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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

腎虚

舌痛症の改善には漢方薬 1

2025年7月3日 by 健伸堂

舌痛症は女性によく見られる症状で、その原因はたくさんあります。

・胃腸機能の低下によって<胃熱>が生じ、口内炎のような痛みが生じる

・イライラや過度の緊張などにより、<心火>が盛んになり、舌尖が紅く痛む

・ストレスが継続すると<肝気鬱結>状態になり、舌の辺縁部や周囲が痛む

・ストレスや高齢化などで<腎虚>状態になったときに、舌の上部や辺縁部が痛む

などがあり、その方の体質や発症経過を合わせて考えます。

<71歳女性の腎虚による舌痛症例>

71歳のYさん、舌の辺縁部がピリピリ痛むという相談をお受けしました。
舌色は淡紅、薄白苔で正常舌、目視では異常はなく、口腔外科でも異常なしとの診断でした。

睡眠は中途覚醒が多く、夢が多い、脇腹が張る(胸脇苦満といいます)などがあり、他の疾患で治療中なので、そのストレスが原因と思われました。

そこで漢方薬は、疎肝剤の加味逍遥散などを使っていただきましたが、2週間後症状は変わりません。

そこで再度詳しくお聞きすると、特にストレスは感じていない、夜間尿が多い、朝方に口が塩辛く感じるなどの特徴的症状がみられたので、これは<腎虚>が原因と考えられました。

そこで漢方薬は、補腎剤の牛車腎気丸などをお使いいただきました。

20日後、少し変化があり、痛みを忘れる時もあるとのことで漢方薬が合ったようでした。

その後1か月服用いただき、痛みはすっかり消えました。

年齢が高くなると<腎虚>による舌痛症が出やすくなります。

お気軽にご相談ください。

伏見稲荷大社 6月の茅の輪

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み タグ: 牛車腎気丸, 肝鬱, 腎虚, 舌痛症

疲れると起きるめまい

2024年2月22日 by 健伸堂

春先の季節の変わり目にはめまいの方が多くなります。
漢方で考えるめまいの原因は

水毒(水分滞留)
血虚(血液不足)
血お(血流悪化)
腎虚(老化現象)
肝陽上亢(肝気が上に昇る)
などがあり、それぞれに対応する漢方薬を使います。

78歳のOさん、転居を控え、家のリニューアルや引っ越し荷物つくりなど忙しくしておられました。
その頃からフワフワするめまいが始まり、頻繁に繰り返していました。

高齢者の場合は漢方で言う<腎虚>によって身体の水の巡りがコントロールができなくなり、めまいが起きるケースがよくあるので、まずは温陽利水薬をお使いいただきました。

その後10日経過してもめまいは治まらなかったので、再度お聞きしたところ、Oさんの場合は

ストレスや忙しい時に起きるとのこと、
めまいの時に吐き気が伴う、
下半身が冷えている、
胃腸機能は弱い、
などの特徴があったので漢方薬を<化痰熄風薬>に変更したところ、すぐに治まってきました。

この薬は、胃腸が弱いために水分の代謝がうまくされず、その結果起きるめまいや吐き気が目標になります。

水分が原因となるめまいの漢方薬も様々、体質を正確に捉えることが大切です。

めまいのご相談もお気軽にどうぞ

幸福の木に花が咲きました

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カテゴリー: めまい タグ: めまい, ストレス, 化痰熄風, 半夏白朮天麻湯, 吐き気, 疲労, 腎虚

めまいの季節

2018年4月27日 by 健伸堂

最近めまいのご相談が増えてきました。

この時期のめまいは、季節の変化が自律神経に影響して起きるめまいかと思われます。

特に女性に多く、陽気が昇るため、肩がつまり、頭が張ったり重くなり、フラフラするめまいです。時には気分が不安定になり、不安感を伴うこともあります。

6月以降のめまいは、暑さによって水分摂取が増えるための<水滞>のめまいが多く、めまいがするとムカムカし、時には嘔吐するというケースです。

高齢者のめまいは、漢方で<腎虚>といい、身体のエネルギー低下によって、代謝が低下し、気血水の巡りが悪化して起きるものがあります。

若い女性で低血圧の方は、一過性の脳貧血でおきるめまいもあります。

めまいもいろいろなパターンがあり、天井が回転性する、フラフラする、首を動かすとグラッとする、目の前が真っ暗になるなど様々で、それによって漢方薬も異なります。

ご相談ください。

茶畑の手入れ

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カテゴリー: めまい タグ: めまい, 回転性, 水毒, 脳貧血, 腎虚, 陽気

