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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

作者別: 健伸堂

指関節の痛み

2009年9月7日 by 健伸堂

以前からお越しのMさん(71歳女性)、今年の初め頃から指が痛くなり、病院で検査を受けられましたがリウマチ反応はなく、しばらく様子を見ておられました。

そして6月頃より人差指の第1関節が、力を入れると電気が走るように痛み始めました。少し脹れ気味で、冷やしても温めても改善しないとのこと。

そこで漢方薬は散寒去湿作用の<桂枝加朮附湯>をお使いいただきましたが改善せず、再度病院で調べられたところ<へバーデン結節>との診断を受けました。この疾患は指の第1関節が脹れ、こわばりや痺れが出ることもある、関節の狭小化と軟骨の変性を伴う<変形性関節症>です。

西洋薬では、痛み止め、抗炎症剤、酷いときは注射や神経ブロックなどが行われます。リウマチと同じく冷やさないことです。

漢方薬は、中から温めると同時に痛みを軽減するものを用います。

それにしても、変形性関節症は知っていましたが、<へバーデン結節>という言葉はMさんから初めて教えていただきました。いつもお客様から教わることは多いものです。

カテゴリー: リウマチ タグ: 指関節

増える糖尿病の相談 2

2009年9月5日 by 健伸堂

糖尿病に使う漢方薬は、その方の体質により異なりますが、中医学では<痰湿>をとり、血液をきれいにし、<血流を良くする>ことで血管内壁を保護することを考えます。

しかし、一般的には<血糖値が下がる> か <下がらない>の話になります。

60歳の女性Mさんは十数年来の糖尿病で、空腹時血糖値が140、HbA1cが7,9と高く、病院からも薬をもらって続けておられました。そこで体質改善のための漢方薬と、菊芋含有健康食品をお使いいただきました。

そして4ヵ月後に検査を受けられたところ、HbA1cは7.2まで下がり、喜んでいただきました。しかし、その後安心したためか食べ過ぎになり、再び7.5まで上昇したとのこと。やはり食生活をコントロールするのは難しいことのようでした。現在も再びデータの改善にチャレンジされています。

カテゴリー: 糖尿 タグ: 糖尿病

インフルエンザの流行始まる

2009年9月1日 by 健伸堂

新型インフルエンザが流行し、死者も出始めました。9月末以降がピークになるようで、お客様もその対応を考えておられるようで、<麻黄湯>を求める方が増えてきました。

以前にも麻黄湯について東洋医学会での発表内容を書きましたが、
https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2009/05/post-818.html

その補足をしておきます。

というのは、麻黄湯は実証(体力ある方)の発熱時や節々の痛みがある場合に、発汗・解熱させる作用がありますが、体力のない方が使うと汗が止まらなくなる脱汗現象や、動悸がするなどのトラブルに繋がることがあります。

漢方薬はあくまで体質によって使い分けしますので、インフルエンザとか、高熱などの症状だけで<麻黄湯>を使うというのは誤りです。

必ず、専門の方にご相談ください。

カテゴリー: インフルエンザ タグ: インフルエンザ

疲れると頭痛がする

2009年8月29日 by 健伸堂

28歳の女性Kさんは、疲れると目の奥の痛みから始まる頭痛を繰り返していました。ひどい時は吐き気もして困っておられました。

漢方の頭痛薬は<釣藤散>や<川芎茶調散>など、その他にもたくさんの種類がありますが、疲れたときに発症するということを手がかりとし、補気薬の<補中益気湯>をお使いいただきました。使われてしばらくした後から、頭痛は全く無くなり、大変喜んでいただきました。

補中益気湯は<医王湯>ともいい、効能は虚弱体質、疲労倦怠、食欲不振などが表示されていますが、実際は頭痛や、皮膚病、低血圧など、様々な方に多く使われ、まさに<お薬の王様>なのです。

カテゴリー: 頭痛・偏頭痛 タグ: 頭痛

アトピーの改善

2009年8月27日 by 健伸堂

33歳の女性 I さんは、子供の頃からアトピー性皮膚炎があり、悪化を繰り返していました。特に季節の変わり目の、6月に悪化し、相談に来られました。

状態は、全身が乾燥気味、紅斑があり、痒みが強く、寝ている間に掻いて出血もあり、生理の前に悪化するとのこと。

病院では抗アレルギー剤と軟膏をもらっておられました。

そこで、まずは乾燥、痒み、便秘を目標に<当帰飲子> <黄連解毒湯> <清営顆粒>をお使いいただきました。

2週間後にこられたときは、赤みも痒みも乾燥も軽減し、これらの漢方薬がピッタリと合ったことを確認しました。2ヵ月後には赤みは全くなく、寝ているときに掻くこともなく、乾燥だけが残っている状態まで改善しました。

