当帰の花が咲きました

漢方の中でも重要な生薬<当帰>の花が店頭に咲きました。写真は真上から撮ったもので、プランタの狭い中でも立派な姿をしています。

<当帰>はセリ科の植物で、奈良県や北海道で栽培され、日本で自給できる生薬の中でも主要なものです。

漢方では補血(血を増やす)、活血(流れを良くする)調経(生理を整える)などの作用があり、女性のための基本薬として、昔から「血の道症」に使われてきました。日頃たくさんの方にお使いいただいています<婦宝当帰膠>の成分の7割が当帰ですし、その他にも<当帰芍薬散><当帰飲子><紫雲膏>など様々な漢方薬に含まれています。

生薬としては根を乾燥して刻んだものを使いますので、花を見る機会はほとんどないのですが、改めて『当帰を摂ると、当帰の花の様に きれいになれるのだ!』と思いました。