして以前にも同様の症状があったとのことでしたので、以前使って良くなったという
化痰薬の<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。

漢方では<気滞痰凝>といい、精神的な原因で気分が発散できず、おなかが脹って気分が悪くなる症状です。

漢方薬だけでなく、趣味や運動などなどで気の巡りをよくすることもお話しておきました。

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胃が重い

秋になって胃の不調を訴えられるケースが増えています。夏の間に冷たいものでお腹を冷やしたとか、夏と同じペースで水分を摂り、水分がオーバーするために軟便になるなどです。

33歳の女性Nさんは、胃が重くて動いていない感じがする、口内炎が長引いている、食後に胃が痛む、時にフラッとするなどを訴えられました。暑い時期に水分を摂りすぎ、胃腸の機能が低下していると思われたので、食滞や水滞に使う<半夏瀉心湯>を使っていただいたところ、10日ほどでスッキリし、口内炎も治ってきました。その後1ヶ月使っていただきこの薬は終了し、今後の予防のために<六君子湯>をお使いいただきました。

半夏瀉心湯は漢方では「湿困脾胃」、すなわち胃腸に水分が滞留していて動きが悪いときに使うもので、早い効果が期待できる漢方薬です。

胃に力をつける方法

胃腸のトラブルは日常的に多くの方に見られます。

70歳の女性Mさんは、漢方や自然食に関心が深く、風邪なども煎じ薬で治すという漢方愛好家です。しかし胃腸は弱く、口内炎がおきやすかったり、胃の上部が張ってきて違和感がいつもあるとのことでした。

そこで1年前より<香砂六君子湯>を飲んでいただいていた結果、最近は胃の存在感や不快感が全く無くなって調子が良いと喜んでいただきました。

この薬は長期間続けている方が多く、みなさん調子が良いので止められない?と言われます。食欲の無い方や痩せている方、ストレスを受けやすい方には最適の胃気を高めるものです。

おなかが張る!

おなかが張るケースは、以前のブログで整理して書いていますが、食べすぎとか、便秘などによるものでなく、食べていないのにおなかが張るというケースもよく見られます。

37歳の女性Mさん、長い間おなかが不快で、意識がいつもおなかに行くとのこと。胃がポチャポチャして、空腹感もなく、すっきりしないようです。整体では胃が固い言われたそうです。

そこで、まずは胃の水分をさばき、もたれ感をとるため<半夏瀉心湯>をお使いいただきました。1ヶ月して、胃のポチャポチャは少なくなりましたが、おなかはスッキリしませんでした。次に<気滞>すなわちストレスが影響していると考え<半夏厚朴湯>をお使いいただきましたが、やはり変化がありません。

そこで再考し、ストレスだけでもなく、水分による機能低下だけでもないので、両方を考え合わせ、<半夏瀉心湯>と<柴胡疎肝湯>を使っていただいたところ、しばらくして胃の張りが改善し始めました。

この処方は漢方で<気滞湿阻>に対応するもので、気のめぐりが悪く胃の機能低下を起こし、水分が溜っているのを改善するもので、ようやく先が見えてきました。まだ少し時間がかかりそうですが、徐々に改善するものと思われます。

胸がモヤモヤ

といっても恋煩いではありません。

66歳の女性Oさん、咽から胸にかけてなにかモヤモヤして圧迫感もあるので、病院で胃の検査、心電図、X線検査などを受けられたのですが何も見つかりませんでした。それでも何かおかしいので,、医師に薬はないか聞くと、病気ではないので薬は出せないと言われて、漢方相談にこられました。

これだけ検査をされて何も問題ないなら<気滞痰凝>しかないと考え<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。1週間後お電話いただき、『ほとんど症状が気にならなくなったが、いったいこの薬は何の薬ですか?』と聞いてこられました。原因はストレスに関係していることを説明すると納得していただきました。

西洋医学では治療法がなく、漢方では容易に改善する症状のひとつです。