ちょっと一息コラム
「ガンを治す」の話を聞きました
「ガンを治す 人生を癒す」という講演を聞きました。講演された方は、NPO法人 ガンの患者研究所の川竹さんです。
人間、絶好調の時に病気にかかりやすい反面、忙しいために見逃してしまいがちです。仕事が忙しい時というのは帰る時間も遅く寝不足気味ですし、接待などあればお酒も沢山のみ、油っぽい物を好んで食べます。つまり心・ストレスの乱れ、食事の乱れ、ライフスタイルの乱れという原因から「ガン」という結果を生み出してしまうのです。
さて、「ガン」と宣告されてしまったらどうしますか?ここでは「神様のメッセージ」として生活を変える最後のチャンス、最終警告と考えるそうです。
ガンになっても、これからどうやって生きていこうかと考える時間はあります。自分にとって嫌な事や悪いことを思い切って切り捨て、気持ちの良いことだけ選んで楽しんでやることが体にプラスに働くことも多くあります。そして廻りで治った人がいたら
「あの人は特別・・・・」ってマイナス思考ではなく!
「あの人が治ったのなら私だって!!」というプラス思考でいきましょう!
というものでした。
また、あるTVで、ガンの方が、登山をご主人と始められてから夢中になり、気が付いたら進行が止まっていたという話も聞きました。
自分の人生を改めて見直し、今までやりたくても出来なかった事にどんどんチャレンジし、プラス思考の自分を持つことが大切なんですね。
当店でもガンの相談に来られる方が沢山おられます。是非、参考にさせて戴きたいと思います。 (カク 記)
海外転勤の方の漢方薬
会社への転勤や海外の大学での研究などで、お客様が海外に住まわれることは結構あり、それだけ国際化していることを実感します。
長期出張などで行かれて、日本に時々帰ってこられる方は、その都度漢方薬を手持ちされますが、1年以上帰る予定のない方は発送することになります。それも、運賃が高いことや、税関での検査が厳しくて到着する保証がないことなどを考えると問題があります。特にアメリカ向けは、テロ事件の後検査が厳しくなる一方で、液体のものは疑いがかけられやすく、注意が必要です。
私も昨年中国に行った時ドリンクを10本ほど持っていったのですが、手荷物検査で引っ掛り、言葉がうまく通じないこともあり、一騒動になりました。放棄をしょうと思っても、疑いが掛けられると放棄すらできなくなります。
いろいろ経験しての結論は、海外に出かけるとき、または一度帰ってこられたときにまとめ買いをして、手持ちされることが一番です。そして、常備薬として置かれることをオススメしています。
栄養素のはなし
栄養士さんや給食関連の方は別として、通常の食事で栄養素を考えることはほとんどないと思います。しかし、腎臓病や透析をされている方では、様々な栄養素が問題になりますので、注意が必要です。また、意外な食物に意外な成分があるということもあります。
透析を受けておられるSさん、最近血液検査でリンが高くなってきたと指摘を受けられました。生活上、特に変わったこともなかったので、漢方薬はどうなのかと聞いてこられました。漢方薬も腎臓病には気をつけながら、データの変化を聞きながら使っていますが、特にリンが増えるものは思い当たりませんでした。結局、夏になって枝豆を毎日食べておられたことがわかりました。
リンが多く含まれるもの=代謝に影響⇒大豆、いんげん、えんどうなどの豆類、玄米、そば
カルシウムが多いもの=骨や神経や筋肉に⇒ひじき、わかめなどの海藻類、ごま、パセリ、しじみ
マグネシウムの多いもの・・・海藻類、ぬか、コーヒー、抹茶
鉄の多いもの=血液の成分⇒海草類、ココア、ごま、ほうれんそう
亜鉛の多いもの=性機能向上⇒牡蠣(かき)、ごま、ひじき、こうしてみると、海草やごまは手軽で安い!貴重な栄養源なのですね。
海外からの問合せ