アトピーに使う漢方薬はたくさんの種類がありますが、ピタッと合うときは2週間でかなりの改善が見られることもあります。すべてがこのように行けばいいのですが・・。

カテゴリー: アトピー タグ: アトピー

右脇腹の痛み

2009年8月24日 by 健伸堂

72歳の男性Oさんは、年齢のわりにはとても元気で体格もよく、スポーツジムに通っておられましたが、昨年8月頃から右の脇腹の辺りが痛くなり、寝返りすると痛みで目が覚めるほど強くなってきました。

そこで病院でCTや血液検査を受け、鍼灸や整体にも行かれたものの、全く改善せず、今年4月に相談に来られました。

詳しくお聞きしても、特にその原因が思いつかないとのことでしたので、「ご家族の問題は何かありませんか?」とお伺いしたところ、奥様がその頃から大きな病気になられているとのことでした。そこで『やっぱり!』とすぐに判断でき、<大柴胡湯>をお使いいただきました。

1週間過ぎた頃には、かなり痛みが軽減し、2週間ですっかり痛みが取れて驚かれました。

漢方ではよくみられるケースで<胸脇苦満>といい、季肋部や肋骨弓下部の筋肉が緊張状態になっているためです。そして、これに対する漢方薬は、体質に合わせていくつかの種類がありますが、いずれもストレスを緩和するような<柴胡剤>を用いることで、短期間に改善するケースがほとんどです。

西洋医学で半年以上不明な症状が、2週間で改善するという、漢方が得意な分野です。

カテゴリー: 下腹痛 タグ: 脇腹

主婦湿疹

2009年8月20日 by 健伸堂

主婦湿疹は手掌湿疹とか手湿疹とも言われます。

主に水仕事を繰り返して行うことで起こるもので、皮膚の表面のある脂分が奪われて保護膜がなくなったため皮膚が侵され、水泡が出来たり、それがつぶれて皮膚が乾燥するなどの症状があります。

主婦だけでなく、美容師さんなどにもよく見られます。

50歳の女性Iさんは、1年ほど前から手に小さい水疱ができ、それがつぶれると乾燥して皮膚が剥がれ、ひび割れするという繰り返しでした。既に<S軟膏>をお使いでしたが、完全には治らないので相談に来られました。

症状はよくあるケースで、清熱瀉火の薬や利水薬をお使いいただきました。その後20日後に来られ、新しい水泡は出なくなり、皮膚が綺麗になってきたとのこと。但し、肌の艶は無いままでしたので、水泡が完全になくなり、荒れが治まればお薬を変えて、お肌に潤いを持たせる漢方薬に切り替えることにしています。

美容師さんなどで、仕事の環境が変えられない、直接に水や薬品を触ることが避けられない場合は、改善が望めませんが、主婦の場合はちょっと気をつけるだけでも、短期間に改善します。

カテゴリー: 湿疹 タグ: 主婦湿疹

難聴とめまい

2009年8月19日 by 健伸堂

突発性難聴とめまいは同時に起こるケースがよく見られますが、難聴を発症した後にめまいが起こるケースもあるようです。

55歳の男性Yさんは5年前に突発性難聴になり、しばらくして一度は良くなったのですが、4年前に強いめまいを発症しました。西洋薬は服用しておられたのですが、その後改善されないので相談に来られました。

ふらつきが強く、時に回転性もあり、考え事をして不安感が出ると悪化するようでした。また耳閉感やワーンという耳鳴りもありました。

そこで漢方薬は<沢瀉湯>や<柴胡加竜骨牡蠣湯>をお使いいただきましたが改善せず、今度は<半夏白朮天麻湯>をお使いいただいたところ、めまいが軽減し、楽になってきたとのこと。

まだまだ時間がかかりそうですが、4年間苦しまれたことだけに、明るい兆しが見えて良かった事例です。

カテゴリー: 耳鳴り・難聴 タグ: 難聴めまい

悲しくなる?

2009年8月15日 by 健伸堂

特に辛いことがあって悲しいのでなく、パニック障害などに伴って生じる悲しさがあります。

34歳の女性Yさんは、以前から仕事のストレスが原因でパニック障害となり、心療内科で薬をもらっておられました。しかし、わけもなく悲しくなることが改善されず相談に来られました。

冷え症で、疲れやすく、寝つきが悪く、クマが出来やすいなどがあり、漢方薬は養心安神の<甘麦大棗湯>や心血を補う<帰脾湯>をお使いいただきました。

しばらく続けられた後気分も良くなり、西洋薬も減量できたとのこと。その後も様々な症状がありましたが、お薬を変えながらも順調に過ごされています。

カテゴリー: 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: パニック障害, 悲しくなる

夏に出る湿疹

2009年8月12日 by 健伸堂

暑くなってくると湿疹が出る方があります。特に脚や脇、関節部位に多く、汗で悪化するケースが見られます。

82歳の女性Hさんも、毎年この時期に発症し、赤みはないのに痒みがあるとのことでした。そこで去風湿熱作用の<消風散>をお使いいただきましたところ、少しずつ改善してきました。

人により原因は異なり、薬も異なりますが、Hさんの場合は、汗の成分が肌を傷めているためと思われます。

カテゴリー: 湿疹 タグ: 湿疹
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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