ヨーグルトと白内障

白内障のお客様より「ヨーグルトを摂り過ぎると白内障に悪影響を与える」というのはどう考えますか?との質問をいただきました。初めて聞くことなので早速ネットで調べてみると「伝統食の復権」という本に書かれていて、筆者は島田彰夫さんという、食の文化と健康を研究されている大学教授でした。  

  

要点は、ヨーグルトやチーズは、乳糖がグルコースとガラクトースに分解されていてカルシウムが吸収されやすい食品です。ところがガラクトースは酵素が働いてグルコースに変換されて初めてエネルギーとして利用可能になるものですが、成長とともにこの分解酵素がなくなり、ガラクトースが目の水晶体に溜まって、白内障の原因の一つとなるというのです。若年性白内障が増えているのは牛乳摂取過多=牛乳信仰による誤りということです。何でも偏って多量に摂取するのはいけません。

  

これに対して漢方的な判断はありませんが、日頃の食事指導で話すことは

  ・牛乳の飲み過ぎは、身体を冷やし、アレルギーの原因になる。

  ・カルシウムの摂り過ぎはだめ、1日400mgでよい。

  ・日本人には日本の食習慣=和食が民族に合っている

  ・ヨーロッパ型の肉や脂肪の多い食生活が現代の病気を生んでいる

などは、この方の話に共通するところがあります。

今回は情報の受け売りになりましたが、興味ある方は読んでみてください。

天天素の事故

心の病を連載中にちょっと臨時のテーマです。

またもや中国のダイエット食品で死亡事故が発生しました。昨日は指定買いで「天天素」はありますか?との来客ありましたが、中国輸入ダイエット商品は危険と説明しておきました。こういったニュースが流れると『漢方は危ない!』などと言った誤解が増えるので困ったものです!

漢方薬は薬事法の厳しい管理の下で、医薬品許可されたものを販売しており、健康食品とは別物です。また当店に限らず、薬局で販売する健康食品を含む様々な商品は、メーカーの品質管理がしっかりしていて安全性にはみなさん注意しています。

こんな事件のたびに強調しなければならないのが残念ですね・・・・。

はじめまして

毎日いろいろなお悩みの方が来られます。それぞれに体質が異なるし、経過も異なるから、それに対する漢方処方も異なる・・のが漢方の考え方ですね。

でも、共通することも多いし、症例の記録として残していくと、皆さんの参考になるかな?いえいえ、自分の勉強にもなりますよね。

ちょっとでも喜んでいただこうと思って、日々努力している足跡を残していきます。1日ひとつでも良い事をすればきっと天国に行けることを信じて?!?!