漢方薬で使われる生薬。
その名前にはきちんとした由来があります。
今回は かしゅう の話。
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中国に 何(か) という名前のおじいさんが住んでいました。
おじいさんは御年80を越えても若々しく、カラスのように黒々とした髪の毛がふさふさに生えていました。
不思議に思った人が、普段から特別なことをしているのかと聞きました。
「ワシャ毎日この草を煎じて飲んでいるんじゃ。」
この草こそ かしゅう だったのです。(脚色あり)
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何 さんの 首から上(髪の毛)が 烏(からす)のように黒々 としていることから
何首烏 かしゅう という名前がつきました。
かしゅうは 養血薬という血をつくる生薬に分類されています。
髪の毛は 血余(けつよ) と言われており、血が不足すると髪の毛が細くコシが弱くなってしまいます。
血が充実していると髪は若い時と変わらず太く黒々とした状態を保ちやすくなります。
実際に かしゅう の配合された育毛剤が市販されています。
また かしゅう には、腎(東洋医学では生命の源)を補う作用があるため 何さん は若々しく長生きされたのでしょう。
投稿者 高橋
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