とてもうれしい出来事!

先日、当店のお客様Aさんのピアノ・コンサートに行ってきました。

Aさんは音楽の勉強で海外留学された後日本に帰ってこられたのですが、環境や仕事のことなどで悩まれ、不安感やイライラで精神的に不安定な日々を過ごしておられました。そして感情の起伏が激しく、お母さんが心配になって当店に相談に来られました。その後ご本人も来られ、少しでも気分が落ち着くようにと、状況にあわせて様々な漢方薬や<シベリア人参茶>などをお使いいただいていました。

2年半ほど経過したころからあまり来られなくなったなあと思っていたところ、先日ピアノ・コンサートを開催するとご招待いただきました。正直なところ、単独のコンサートなんて大丈夫かなあと思いつつ、当日は半分期待と半分不安を持ちながら参加しました。

アナウンサーもなく、完全な独演会で、聴衆も緊張の中Aさんが登場、一礼した後ピアノに向かい、かなりの時間をとって心を集中させた後の第1打でした。その寸前まで、緊張のあまりピアノが弾けないのではと観客席の多くが心配していた様子だったのですが、それもすぐに打ち消され音楽に引き込まれました。

Aさん独特のやさしいピアノタッチと、且つしっかりとした音、感情を豊かに表現した旋律、全部で2時間弱の長い演奏にも係わらず、譜面がない暗譜での演奏、Aさんの気持ちが伝わるような感動する演奏会でした。そしてAさんがこんなにすばらしい技量と感性の持ち主であることを改めて知ることができました。

久々にとてもうれしい気分になりました。

Aさん、感動をありがとう!!

街の中の静寂

日曜日に出かけたついでに、京都御所に立ち寄ってきました。

幸いにも晴天に恵まれ、ゆっくりと木陰を楽しむ人たちがにぎわっていました。御苑は植物がいっぱいで、名残桜と山吹が鮮やかな色を咲き誇っていました。

わずかの自然も大切にしたいものですね。

       

長期の生理不順 2

生理不順が高じて生理が止まってしまうケースもあります。

Aさんは高校、大学受験などのストレスや、ダイエットをしたことなどで不順が続き、24歳で生理が完全に止まってしまいました。その後婦人科でホルモン剤を投与され、7年間服用されていました。この間、服用すると生理は来るのですが、止めるとこないという状況でした。

そして今年、ホルモン剤をやめようと考え、相談に来られました。

タイプは冷え症、低血圧、血流が悪い体質で、<婦宝当帰膠> <参茸補血丸> <冠元顆粒>をお使いいただきましたところ、1ヶ月余り経過した時点で、自力で生理が来ました。身体も温かくなり、体調も良好とのこと。それよりも、自力で生理がくるのは7年ぶりで、効果の早さに双方驚きでした。

Aさんの場合はホルモン剤を使ってでも生理が来ていたので、まだ卵巣機能は働いていたのでしょうが、全く来ない状態が長期に渡っていたなら、こんなに早く解決することはなかったと考えられます。

長期の生理不順 1

生理のトラブル相談は日常的にありますが、ほとんどの方が短期間で改善します。面白いほど漢方薬が効く疾患です。 

36歳のYさん、冷え症で、便秘気味、ストレスを受けやすく、咽に違和感がある、そして生理が不順との相談を受けました。Yさんの症状はよくあるケースですので、<婦宝当帰膠> <加味逍遥散> <桃核承気湯> をお使いいただきました。

薬をのみ始めるとすぐに生理が来て、その後は30日後に、そして32日後にと、毎月来るようになりました。今で3ヶ月過ぎ、体調も良くなりましたが、さらに口の周りに頻繁にできていた吹き出物が全くなくなり、思わぬ効果に大変喜んでいただきました。

そして今日は『これなら、もっと早い時期に来たらよかった』と言われて、婦宝当帰膠を求めていかれました。

今年初めての山菜採り

雨後の筍と言われるように、雨が降った後は植物が一斉に芽吹きます。

ちょうど気温も暖かくなってきたので、今年初めての山菜採りに行って来ました。幸いにもタイミングよく、まだ誰も山に入っていない早朝、ウグイスのさえずりを聞きながらワラビを摘んできました。

ワラビは成分のビタミンB2が体内の過酸化脂質をできにくくし動脈硬化の予防に働き、豊富な食物繊維が腸の働きを良くし、カリウムがナトリウムを排泄して血圧を安定するなどの効果が期待できます。と言っても少しぐらい食べても効果はないでしょうが・・・。また、ワラビは発がん性があると言われますが、あく抜きをしたものは問題ありません。

