「人の三宝」

人の身体をつくっている3つの大切なもの、
「精」・「気」・「神」を「人の三宝」と言います。

人の身体で一番大事なもの、それは「精(せい)」・「気(き)」・「神(しん)」です。
その3つを「人の三宝(さんぽう)」と言います。

「精」とは腎の本(もと)と言われ、目に見えるもの、身体の栄養物質やホルモン系を指します。
「気」は神の主と言われ、身体のエネルギーや身体を温めるもの、臓腑機能や免疫系を指しています。
「神」とは人の精神状態や意識のことで、身体の外側に現れるすべての現象を表現しています。
例えるなら、自律神経系のようなものです。

「精」・「気」・「神」それぞれの関係は、
「精」と「気」は身体の内側のものとして、外側に現れている「神」を支えています。
したがって“神経を使う”と「精」と「気」を消耗します。
「精」と「気」が「神」を支えていると同時に、「神」もまた「精」と「気」を支えているのです。

「気」と「精」が満ちていれば「神」が安定し、
逆に「気」と「精」が少なくなると「神」の方も弱まり不安定になります。
このように「精」・「気」・「神」は互いに影響して融合し、切り離すことはできません。

神・気・精