果樹の剪定に学ぶ

昨日は春のような気候の中、薬草園に植えている果樹の剪定をしました。といっても難しいので、隅田農園という果樹専門の方にやっていただきながら、考え方の指導を受けました。

今までは本を見ながら形だけを真似ていたのですが、実践を通じてその考え方の基本を教わりました。すべての分野に共通するような哲学?で大変勉強になりました。

1、まずは、枝を見るのでなく、樹木全体を見る! どうしたら美しくなるかを考え、木の周りを回りながら整えていくこと。何度も何度も回るうちに、バランスが整っていくのです。

2、枝から下向けに出ている小枝は切り取る。枝は上に向かって伸びるのが正常。

3、枝どおしが当たるようなものは切り取り、障害を取り除いてやることが必要。

4、樹木の芯に向かう枝も取り除き、外向けに伸び伸び延ばしてやること。

5、新しい枝の2,3の必要な芽だけを残してやり、先を切り取る。

6、木にまとわりつく苔のようなものは、皮膚呼吸?の妨げになるので、丁寧に取っておく。

当然樹種によっても違うのでしょうが、これらは人間の生き方と似ていて、なるほどとうなずくばかりです。

そしてイチジクの木が枯れかかっているのを見て、『昨年はたくさんイチジクが採れたでしょう。幹からカミキリ虫が入って、かなり傷んでいるため、果樹は子孫を残すため力いっぱい実を付けたのですよ!』と教えてもらいました。

果樹にも心があるような捉え方で、さすが専門家と感心するばかりでした。

 

虫にやられたイチジクの幹

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 剪定された果樹

 

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伏見の酒造・蔵開き

 
 今日は京都・伏見の酒造会社の蔵開きに行ってみました。年に3回、会社のPRを兼ねて行なっているようです。入り口には地元の野菜や食品を販売するコーナーもあり、たくさんの人で賑わっていました。

酒蔵を見るのは初めて、大きな金属製のタンクが立ち並ぶ中で、しぼりたての酒を小さな!カップに入れてもらって試飲、1人2杯まで飲めました。

原酒は甘くて香りもよく、とても美味しいです。酒は百薬の長とばかり、調子に乗って何種類かの酒を試飲する間にほろ酔い気分になりました。

ノンベエもいるのか、こんな張り紙もありました。気をつけなきゃ!

 
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