祇園祭 5

長刀鉾に天水引や下水引(周りの飾り布)がかけられ、提灯もつきました。前後にテントが張られ、今日から記念品の『ちまき』や『手ぬぐい』などが販売されています。

四条烏丸の西側では、昨夜から【函谷鉾】の提灯がともって、お囃子の練習が行われています。

 

ここはほぼ仕上がって、観光客も増えてきました。

祇園祭 4

ついに長刀鉾が建ちました。

屋根には金の鯱(しゃち)がつけられ、その下には不思議な飾りがついています。 

 

 

カメラマンも張り付いて、その経過を追っています。

また、地元の中京区や下京区の幼稚園からはお囃子を習ったり、組み立ての見学に連日大忙し。

 

いずこにも縄の芸術が見られます。

 

祇園祭 3

京都・四条烏丸では、雨にもかかわらず一気に鉾の組み立てが行われています。

木組(鉾の本体)はホゾで組み込み、縄で固定されます。

今日は多くの観光客の見守る中、真木(支柱)が取り付けられました。最初は横向きに固定され、あとで引き起こしがされます。

真木の根元はクサビ留め、先端には長刀がつけられました。

いたるところ、組縄の芸術です。(これは、しゃぐま と言うそうです)

祭りの日程などは 八坂神社でどうぞ

http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/

ひまわりの会 ツアー

お客様の集い「ひまわりの会」メンバー30人で、岐阜県春日村の<モリモリ村リフレッシュ館>に行ってきました。

伊吹山のふもとにあり、岐阜薬科大学の水野先生の指導のもとで、薬草園があり、薬草料理がおいしいと評判のところ、東海や信州のTVで時々紹介されるとのことです。

自然に囲まれた田舎!ですが、環境はすばらしく、ホッとするところですね。

支配人の案内で薬草園を見学しました。自然の中で咲き誇るキキョウ(桔梗)はとても鮮やかでした。

昼食は薬草料理。臭みやくクセもなく、薬草の味と香りをスマートに表現した、とてもおいしい料理でみんな満足でした。【薬草を感じさせない薬草料理】は 【薬を感じさせない漢方薬】の必要性を教えてくれました。とてもよい経験でした。

祇園祭 2

祇園祭の前に、京都室町の繊維問屋街では、この時期に合わせての展示会や商談会が行われます。九州や北海道からも仕入れを兼ねて来京され、商談のあとは祇園祭や名物の「はも料理」を楽しまれるようです。この時期は遠方の方がよく起こしになります。

九州・熊本からこられた女性、京都に来ると気温の差が激しく、よく風邪をひくとのこと。鼻水が出て、少し熱っぽいのでなにか・・・とのことでした。疲れもあるようでしたので、漢方薬Sのエキス剤 と 牛黄製剤の漢方薬Rをお使いいただきました。

あくる日朝からお越しになり、今日は快適になったので予備に薬を少し持っておきたい、と喜んでいただきました。こんなことがきっかけで、全国の呉服販売店様との長いお付き合いが広がっています。

祇園祭 1

夜も更けて人通りの少なくなった四条通り、提灯だけが明々としています。

長刀鉾が建つ四条烏丸の交差点にあります。

旅行者の漢方

当店は四条烏丸にあり、近くにホテルもあるので、出張や旅行で京都に来られた方が立ち寄られます。

京都に来たとたんに風邪をひいた、疲れからおなかの調子が悪い、自分の都市には漢方専門店がない、など様々です。

昨日の方は、東京から来られてすぐ咳と痰がひどくなり、食事もゆっくり行けないとのことで困っておられました。早速<清肺湯+麻杏甘石湯>という漢方薬を1日分お使いいただきました。あくる日来られて、かなり楽になったとのことで、もう1日分をお渡ししました。

漢方薬は長期間続けないと効かないとか、1カ月分買わされる、とか誤解が多いようですが、短期間でも、少量でも使っていただけますので、京都にお越しの節はご活用ください。

動物生薬のはなし 3

動物生薬でみなさんよくご存知の<鹿茸>は、マンシュウジカのまだ骨質化していない幼角を使います。この角は、鹿の生後3年目から毎年生え変わるもの、それを切り落として使われます。

鹿茸は、発育や造血機能を促進する作用があるといわれ、漢方では補陽薬、補腎薬としてよく使います。不妊症、発育不全、疲労回復、自立神経などに使いますが、精力剤としても人気があります。特に高齢で冷える方には即効性が期待できます。鹿茸は少し臭いがありますので、カプセル入りが飲み易いようです。

動物生薬のはなし 2

昔から日本でよく使われている動物生薬に「牛黄=ごおう」と「熊胆=ゆうたん」があります。

   

いずれも以前からニセモノや粗悪品が多くあり、仕入業者や製造業者は細心の注意を払っておられるようです。ニセモノでなくても天然のものだけに、入荷する毎に味や色が異なりますので気を使います。

  

牛黄は独特の苦味と香りがあり、飲んでしばらくしたら甘みのようなものもあります。熊胆は苦味が強いほうが良いようです。当店にも熊胆ご愛用の方がおられるのですが、生産ロットの異なる毎に味が異なり、飲んだ感想を教えていただけます。苦味の強いものは食欲が出るのですが、甘みがあり粘りがあると気分が悪くなり、食欲は低下するようです。それほど動物生薬は良く効きますし、即効性があります。

  

牛黄製剤の使用例を、最新のメルマガに詳しく紹介していますので是非ご覧ください。きっとお役に立つと思います。   

動物生薬のはなし 1

動物生薬は、人間に不足しているために起こる症状に対して、他の動物の同じ臓器からとってきて補うという考え方で使われています。

  

例えば、胎盤のエキスが紫河車とかプラセンタとしてホルモン様作用を期待して使われ、虎の骨が関節炎の痛みに使われましたが、現在「虎骨」は動物保護の関係上使用禁止になっています。また豚の肝臓エキスは、レバー製剤として肝臓の働きを助ける薬になり、熊の胆嚢(熊胆=ゆうたん)が胃腸薬や胆石に使われています。鹿茸は補陽剤として体を温め、強壮剤としてよく使います。

  

いずれも、植物系の生薬より効果が早く、良く効くもので、即効性を求める現代人には大いに適しているのではと思っています。