漢方薬でボーとする

漢方薬の副作用として一番代表的なものに「偽アルドステロン症」があります。

構成生薬の<甘草>に含まれるグリチルリチンの摂取量が多いと、体内のナトリウム濃度の上昇やカリウム濃度の減少が起き、急激なむくみを発症します。
時々この症状を発生する方が見られますが、服薬をやめるとすぐに治まります。

また、<地黄>が含まれる漢方薬では、服薬するとおなかにもたれる、下痢をするという方もおられます。

これらは、原因が明らかで対応もしやすいのですが、全く不可解な症状を訴えられる方もあります。

70歳のYさん、足の裏が痛み、立つと痛み、横になると治まる、夕方に酷くなる、温めても良くならないとのことでした。原因は足裏の腱が過剰に緊張しているためと思われました。

その他の症状として、手が小刻みに震える、神経質、肝気が高い、などがあったので、漢方薬は<抑肝散加陳皮半夏>をお使いいただきました。

2週間程後、この薬を飲むと「頭がぼーっとして考え事ができず、頭の中が痛くなる」と訴えられました。そこで一旦中止をするとすぐに治まり、服用すると再発するとのことで、漢方薬を止めることになりました。

このようなケースは初めてで、その原因は不明です。
個人差があるので、いろんなことが起きる可能性はありますが、原因不明というのが気になります。

アレルギーのように、特異体質によるものなのか、今後の検討課題です。

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