肛門周囲膿瘍

肛門周囲膿瘍は肛門部の感染症で、直腸と肛門の境の歯状線に下痢などによって便が入り込み、便のなかの大腸菌が肛門腺に感染を引き起こす疾患です。その結果、膿が肛門周囲に広がって肛門周囲膿瘍となります
肛門周囲膿瘍になって膿がたまると、腫れて激しい痛みや、酷い時は高熱を発することもあります。

40歳のNさんは昨年この疾患を患い、切開して膿を出しました。しかし再び腫れて来たので相談に来られました。
詳しくお聞きすると、冷え症で、以前から下痢と便秘を繰り返す、化膿しやすい、口内炎が出来やすいなど、特徴的なことがいくつもありました。

そこで漢方薬は冷え症を改善し、血流を良くする、化膿体質を改善し、胃腸の機能を整えて、便通を整えることなどを目的に、<婦宝当帰膠> <開気丸> <馬歯けん含有健康食品G>などをお使いいただきました。

2週間余り使われた後に状況をお聞きすると、下痢や便秘はせず、肛門部の痛みも消え、口内炎も出来なかったと、短期間での改善を喜んでいただきました。

このまましばらくの間続けていただき、体質改善ができると、もう切開することは必要ないと思われます。

早い効果でとてもうれしい報告でした。

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顔の痒み

28歳のTさん、2ヶ月ほど前から甘いものを朝から摂るようになり、顔に痒みが出始めました。病院でもらったステロイドなどの軟膏も効果なく、相談に来られました。

鼻や眉毛の付近などが痒く、特に夜に気になるとの事でした。元々乾燥肌や脂漏性皮膚炎の体質でもあり、まずは清熱・補血の<温清飲>などの漢方薬をお使いいただきました。

その後2週間で痒みは少しましになりましたが、食事をすると痒みが増える、特に甘いものを食べると痒くなるとの事でした。また食後に腹痛や下痢をするときもあるようでしたので、今回は

<温清飲>に加え<香砂六君子湯>を併用していただきました。

根本原因は胃腸機能にあるようですが、まずは痒みを抑え、その後胃腸機能を改善することで、根本的に発症しないよう考えています。少しずつ改善し、安心していただいています。

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精索静脈瘤の疑い

40歳の男性、10月頃より会陰部に違和感を感じ、睾丸が時々痛み始めたので病院で検査を受けられました。
その結果、診断は精索静脈瘤。睾丸上部の静脈で血流障害が生じ、精索が圧迫されているようでした。
そのため睾丸に痛みを生じているようでした。
結婚を間近に控えられていてこのままでは結婚にも影響するというので、相談に来られました。

体質は、肩こりや後頭部のつまる感じと頭痛があり、血流の悪い体質で、冷え症もあったので、活血補血の<血腑逐瘀湯>や温補腎陽作用の<八味丸>をお使いいただきました。

1ヵ月後来店された時は、痛みも違和感も全くなくなり、調子が良くなったとの報告でしたが、静脈瘤はそんなに短期間では改善しないので、漢方薬はそのままお続けいただいています。

血流不良は様々な部位に支障を来たしますので、日頃から気をつける必要がありますね。

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花粉症の予防

今年の花粉飛散量は例年の2倍~15倍以上だとか。
環境省の予測では、京都は3月中旬で昨年の10倍、滋賀県では15倍以上といわれています。
でも例年の様子から、2月20日頃から飛散が始まり、花粉症相談にお客様が来られています。

花粉症に使う漢方薬は、予防として使える、眠くならない、副作用がないのが特徴です。

体質と症状にあわせて、衛気を高める<衛益顆粒>など、予防的に使えるものがあります。

飛散が始まる前にご相談ください。

参考にこちらもご覧ください。
https://www.kanpou.info/kafun/

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冷えると膀胱炎

寒くなってくると膀胱炎の相談も増えてきます。

膀胱炎の原因は細菌感染ですが、細菌が見られなくても、頻尿や残尿感、腹部の痛みが出ることもあります。その多くが冷えと関連しています。

30歳の女性Tさんは、秋に相談にこられました。

足が冷え、ストレスが多く、膀胱に刺すような痛みがあるとのことで、補血利水作用の<当帰芍薬散>をお使いいただき、5日間ですっかり良くなりました。

その後しばらく来られなかったのですが、今年に入って寒さが厳しくなるとともに腹部に違和感を感じ、圧迫すると痛みを感じるようになったとのことで、再び同じ<当帰芍薬散>を7日間お使いいただきました。