ホームページを開き、メールマガジンやブログなどを書いてきていますが、これらを見て海外におられる日本人の問合せがよくあります。そして、ネットの時代で世界は狭くなっていることを実感する機会でもあります。
海外からの相談もメールのやりとりで何も問題はないのですが、いざお薬がきまり、見積りした段階でほとんどがダメ!になります。一つは海外におられて金銭的にも楽な状態ではない場合と、発送するに当たり送料がかなり高くつくためと思われます。
先日も、メールが来た段階で、送料が高くつくためキャンセルされるケースがほとんどですと申し上げたのですが、相談したいとのことで受けてしまいました。そして結果はいつもどおりで、金額が高いということでキャンセルになりました。すごい時間をかけて検討し、親身になってメール返信した結果がこのようになるのは、大変残念です。
国内でもそのようなことは日常的ですが、海外の方はその比率が高いのは、ネットは距離に関係ないといえども、やはり遠方で信頼感が生まれにくいのではと思いました。直接お会いするのに対し、メールだけでは信頼感は生まれにくいものでしょうし、さらに遠方ほど難しくなるというところに、インターネットの限界を感じています。
海外からのお客さん
当店は京都の中心で便利な場所にあるので、海外からの方が多く来られます。
このとき通訳の方が一緒だといいのですが、そうでないとカタコト英語や中国語で対応せざるを得ません。時には「薬局店頭英会話」という辞書を引きながら話すことになります。語学力の必要性を感じています。
先日は英国から来られた男性、有名なソングライター&ミュージシャンで、日本にきてから診察を受けたところ、精密検査が必要とのことでした。彼は自然派? で漢方薬をと思われたのですが、症状が強くて心配なので専門医を紹介することにしました。当然ここでも病院の通訳を依頼することにしました。
あとで調べたところ国際交流協会というのがあって、病院限定でボランティア通訳を派遣してくれるようでした。観光都市・京都ゆえに、もっと自由にサポートしてくれる体制がほしいものです。
病院システムが問題です
精密検査を受けるために病院へ行きました。長い間行ったことがなかったので、最近のシステムの変化に驚きでした。
まずは予約・・電話による自動予約システムで、診察券を持って行って長時間待つということがなくなりました。しかし、肝心の診察システムには問題があります。
医師はコンピュータを相手に電子カルテを書き、投薬の指示を書き、検査の日程を調べ、予約を入れるなど、以前は看護師さんがやっていたことを、まるでソフト開発者のようにパソコンに向い、すべて1人でこなしています。そのため患者さんと話しながら全人的に判断するということがなくなっていました。つまりパソコンを見て、人を見ていない! ことが問題です。手書きのカルテなら、図や絵を補足的に描くことでわかりやすくなりますが、電子カルテでは病名とデータと簡単な経過しか書けません。その結果、管理はしやすくなるのでしょうが、アナログ的な変化は記録されません。
効率化によって人間的要素がますます失われていくのが心配です。特に医療分野だからこそ効率優先は問題があります。日本に『赤ひげ先生?』はいなくなるのでしょうか?
そばの効用
夏になると当店のお茶はいろいろ変化します。漢方茶やハーブティー、栄養ドリンクもお茶代わりに使いますが、くせがなく誰にも喜ばれるのが『だったんそば茶』ですね。そばアレルギーの方には気を使いますが、栄養豊富でおいしいのは確かです。
そばはルチンが豊富で有名、特にだったんそばは普通そばよりルチンが格段に多いようです。ルチンは抗酸化作用があり、血管の強化や血圧降下作用があり、コリンは肝臓を保護し動脈硬化の予防にも有効です。さらにたんぱく質は大豆より多く、ビタミンは米の4倍と、かなりのスグレモノ!食物繊維も多く、整腸作用も期待できます。関西では比較的うどんやそーめんが多いですが、そばも見直してみて下さい。