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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

柴胡剤

眼類天疱瘡と漢方

2021年5月13日 by 健伸堂

通常の類天疱瘡は、皮膚や粘膜にかゆみを伴う浮腫性紅斑や、破れにくい水疱とびらんができる疾患です。

一方、眼類天疱瘡は結膜炎として現れる上皮下水疱を特徴とする、まれな炎症性の自己免疫眼疾患で、眼の充血や痛み、痒み、ドライアイの症状などがでます。

82歳のMさんは数年前にこの疾患を発症し、病院で投薬を受けておられたのですが、まぶしさやドライアイによる痛みがひどく、相談をお受けしました。

体格は標準的で、食事はしっかり摂れている、風邪をひきやすい、口渇が強いとのことでした。

そこでまずは自己免疫疾患であることや、乾燥が酷い、基本体質が<肝腎陰虚>と捉え、眼の疾患に使う、滋陰明目作用の<杞菊顆粒>や、<柴胡剤> <百合・沙参含有食品>などをお使いいただきました。

1か月後の検査では乾燥による眼球の傷がかなり減少しました。
ただし、乾燥感や痛みは変わらずありましたが、季節による影響もありますので、検査結果をお聞きしながら、時間をかけての対応になるかと思います。

自然生えのミツバは香りが豊かで美味しいです
お浸しやてんぷらに最適

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漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
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カテゴリー: 免疫不全, 目のトラブル タグ: ドライアイ, 杞菊地黄丸, 柴胡剤, 眩しい, 眼類天疱瘡

慢性腎臓病と漢方

2021年3月25日 by 健伸堂

年齢とともに腎機能低下を招く方は成人の8人に1人いるともいわれます。

その原因は、糖尿病や高血圧、肥満、メタボリックシンドローム、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣などにあるようです。

しかし、特にこれらの疾患が無くても、老化現象としての腎臓病の方もおられます。

84歳のFさんは15年前にC型肝炎が見つかり、その予後も考えて煎じ薬を服用しておられました。その後腎機能の低下も見られたので、4年前に相談を承りました。

当初は、クレアチニン0.93 尿素窒素22程度で少し高めでした。

そこで漢方薬は、オウギ製剤、柴胡剤、自己免疫を調整するもの、血流をよくするものなど、血液検査結果に合わせて種類と量を調整していきました。

その後少しづつ変化が現れ、最近はクレアチニン0.8、尿素窒素19、eGFR 50程度で安定し、肝機能も正常範囲を保っています。

80歳のEさんは、甲状腺を摘出された後いくつか服薬されていましたが、2年ほど前から腎機能低下が現れ、相談に来られました。

当初は、クレアチニン1.2 尿素窒素37 eGFR 30~40程度でした。

そこで漢方薬は、オウギ製剤や自己免疫を調整するものを主にお使いいただきました。
結果、最近はクレアチニン0.8 尿素窒素26 eGFR 50 程度に安定してきました。

腎機能低下が酷くなると透析などが必要になりますが、漢方薬によってQOLが保てることで人間らしい生活や人生を楽しむことが出来ます。

なお、原因となる疾患がある場合は、その疾患を改善する漢方薬を考える必要があります。

満開の雪柳がきれい

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: eGFR, オウギ製剤, クレアチニン, 柴胡剤, 活血剤

ストレスによる発熱

2017年6月10日 by 健伸堂

人には常に様々なストレスがかかっていますが、それが身体的な症状を生みます。
その一つに、微熱が出たり熱がこもることがあります。

Yさんもご主人が亡くなられたり、家族だったワンちゃんが亡くなった悲しみで体重が大きく減少しました。
さらに、舌がピリピリし、頭部が暑く、首回りの熱感、手足のほてり等が出て、集中が出来ず、睡眠時は息苦しくなるなど不調が続きました。

