梅雨時期は外気が多湿になるため、身体にも湿がたまりやすくなります。
よく見られる症状は、下痢、腹痛等ですが、気管支系の弱い方は痰が増えることもあります。
漢方で「脾は生痰の源、肺は貯痰の器」といい、<脾は胃腸で作られた人体に必要なものを全身に巡らせる働きがあり、この脾の機能が低下すると水分が過剰になり、それが肺に運ばれて肺に溜まり、痰となる>と考えます。
西洋医学では、痰は肺や気管支の問題としますが、漢方では胃腸機能に原因があると考えます。
つまり消化器系の水分代謝が悪くなると痰は増えると考えます。
40歳のMさん、咽に痰が溜まって粘り、咳き込むとのご相談でした。
舌をみると<白苔>で、おなかの水分が多いようで、習慣的に水分摂取がおおいとのことでした。
その他には、身体が重い、頭重感があるなどの兆候もありました。
そこで気管の炎症をやわらげ、粘稠な痰を出しやすくする<清肺湯>や、胃の働きを強め水分の代謝を促進する<六君子湯>などをお使いいただきました。
しばらくして痰は軽減し、咳もなくなり、体調もよくなりました。
痰はこの時期だけではありませんが、梅雨には多く見られる症状です。
小さくても甘いびわが実りました
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