栽培ものでなく自然生えは香りも強く、漢方ではこの香りが<行気薬>として気のめぐりを良くすると言います。

この時期は自然に入って、山菜採りをお楽しみください。

幻覚や幻聴

頻度は少ないですが、統合失調症や認知症の方で<幻覚や幻聴>の相談にこられるケースがあります。

当然病院にて診断され、治療を受けておられるのですが、服薬によって眠くなることを改善したいとか、さらに良くなりたいと思われて来られます。

2年前に来られた30歳のMさん、周囲の声が気になる、イライラするなどの症状で病院からの薬を飲まれていましたが、漢方薬も併用したいと来られました。最初は<抑肝散加陳皮半夏>や<シベリア人参茶>をお使いいただいたところイライラは改善してきたのですが、プレッシャーがかかると幻覚が出るというので<加味帰脾湯>に変法し、継続していただきました。そして10ヶ月でほとんど改善し、その後は1日1回の服用でも悪化することなく過ごしておられました。

ところがこの春、仕事の状況が大きく変化し、ストレスが増えるとともに再発したため、再びしっかり漢方薬を服用していただくことになりました。あわせて、ストレス源を軽減するように進めていただいています。

ストレスの多い社会だけに、再発を避けることが難しいものと感じています。

三谷和合先生のこと

昨日の続きですが、ご講演されました三谷和男先生のお父様・三谷和合先生はすでに亡くなられていますが、江戸時代~明治にかけての漢方の大家『浅田宗伯先生』の流れをくむ漢方界では著名な先生でした。

また舌診の大家でもあり、舌診は瞬間芸で、長い間舌を出していると状態が変化してしまうので、瞬間にとらえて判断する必要があるとのことでした。

さらに先生は加賀屋病院の院長として、地域に根ざした地域住民のための医療を実践されていた、立派な先生でした。

ずっと前に、病院内の勉強会に参加させていただき、漢方理論だけでなく、和合先生のお考えの一端を学ばさせていただきました。先生は『病気でなく、病人をみる』とも言われていました。単に病気に囚われるのでなく、環境も含めその患者さんのすべてを見るということだと思います。

懐かしくもあり、改めて漢方について考える機会でもありました。

漢方薬とメタボリックシンドローム

先の日曜日は京都府薬剤師会主催の公開講座『漢方薬とメタボリックシンドローム』を聞いてきました。講師は京都府立医科大学の三谷和男先生で、病院での漢方相談の話も交えてわかりやすい内容でした。

特にメタボの話の根源は<食>にあり、<食養生>が基本となります。中国の紀元前の書物『周礼』によりますと、当時の宮廷に使える医者は「食医」「疾医」「傷医」「獣医」の4つの位に分けられていて、この中で、「食医」が最高位で「正しい食事を摂って病気を治す」ということを行っていたようです。それほど食が大切であることを改めて考える機会となりました。

そして先生は、病の多くは胃腸機能と自律神経に関連していて、これを正常な状態に正すことが治療に繋がるとのことでした。

メタボの漢方薬としては<防風通聖散>が一般的によく使われているが、日本人の現状から見るとむしろ<防已黄耆湯>が適する人が多いように思われるとのことでした。

また、江戸時代に書かれた書物『養生訓』の一部を紹介されながら、漢方治療ではまず養生の話から始めて、どんな養生がその患者さんに必要かを指導することが肝心ということでした。こういった考え方が大変勉強になりました。

銘酒をいただきました!

遠方から京都にお越しになり、そのついでに当店に立ち寄られる方はたくさんおられますが、その後も来るたびに立ち寄っていただけることはとてもうれしいものです。

昨年2月、京都観光にお越しになった東北のTさんは初めて当店に立ち寄られ、7年間続いているめまいの相談を受けました。その後は症状の変化をお聞きしながら<冒眩散>などを調合したお薬を毎月発送していましたが、4ヶ月後からめまいは改善し始め、薬を飲み忘れる日も有るほどまでになりました。

そして、先日1年ぶりにお越しいただき、手土産に銘酒をいただきました。ちょうど京都は桜が満開の季節、楽しい観光をされたことと思います。ありがと うございました。

インフォームド・コンセント

この意味はご存知の方も多いと思いますが、医師が患者に診療の目的・内容を十分に説明して、患者の納得を得て治療することです。

最近医療事故や医療ミスによるトラブルや訴訟が増えるため、産婦人科や外科の医師を志望する医学生が減ってきているとも聞きます。そしてこの問題を避けるべく、以前は文書や説明が行われていましたが、最近はビデオやDVDを使って、治療内容が理解しやすくなってきています。

優れた病院ほど、これらのシステムが出来上がっているようです。病院も大変な時代といわれますが、患者の立場を大切にする病院だからこそ患者が集まるのでしょう。

当然のことですが、わが身に振り返って考えさせられました。