これらはストレス(肝鬱)によって、肝陽が上亢し、心煩など心火旺状態が現れたと考えました。

そこでまずは心火を抑える<如神散>や陰虚症状を改善する<亀板含有健康食品K>をお使いいただきました。

1週間後、首の熱感や舌のピリピリ、口渇、のぼせやだるさも改善してきました。

また、腹部の違和感がまだ残っているとのことで、胸脇苦満と捉え柴胡剤をお使いいただきました。

まずは出ている不快な症状が改善してきましたので、次に元々のストレスを緩和する根本治療を続けています。

2か月程度でほぼ治まるものと思われます。

まだちいさなイチジク

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カテゴリー: 微熱・発熱, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: ストレス, 心火旺, 柴胡剤, 発熱, 肝陽上亢, 胸脇苦満

子供の蕁麻疹

2016年8月1日 by 健伸堂

子供の蕁麻疹は原因不明なケースがほとんどで、西洋医学では抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などで対応されますが、漢方では発症する体質的な原因を求めます。

中学2年のMくん、昨年夏に腕に膨疹が発生し、その後繰り返して出現しました。
もちろん病院で薬をもらい服薬すると治まるのですが、完治することがないので漢方相談に来られました。

蕁麻疹はほぼ毎日で、夜に出やすく、朝起きには治まっている、背中や腹部、体幹部に多く、赤みのある膨疹で痒みがありました。

Mくんはストレスを受けやすく、他人に気を使う、神経質なタイプで、テストなどではドキドキし、緊張も強く、時々胃痛も起きるとのことでした。

そこで、この蕁麻疹は心因性で、ストレスによって肝熱が生じて起きていると考え、<柴胡剤>を使っていただきました。

その後蕁麻疹は西洋薬を使わなくても徐々に症状が軽減され、出なくなってきました。
時々発症するようですので、現在も漢方薬を継続されています。
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子供の蕁麻疹は、食事による急性の蕁麻疹を除いて、多くの原因が心因性にあるように思われます。

ただし、その元になる原因はもしかすると<腸の働き>や<肝臓の解毒作用>など、食生活の変化にあるのかもしれませんが・・・。

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カテゴリー: 未分類 タグ: 心因性, 柴胡剤, 膨疹, 蕁麻疹, 解毒作用, 食物

慢性頭痛の改善

2013年11月11日 by 健伸堂
以前から冷え症でお越しの女性Sさんは、最近夕方になると頭痛がするとのことで相談を受けました。
主に前頭部から目の周囲にかけての鈍痛で、この症状は以前から慢性的にあったが、最近少し強くなって気になっているようでした。
ストレスを受けていて、イライラすることもあるようです。
そこで頭痛が前頭部であることや夕方にひどくなるという特徴から、柴胡剤をお使いいただきました。
その後長い間続いていた頭痛はなくなり、調子が良いと再度お求めになりました。
頭痛の漢方薬はたくさんありますが、その症状の特徴を捉えることで、短期間で改善するケースが多々あります。ご相談ください。
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カテゴリー: 頭痛・偏頭痛 タグ: ストレス, 柴胡剤, 頭痛

小児の不明発熱

2013年4月4日 by 健伸堂
繰り返す子供の発熱で、原因不明のケースはよくあります。
5歳の女の子Rちゃんは、昨年春から1ヶ月に1回高熱を出すようになり、毎月短期間の入院を繰り返していました。
検査ではCRP(炎症反応の指標)は高いのですが感染症ではなく、その他の症状や異常もなく「自己炎症性疾患」の疑いと診断され、ステロイドを使って4~5日で治るという状況が続いていました。
そこで漢方薬を使ってみたいとお越しになりました。
出生体重は少し少なかったのですが、特に際立った症状もなく、自己免疫の異常と考え、子供によく使う柴胡剤を使っていただきました。
その後、少し発症間隔が遅くなったようでしたが、やはり定期的に発熱されていました。そこで漢方薬をいくつか変更し、昨年末以来3ヶ月以上発症しないところまで改善しました。
自己免疫疾患と思われるので、やはり柴胡剤がベースで、発症しないことを願うばかりです。
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カテゴリー: 小児・子ども, 微熱・発熱 タグ: 原因不明 発熱, 小児, 柴胡剤

筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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