看板もリフレッシュ

まもなく連休を向かえようとしています。

秋のさわやかな季節、身も心もリフレッシュできそうですね。

当店の看板も10年を超えて、水垢で少しくたびれていましたが、先日磨きをかけてリフレッシュしてあげました。鮮やかな白色が再びよみがえり、雰囲気も明るくなりました。

果樹の剪定に学ぶ

昨日は春のような気候の中、薬草園に植えている果樹の剪定をしました。といっても難しいので、隅田農園という果樹専門の方にやっていただきながら、考え方の指導を受けました。

今までは本を見ながら形だけを真似ていたのですが、実践を通じてその考え方の基本を教わりました。すべての分野に共通するような哲学?で大変勉強になりました。

1、まずは、枝を見るのでなく、樹木全体を見る! どうしたら美しくなるかを考え、木の周りを回りながら整えていくこと。何度も何度も回るうちに、バランスが整っていくのです。

2、枝から下向けに出ている小枝は切り取る。枝は上に向かって伸びるのが正常。

3、枝どおしが当たるようなものは切り取り、障害を取り除いてやることが必要。

4、樹木の芯に向かう枝も取り除き、外向けに伸び伸び延ばしてやること。

5、新しい枝の2,3の必要な芽だけを残してやり、先を切り取る。

6、木にまとわりつく苔のようなものは、皮膚呼吸?の妨げになるので、丁寧に取っておく。

当然樹種によっても違うのでしょうが、これらは人間の生き方と似ていて、なるほどとうなずくばかりです。

そしてイチジクの木が枯れかかっているのを見て、『昨年はたくさんイチジクが採れたでしょう。幹からカミキリ虫が入って、かなり傷んでいるため、果樹は子孫を残すため力いっぱい実を付けたのですよ!』と教えてもらいました。

果樹にも心があるような捉え方で、さすが専門家と感心するばかりでした。

 

虫にやられたイチジクの幹

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 剪定された果樹

 

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本年もありがとうございました

1年間ブログをご覧いただき、まことにありがとうござました。

症例を中心に、平易な文章で綴って参りましたが、専門の方からみれば、『飲んだ、効いた』の中味のない文章と思われたことでしょう。しかし、このブログは理論的に解説する目的でもなく、漢方薬は様々な使い方があるもんだなあと、一般の方に知っていただき、漢方をより身近な存在にしていただくことで、漢方が一層普及すればという目的で書いています。

また、店舗にお越しいただきました皆様には、まことにありがとうございました。

当店も昨日で本年の営業を終えました。最終日はたくさんの方にご来店いただきましたが、すべて対応させていただきましたので、安心してお正月をお迎えいただけるものと思います。風邪などに気をつけて、楽しいお正月をお迎えくださいませ。

新年は1月5日(月曜日)の10時から営業いたします。

来年も宜しくお願い申し上げます。