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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

月別: 12月 2023

副鼻腔炎の漢方

2023年12月28日 by 健伸堂

最近、副鼻腔炎や後鼻漏のご相談が増えています。

副鼻腔炎は、風邪などが原因で鼻腔に炎症が起きることによって、鼻が詰まったり、黄色い鼻汁が出たり、さらには咽に鼻汁が流れ落ちて咳き込むなどの症状が伴います。

35歳のNさん、風邪を引いた後に副鼻腔炎を発症し、鼻詰まりや後鼻漏が残りました。
寒い場所では鼻がつまり、温かいところにいると鼻は通るので、原因は、鼻粘膜の肥厚によって鼻腔が狭くなっているようでした。

そこで漢方薬は、鼻腔が温まり、通りを良くする辛温解表薬と炎症を治める漢方薬をお使いいただきました。
その後1週間で少し改善したので、粘膜修復の漢方を加えて継続しています。
また来年春の花粉症にも対応できるよう、今から準備しています。

漢方では副鼻腔炎の症状によって、いくつもの漢方薬を使い分けます。
鼻腔に熱感があって、炎症が続いているときは清熱薬を使い、温めて鼻が通るときは水分によって鼻腔が肥厚しているため辛温解表薬を使います。

鼻茸が影響している場合は、清熱解毒・通竅薬や排膿解毒薬を使います。

なお、原因は風邪などの感染症による炎症ですが、体質的には胃腸の機能低下のため水分が滞留しやすい方に多く見られます。根本治療は胃腸機能の改善が必要です。

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宇治・平等院のライトアップ(11月)

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カテゴリー: ポリープ, 蓄膿・副鼻腔炎 タグ: 副鼻腔炎, 荊芥連翹湯, 葛根湯加川芎辛夷, 衛益顆粒, 辛夷清肺湯, 鼻茸

周期性の蕁麻疹

2023年12月21日 by 健伸堂

50歳のMさん、7月頃から顔やまぶた、首筋に赤い発疹が出始め、
症状が強い時は痒みや痛みを伴いました。

9月になるとさらに増えてきたので、相談をお受けしました。

元々花粉症体質があり、冷え症で疲れやすく、皮膚は弱い方でした。
さらに症状は1週間程で周期的に変化し、悪化と改善を繰り返していました。

他には肩こりやのぼせがあり、生理は3か月ほど来ていなくて、そろそろ閉経かと思われました。

漢方薬は<表虚>体質から考えて益気固表薬と、赤みや痒みがあることから清熱補血薬を併用しました。

しばらくすると症状は軽減したものの、時々発症を繰り返していました。

そこで再考し、1週間毎で変化を繰り返しているとの特徴から、ホルモン周期と関連していると考え、清熱調経薬を併用しました。

その後すっかり改善したので廃薬としました。

結果からみて、この方は閉経間近で、ホルモンの影響で皮下に熱を持つ状態が繰り返していたと考えられます。

皮膚病に限らず、周期的な変化を現す症状は、ホルモンバランスが原因であることがよく見られます。

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原木しいたけは香りも味も一番

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カテゴリー: 蕁麻疹(じんましん) タグ: 加味逍遥散, 清熱調経薬, 温清飲, 蕁麻疹, 衛益顆粒

風邪の季節に板藍根

2023年12月18日 by 健伸堂

今年はすでにインフルエンザが早くから流行し、11月から増え続けて過去10年間で最高の患者数となっています。(国立感染症研究所より)

これ以外にも風邪(アデノウイルス感染症など)も増えてきています。

特に学校では集団感染により学級閉鎖も行われ、、これからお正月にかけて心配ですね。

風邪を予防するものとしては日常のうがいや手洗いに加え、<板藍茶>や<板藍飴>がお勧めです。


板藍根はアブラナ科の植物、ホソバタイセイ(松藍)またはタイセイ(草大青)の根を乾燥したもので、漢方では清熱・解毒作用があり、抗炎症・抗菌・抗ウイルス作用などと解釈できます。

子供でも安心して飲めることができ、学校の先生方にもたくさんお使いいただいています。

咽がイガイガするときなどにも使えます。
家族で感染が広まらないよう、特に受験生のおられる家庭には準備しておきたいものです。

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カテゴリー: インフルエンザ, 咳・気管支炎・喘息, 喉の痛み・つまり, 風邪 タグ: インフルエンザ, 板藍根, 板藍茶, 板藍飴, 風邪

