気管支拡張症の改善にも漢方薬
気管支拡張症は自覚症状がない場合もありますが、咳や呼吸困難、喀痰、血痰、などの症状を伴うケースもあります。
特に高齢者の場合は肺の機能低下も伴い、症状が強く出ることがあります。
80歳のAさん、非結核性抗酸菌症に伴う気管支拡張症で10年間病院で治療を受けてこられましたが、咳や血痰、息苦しさ、動悸、などが続くため漢方相談をお受けしました。
咳はエアコンや冷気によって発生し、出始めると止まりにくく、そのため出血をして血痰が増えていました。
そこで咳に対しては気管支などの乾燥を改善する麦門冬湯や竹葉石膏湯などを使い、出血に対しては田七人参配合食品をお使いいただきました。
また、高齢のために全身の機能を高めることも考え、亀板配合食品を併用いただきました。
その後、咳や血痰の頻度は少し軽減したものの、なかなか治まらない状態でした。
そこで再考し、今までの肺系を潤すだけでなく、肺腎陰虚を改善する漢方薬に変更しました。
この漢方薬は、昔から肺の疾患に使われてきた冬虫夏草を含み、肺腎機能を助けるもので、その後咳が少しづつ治まり、それに伴って出血も軽減してきました。
結果から考え、高齢者の場合は自己回復力を増すためには腎気を増す(補腎)ことをが必要で、再認識する機会となりました。
夏の陽射しに立ち向かう向日葵
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