その後は、根本的な冷え症改善のために<婦宝当帰膠>を続けてもらうことにしました。

冷え症は膀胱炎だけでなく、様々な疾患の元になりますのでしっかり改善しておくことが大切ですね。

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生理に伴う腹部痛

24歳の女性Nさんは、生理の少し前から腹痛があり、生理中とその後には強い腹部痛や下痢などが起きていました。
病院でホルモンやエコー、さらにはMRIの検査も受けられたのですが、特に異常は見つからず、原因不明とのことで相談にこられました。

体質は冷え症で肩こりもあり、血流が悪かったのでまずは補気血、温補の<婦宝当帰膠>などをお使いいただきました。

その後の生理は、腹痛は生理後1日だけ起きてましになったものの、下痢は改善しませんでした。そこで、これは<寒凝胞中>と捉えて、<温経湯>を併用いただいたところ、その後生理前後の腹部痛も下痢もすっかり消えて喜んでいただきました。

この症状は身体を冷やすような生活が原因で、慢性的な冷えとなって生じたものと思われます。食事や服装などの日常生活に気をつける<日々の養生>が大切なことを教えてくれた事例でした。

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新年おめでとうございます。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今年も引き続き、様々な症例を書いていきたいと思います。

このブログは単に<飲んだ、効いた>の内容では意味が無いと思われる方もあると思いますが、学術的な論評をしたいわけでなく、漢方薬の使い方を広く知っていただくことです。

漢方薬にはたくさんの種類があって、標準的な効能どおりに使う場合もありますが、効能外で用いて様々な効果を生む場合もあることを知っていただき、皆さんが興味を持っていただけたらと考えています。

今年も宜しくお願いします。

古村 学

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しもやけ

朝夕寒くなって、冷え症やしもやけの相談が増えてきました。

36歳の女性Yさん、昨年の12月にしもやけの相談に来られ、温補・補気血の<婦宝当帰膠>や活血の<桂枝茯苓丸>をお使いいただいて症状は改善し、2月以降は来られなくなりました。

そして今年も12月にお越しいただき、昨年冬は調子が良かったので、今年も同じ薬を飲みたいとのことでした。すでに指は紫色で、しもやけの初期状態、来られるのがちょっと遅かったかなと思いました。

しもやけの方は、冬が過ぎると薬も止めてしまわれることがほとんどですが、継続して体質改善をされていればこんなになることはないのにと思われました。そして、漢方薬は治療薬でもありますが、予防薬として使えることをお話ししておきました。

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自家中毒

小学校3年生のSちゃんは2年の夏休み明けから不登校気味になり、その頃からイライラが増え、時には悲しい気分になったり、夜中に吐いたり、様々な症状が出始めました。

お母さんが心配し、心療内科に連れて行かれたのですが、薬は出されずしばらく様子を見てくださいとのことでした。

しかし心配な状況が続き、漢方相談に来られました。
症状は前述に加え、寝ているときと起きた時に<引っぱられる>感じがするとのことでした。

そこでお母さんには焦らずに子供さんの気持ちをゆったりさせてあげて」というようなとお話をし、漢方薬は安神作用の<桂枝加竜骨牡蠣湯>を使っていただきました。

そして2週間後には吐くこともなくなり、少し自分から動き始めたとのことでした。
その後来られなかったので気になっていたのですが、先日来られてお聞きしたところでは、3カ月程は元気になって薬を飲まなくても調子が良かったのですが、また最近はしんどくなってきたので漢方薬を再開したいとのことでした。

自家中毒は周期性嘔吐症候群といわれ、疲れやストレスなどが引き金となり、自律神経が腹痛、嘔吐を引き起こすと考えられています。Sちゃんはこの疾患なのかわかりませんが、症状や生活背景から考えて漢方薬を決めることもあり、全人的にその方を捉えるのが漢方の特徴なのです。

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気管支拡張症?

昨年の秋に気管支拡張症と診断された女性Mさん、非結核性抗酸菌症とも言われたのですが、喀痰からは菌が見つからないのに抗生物質が出されたとのこと。それを服用しても咳は治まらないので相談に来られました。

症状は、以前から咳が続き、特に寝る前や朝方と、気温差のある時に咳き込むようでした。痰がからみ、咽の奥でひっかかる感じがしていました。病院の検査結果では、脇部X線検査も痰の検査も異常がないのに、これらの病名が付いたようです。

そこでこれは体質的な原因ではないかと考え、冷え症や、咽の乾燥感、のぼせなどを改善することで咳を軽減するよう、温補補血の<婦宝当帰膠>や、降気平喘薬の<蘇子降気湯>などをお使いいただきました。

1週間後電話で、咳が少し改善してきたとのこと、1ヵ月後にはほとんど咳が出なくなりました。身体も温まりのぼせも改善したようで、これらの体質が咳の原因だったと思われました。

これから寒い季節、咳き込むことも多くなりそうですが、慢性的な咳は漢方が適応するケースが多々あります。ご相談ください。

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