脚がふらつく

2017年9月8日 by 健伸堂

Kさん宅の近くの家に、大きな声を出す方が生活しているため、いつもそれが気になるとのことでした。事件ではないので、強制的に排除するわけにもいかず、周辺の方は悩みの種になっているようです。

そのため、Kさんは気分が不安定になり、不安感も出るようになりました。

病院では安定剤などが出されましたが、薬を飲むとふらつきが出たり、脚に力が入らなくなったり痺れを感じたり、かえって不調になります。

そこで漢方薬の安神剤を使っていただきましたが、漢方薬でも足が重くなりました。

再度考え直し、これらは薬が原因ではなく、年齢的な要因と精神的な要因が重なって起きている<腎虚>と考え、補腎作用がある<亀板含有健康食品K>をお使いいただきました。

2週間後、朝起きの時に脚に力が入るようになったとのことで、さらに継続してもらうことにしました。

不安感は精神的な影響だけでなく、血流を悪化させたり、高齢者では<腎>に及んで、腎虚を招き、結果として足腰の力が低下することも考えられます。

ブルーベリーが色づいてきました

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カテゴリー: 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: ふらつき, 不安感, 腎虚

髪が抜ける

2016年10月21日 by 健伸堂

秋は髪が抜けやすくなる季節で、女性は特に気になることと思います。

42歳の女性Hさん、生理が不順になり、のぼせ、顔がカッカする、イライラも強く、口渇がある、手足がほてる、耳鳴りがするなどの症状に加え、髪が抜けやすく気になってきました。
頭部は乾燥し、痒みもあって、そのために髪も抜けるようでした。

この状態は、更年期にみられる症状のようでしたので、まずは<加味逍遥散>や<瀉火補腎丸>をお使いいただきました。

2週間後、症状は緩和し、頭部の痒みやイライラ、のぼせ、睡眠などが改善してきました。
抜け毛はまだ相変わらずの状態でしたが、頭部の熱が治まり、乾燥が改善してくると毛根の働きも良くなるかと思われます。

抜け毛の原因は、血虚=血液不足で毛根に充分な栄養が行かない場合や、肝鬱=ストレスで起きる円形脱毛、腎虚=年齢的に頭部の皮膚代謝の低下、そして前述の更年期症状に関連してよくみられます。

kaki1

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カテゴリー: 更年期障害, 頭髪のトラブル タグ: 抜け毛, 更年期, 漢方, 肝鬱, 腎虚, 血虚, 髪

めまいと耳鳴り

2016年3月5日 by 健伸堂

78歳のYさん、昨年末にめまいを発症しました。

1日に2回起きることもあり、一度発症すると半日起きられないほどでした。

症状は、回転性のめまいで、特に朝起きた時に発症しやすく、姿勢を変えると起きやすい、めまいで吐き気がする、などでした。

また、元々耳鳴りがあり、耳が聞こえにくいようでした。
その他、糖尿で口渇もあり、水分の摂取も多いとのことでした。

そこで、水毒が原因で起きている回転性のめまいと捉え、<沢瀉湯>をお使いいただきました。

2週間後、めまいの頻度は減ったものの、やはり強いめまいが2~3回起きていました。
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さらに詳しくお聞きすると、耳鳴りがひどい時にめまいを誘発するようで、血圧の変動もめまいに関連しているようだと言われたので方針を変更し、耳鳴りに関連する症状に使う<滋腎通耳湯>や、化痰平肝作用の<釣藤散>などをお使いいただきました。

それから2週間後、かなり軽減したのでそのまま継続していただきました。
その後ほとんどめまいはなくなったのですが、耳鳴りも改善したいと思い、続けていただいています。

めまいの原因は水毒の場合が一番多いのですが、耳の症状を伴う場合には腎虚も関連しているようで<漢方薬J>なども適応になります。

たくさんの種類がありますので、ご相談ください。

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カテゴリー: 未分類 タグ: めまい, 水毒, 耳鳴り, 腎虚

筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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