副鼻腔炎の漢方
最近、副鼻腔炎や後鼻漏のご相談が増えています。
副鼻腔炎は、風邪などが原因で鼻腔に炎症が起きることによって、鼻が詰まったり、黄色い鼻汁が出たり、さらには咽に鼻汁が流れ落ちて咳き込むなどの症状が伴います。
35歳のNさん、風邪を引いた後に副鼻腔炎を発症し、鼻詰まりや後鼻漏が残りました。
寒い場所では鼻がつまり、温かいところにいると鼻は通るので、原因は、鼻粘膜の肥厚によって鼻腔が狭くなっているようでした。
そこで漢方薬は、鼻腔が温まり、通りを良くする辛温解表薬と炎症を治める漢方薬をお使いいただきました。
その後1週間で少し改善したので、粘膜修復の漢方を加えて継続しています。
また来年春の花粉症にも対応できるよう、今から準備しています。
漢方では副鼻腔炎の症状によって、いくつもの漢方薬を使い分けます。
鼻腔に熱感があって、炎症が続いているときは清熱薬を使い、温めて鼻が通るときは水分によって鼻腔が肥厚しているため辛温解表薬を使います。
鼻茸が影響している場合は、清熱解毒・通竅薬や排膿解毒薬を使います。
なお、原因は風邪などの感染症による炎症ですが、体質的には胃腸の機能低下のため水分が滞留しやすい方に多く見られます。根本治療は胃腸機能の改善が必要です。
宇治・平等院のライトアップ(11月)
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