がんと漢方薬 2

2023年12月13日 by 健伸堂

がんの方の漢方相談もたくさんあります。

58歳の女性Kさん、子宮頸がんが見つかったのが11年前、その後手術や放射線など病院の治療を受けながら漢方薬を併用してこられました。

そして今年、がんは再々再発で免疫チェックポイント阻害薬と抗がん剤などを併用治療をされていますが、そのような中でも、様々な活動を精力的に継続されています。

Kさんの漢方は、著名な中医師のアドバイスによって生薬を組み合わせたお茶としています。

その特徴は、抗がん作用や解毒作用のものは一切なく、気を巡らせて免疫力や自己回復力を高めるものです。
例えば、気を巡らせる玫塊花、気分を安定させる竜骨牡蛎、疎肝作用の石決明など、状態によって組み合わせは変わりますが、基本は扶正(正気の働きを助けること)を中心にされています。

33歳のAさん、3年前に中枢神経系原発悪性リンパ腫の診断を受け、抗がん剤治療などを受けてこられました。

漢方薬を併用したいとお越しになり、その時には特に症状は無かったので
免疫向上を考えて<霊芝配合健康食品>をお使いいただきました。

その後、検査指標のひとつが下がって安定してきました。
様々な検査方法がありますが、現在は経過観察となっています。

漢方薬は直接的にがんを抑えることは難しいですが、気の巡りを良くする、体力を回復するなどで自己免疫の向上をはかることで、良い状態をつくることができます。

もちろん、西洋医学との併用も大切です。

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鮮やかな赤色・南天の実

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カテゴリー: ガン タグ: がん, 悪性リンパ腫, 扶正袪邪, 霊芝

がんと漢方薬 1

2023年12月11日 by 健伸堂

ガンに対する中医学の考え方は、扶正袪邪(ふせいきょじゃ)が基本となっています。

扶正とは=正気の働きを助けること
袪邪とは=病気の原因を除去すること
この両面を並行して考えることです。

1980年~1990年頃は、ガンに対する健康食品が多種販売されていて、何がまともなものか分からない時代でした。

その頃漢方では、清熱解毒作用のある生薬を中心にお茶として使っていました。(漢方薬としては認められないため、お茶としていた)

例えば、半枝蓮、白花蛇舌草などが代表的な生薬で、がん細胞の増殖抑制を目標にしていました。
上記の、扶正袪邪で言えば、祛邪の面が中心になっていました。

しかし現在では、がんの方の状況によって、扶正袪邪の両面を考えるのが一般的です。
むしろ扶正、すなわち身体を補い、助けるのがメインになることの方が多いかもしれません。

高齢化社会に伴い、がん患者も高齢の方が多くなり、体力のない方が増えているため、あるいは西洋医学のがん治療が進んでいることもあって、漢方では自己免疫力や回復力を高めるのが中心になっているかと思います。

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国立がん研究センター・がん情報サービスより転載

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カテゴリー: ガン, 免疫のはなし タグ: 扶正袪邪, 清熱解毒, 自己免疫, 自己回復力

高齢者あるある

2023年12月7日 by 健伸堂

以前 ✕(ツイッター)に投稿したもので、高齢者になって初めて分かったことをまとめました。

1、夏は夏だけでもしんどい
2、水でも咽に詰まることがある
3、歩くだけで脚が痛む
4、あれよ、その~、あの~が基本語になること
5、夏も冬も夜明けは4時
6、テレビの音が子守唄
7、今言ったことを忘れる
8、タバコの吸い殻につまずく
9、夏は冷茶より熱茶
10、年を増すほど早寝早起き
11、口数すくなく、独り言多く
12、外向け傲慢、内向け不安
13、変な自信が災い招く
14、忘れものした事を忘れる
15、いつの間にかズボンが長くなる
16、座るのは早いが立つのは遅い
17、時間が増えるが金は減る
18、シワが増えて肉は減り
19、都合の悪いことは聞こえない
20、医院の前が集会所代わり
21、何をやっても孫には勝てない
22、いつの間にか車道を歩く
23、物欲よりも平和欲
24、自分のためより社会のために

身近な高齢者に対してはこれらの事をご理解いただき、対応されることを期待します。

青空に皇帝ダリアが映える

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カテゴリー: ちょっと一息コラム タグ: 高齢者

筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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