桜皮のはなし

桜の季節がやってきました。

<桜の花>を愛でる以外にも、桜の花びらを塩漬けにした<桜茶>や、桜の葉を巻いた<桜餅>などがよく知られていますが、漢方では<桜皮・オウヒ>を使います。

桜皮にはフラボノイドのサクラニン、サクラネチンなどが含まれ、蕁麻疹や腫れ物などの皮膚病の治療に用いられます。桜皮が含まれる漢方薬は<十味敗毒湯>で、ニキビや湿疹などによく使います。

でも、勝手に桜の皮は取らないでください。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というように、桜は切られるとそこから腐って枯れる心配があるのです。

お花見の季節です

京都では有名な「祇園・円山公園のしだれ桜」が4月上旬に満開になります。

昨年は4月4日の満開の下でお花見宴会をやりましたが、寒くて! 

風邪を引くスタッフが出ましたので、今年は中止になりました。そこで懐かしい昨年の写真を掲載します。

宴会中

一輪一輪が美しい

提灯が雰囲気を上げます

円山公園・枝垂桜

いつの間にか血糖値が!

高血圧の相談で長い間お越しいただいている64歳のMさんは、季節や状況によって<冠元顆粒>や<防風通聖散>などをお使いいただいていましたが、最近当店で血糖測定器を取り扱い始めたので、ご自分で血糖を測定していただきました。

結果は食後2時間で、300を超える値で少し驚きました。

以前は年に1回健診を受けておられたので心配はしていなかったのですが、お聞きしてみると最近は検査をしていないとのこと。早速検査を受けるようにお勧めしました。

高血圧ばかり気になっていたため、他の健康管理ができていなかったのが残念です。

鼻水とくしゃみに

花粉が飛散し始め、花粉症の方にはつらい日々のことと思います。

34歳の女性Kさんは、アレルギー性鼻炎で昨年10月に初めて相談に来られました。鼻水、くしゃみ、のどの痒みなどがあったので、<衛益顆粒>をお使いいただきました。

その後来られなかったのですが、今年2月に再来されたとき「うそのように鼻水とくしゃみがなくなりました」といわれ、今年の花粉症の予防に再び求めていかれました。

そして昨日、やはり<衛益顆粒>を飲んでいるとほとんど症状が出ないと言われていました。個人差はあるものですが、Kさんにはピッタシだったようです。

冠元顆粒の効果

83歳のKさん、10年前に脳梗塞を起こされ、それ以来再発予防に<冠元顆粒>を1日1包使っておられたとのことでした。

そして<冠元顆粒>を眠前に1/2包飲むと良く寝られるとも言われています。一時は睡眠剤も使われていたのですが、朝まで薬の作用が残ってボーっとするので、冠元顆粒を眠剤代わりに使ってみたところ調子が良かったので、それ以来続いているとのことでした。

すべての人にこのような効果があるわけではないのですが、時々同じケースがあります。いわゆる<お血体質>の方には、<効能外の様々な効果>が出るのも漢方薬の特徴です。

産後の貧血

子育てや授乳によって産後は貧血になりがちです。元々母乳はお母さんの血液が変化してでき、お母さんの栄養分が母乳になるのです。そのため立ちくらみやめまい、疲労、不眠などの症状は良く見られます。

Sさんも産後の貧血があり、とてもしんどい状態が続いていたのですが、たまたまお母さんが来店されていたのでSさんのために<婦宝当帰膠>を買っていかれました。

そして1ヶ月過ぎ、ご本人がこられ、「立ちくらみもなくなり、身体も楽になって、ものすごく効いた。もう止められなくなった!」と喜んでいただきました。不妊症や冷え症などでお越しの方は<婦宝当帰膠>の効果をご存知なのですが、全く初めての方でしたのでとても効果がはっきり感じられたものと思います。

突発性難聴

3年前に耳鳴りが始まり、その後突発性難聴を発症された男性Iさん、すぐに入院され一旦は治まったのですが、3ヵ月後に難聴を再発し、疲れたときにはめまいも生じると相談に来られました。

最初は<冠元顆粒>などをお使いいただきましたが、ネットでいろいろ調べられていて、<板藍茶>を併用されることになりました。

その後4年間<板藍茶>を継続され、一度も再発することなく元気に過ごされています。海外での仕事やストレスの多い仕事で、それに対応する漢方薬を併用されたらと思いつつも、板藍茶だけでとても順調と言われています。

突発性難聴の原因はヘルペス・ウイルスという説があり、ヘルペスの薬で治ったという症例もあるようです。今回<板藍茶>がどのように作用したかは不明ですが、結果が良かったのは確かでした。

ストレスによる様々な症状

最近若い女性の相談で多く見受けられるものに、ストレスによる様々な症状です。

本人はストレスが原因と気づいていないので、いくつかの診療科を巡られるのですが、どこも「異常なし」の診断で、漢方しかないと思い来られるのです。

そこで、よく見られる症状を列記してみました。

下痢と便秘が交互にくる 

胃酸が上がる

右腹部がつっぱる

みぞおちに違和感がある

咽が詰まる感じや塞がる感覚

胃痛や嘔吐

食べてないのに下腹部が張る

舌が痛む

まぶたがピクピクする

額部が痛む

耳閉感がある

いずれも<診察で異常なし>と診断された場合は、ストレスが原因のケースが多く、漢方が良く効く症状でもあります。 あなたにはどれが該当しますか?

舌を見る人

私達、漢方に携わる人にとって、舌を見ることは病状の判断で特に重要な行為です。しかし、舌を見ることが日常化していて、「舌を見る」という行為自体の奇妙さを最近忘れがちです。

だって、舌ですよ・・・。

普通の人が友人と会って、挨拶代わりに「ちょっと、舌出してみて?」なんてことがあったら、「よっぽどのことになってるな」と表現するしかないでしょう。初めてのお客様に「舌出してください」と言うと、ほぼ決まって「エッ?」という顔つきをされます。

職業上人は色々なものを見て生きています。

歯医者さんなら、口の中を。

水道管工事の人は、水道管を。

などなど、少し考えると奇妙なものを見続けて生活しているのです。ですから我々漢方をやるものが舌を見ることも、その一環として捉えればありなのかとも思います。

「おっ、この舌は油断がならんぞ!」と身構えてしまった自分もその職業に立派に染まってきた証かなと思った瞬間でした。 (記 : 木下)

※図は舌の部分と、それに関連する内臓を表したものです。

花粉の飛散が始まりました

昨日は春の陽気でポカポカ。

花粉が初めて多く飛散したようで、一挙に花粉症の相談が増えました。とはいっても、昨年も、一昨年も来られているお客様が、思い出したようにこの時期に来店されます。

花粉症に使う漢方薬は眠くならないのが特徴で、且つ、様々な症状に対応したものがあるのも特徴です。ですので、毎年お越しいただく方は、上手に使い分け、あるいは併用されています。

まず3月の初期の段階は、やはり<衛益顆粒>からのスタートです。