春先の季節の変わり目にはめまいの方が多くなります。
漢方で考えるめまいの原因は
水毒(水分滞留)
血虚(血液不足)
血お(血流悪化)
腎虚(老化現象)
肝陽上亢(肝気が上に昇る)
などがあり、それぞれに対応する漢方薬を使います。
78歳のOさん、転居を控え、家のリニューアルや引っ越し荷物つくりなど忙しくしておられました。
その頃からフワフワするめまいが始まり、頻繁に繰り返していました。
高齢者の場合は漢方で言う<腎虚>によって身体の水の巡りがコントロールができなくなり、めまいが起きるケースがよくあるので、まずは温陽利水薬をお使いいただきました。
その後10日経過してもめまいは治まらなかったので、再度お聞きしたところ、Oさんの場合は
ストレスや忙しい時に起きるとのこと、
めまいの時に吐き気が伴う、
下半身が冷えている、
胃腸機能は弱い、
などの特徴があったので漢方薬を<化痰熄風薬>に変更したところ、すぐに治まってきました。
この薬は、胃腸が弱いために水分の代謝がうまくされず、その結果起きるめまいや吐き気が目標になります。
水分が原因となるめまいの漢方薬も様々、体質を正確に捉えることが大切です。

幸福の木に花が咲きました
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