京都駅から南北にはしる烏丸通りを北へ。東西にはしる七条通りを越えてまもなく、
左手の方向を見ますと東本願寺がみえてきます。
東本願寺は親鸞聖人(しんらんしょうにん)というお坊さんが開いた浄土真宗の檀家さんや
聖人を慕う人たちが後に建てたものが元になっているそうです。
浄土真宗は『出家しなくても悟りを開いて極楽に行ける!』をコンセプトに開かれました。
この親鸞聖人が活躍していた時代、仏教を志すには家を捨て、名を捨て、肉食飲酒は
ご法度、結婚も諦めねばならず、女人禁制ですので女の人は救いを求めたくても
できない文化でしたので当時の人たちにとっては衝撃的な出来事だったであろうと
思います。
もちろん昔ながらの日々の厳しい修行から悟りを開こうという僧や寺からは疎まれ
『破戒僧』という烙印を押されて弾圧、島流しにあったり大変な苦労をしたそうですが、
自分の正しいと感じることには一切妥協を許さず突き進んだ人であったそうです。
さてこの東本願寺の見どころ、1つ目は御影堂(ごえいどう)。
木造建築としては世界的に大きく、畳は927枚敷き詰められているそうです。すごい。
927枚の畳は伊達じゃなく圧倒されるものがあります。
大通りに面しているにもかかわらず静かな時間が流れていて、足さえしびれなければ
ずっと座っていたいような気持になります。
天井の梁にはダイナミックかつ繊細な模様が彫られていて建築好きにはたまらない
でしょう。
ふすまの絵や掛け軸も歴史を感じます。
2つ目は阿弥陀堂。
最近修繕をおえた内部は金箔がほどこされてキラキラしています。
阿弥陀さまがいる極楽浄土を表現するため、金箔を1枚1枚はっているのだそうです。
室内の明かりを外からの太陽光やロウソクなどに頼らなければならなかった時代は、
もっとやわらかい光が壁や天井に反射して幻想的な雰囲気だったろうと思いました。
日本の建物は日光が直接部屋に入らない構造になっているため、夏でも涼しくできて
います。
京都駅まで出てきたら、1度は東本願寺に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
たまには畳の上に座ってのんびりとした気持ちを楽しむのもいいですよ。

投稿者 高橋
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