「不妊の原因はなに?」

原因と漢方対処法

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) : 排卵障害

小さな卵胞が両側の卵巣にたくさんでき(12個以上)、その小さな卵胞が主席卵胞の成長を邪魔して 排卵が困難となってしまう状態です。「ネックレスサイン」という小さな卵胞がたくさん連なっている状態となり、無排卵を引き起こします。
月経異常・不妊・多毛・肥満・男性ホルモン値上昇、インスリン抵抗値が高くなる、などの症状を伴う場合があります。
排卵誘発剤を使うと卵巣が腫れてひどい場合は卵巣過剰刺激症候群(OHSS)となることがあるので注意が必要です。 また、妊娠した場合は流産しやすい、子宮内膜癌を引き起こしやすい、糖尿病にかかりやすいとも言われています。

西洋医学でもかなり厄介な症状といえるでしょう。ですが、対処することで排卵が可能 ですし、排卵してしまえば妊娠に至るまでは決して遠くはないでしょう。また西洋医学的対処だけでなく、ホルモン分泌に関わる生活習慣を見直すことも重要です。

漢方的には、「痰湿(水の流れが滞るタイプ)・お血(血の流れが滞るタイプ)」で気血や水分代謝が悪くなり、 卵巣にドロドロした脂膏や痰湿が溜まっている状態、と捉えます。それが原因で卵巣の機能を拒んでいると考え、 「痰湿」や「お血」を取り除く薬を使います。西洋医学でもPCOSは厄介な症状です。最近は PCOS の方が多くなっています。 当店ではPCOSの方の来店が多く、漢方薬で体質を改善し周期療法(周期調節法)で自然妊娠された方が多数おられます。 漢方薬は PCOS症状には相性がよさそうです。・・・詳しい処方については、相談票フォームからお問い合わせください

流産をのりこえ胎動に感動のYさん

多膿胞性卵巣と黄体機能不全 でホルモン対処を受けていたYさん(20代後半)。ホルモン剤の副作用があり身体に合わず来店されました。 周期療法を始めて6ヶ月後、自然妊娠されましたが 9週で流産してしまいました。 再び体調の回復をしながら周期療法を続け、10ヶ月後に自然妊娠です。 流産防止の漢方薬を続け、今は確かな胎動に感動しながら順調に経過しています。

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