婦宝当帰膠の事例を紹介します

当店のお客様が綴られているブログ<ど35生活>は、京都の美味しい店や美味しいもの、特にパンについてはダントツの種類が写真とともにアップされているという、食通+パン通には欠かせないものです。

そしていずれの写真も美味しさが溢れんばかり、アングルもプロ級の写真で構成されています。

以前にもこのブログに当店を紹介いただきましたが、

http://sanko35san.exblog.jp/9747902/

今回は<婦宝当帰膠>の効果を紹介いただきました。

http://sanko35san.exblog.jp/9886290/

さんこさんは以前から貧血気味でヘモグロビンの値が低かったのですが、2週間前から漢方薬Fの服用を再開され、検査を受けられたところ、数値が11.0まで改善したとのことでした。そしてさらに値を高めるべく、<胆煮>を作って頑張っておられます。元気の源はやはり食事ですね。

さんこさんは、元々飲食系のお仕事なので料理はお得意なのでしょうが、ブログからその香りが漂ってくるような迫力ある写真で、一挙に食欲がわいてくる<胃薬>のような?作品です。ぜひご覧ください。

副鼻腔炎症状が短期に改善

34歳の女性Oさん、以前から副鼻腔炎で2箇所の病院で診察を受け、いずれも手術を勧められました。しかし時間的なこともあり、手術を受けなくてすめばと相談にこられました。

症状は右副鼻腔あたりが熱っぽく、頭痛を伴う、粘る後鼻漏もあり、病院では鎮痛剤や抗生物質をもらっていたが改善はしていないとのことでした。このようなケースはたくさんあり、Oさんには<荊芥連翹湯>をはじめ3種類の漢方薬をお使いいただきました。

そして14日後、早々にに効果有り、頭痛がなくなり、鼻も通ったとの報告でした。まだこれから時間をかけていくことになりますが、一つでも改善するとうれしいものと喜んでいただきました。

副鼻腔炎はこれまでもたくさんの方が短期間で楽になった例が有り、漢方が適する疾患と思います。

頭痛・頭重感

頭痛の漢方薬はたくさんあり、その使い分けも簡単なようで難しいものです。

44歳のYさんは、頭全体がボワーンと痛み、眉毛あたりを押すと気持ちが良いとのこと。また時には肩こりから後頭部にかけての頭痛もあるということでした。これは肩こりだけでは解決しないと思い、全体的な体質から考えることとし、冷え症、のぼせ、むくみ、舌が淡舌などの特徴から補血・利水作用の<当帰芍薬散>をお使いいただきました。

1週間ほどで冷えが少し楽になり、むくみも改善するとともに、頭痛も改善してきました。

ついつい頭痛という病名にとらわれて考えてしまうのですが、漢方はその方の全体を見て体質を判断することが重要であることを(当然のことなのですが)、この方を通じて再認識させていただきました。

老人性うつ病

認知症によく似た症状を現す老人性のうつ病は、外に出たくない、1日中ぼうっと過ごしている、居眠りをして夜は眠れない、物忘れが激しい、何もかも自分が悪いなどといって悔やむ、などの症状が見られます。

70歳の女性Kさんも、医師から抗うつ剤や安定剤を処方されていましたが、笑顔がない、外に出たくない、心臓の圧迫感、胸苦しいなどの症状が改善せず、相談を受けました。

そこで漢方薬は認知症にもよく使われる<帰脾湯>や、リラックスティの健康食品Sをお使いいただきました。
帰脾湯は本来、貧血や不眠に用いられるものですが、このような使い方も一般的です。

1ヶ月ほど経過した後、Kさんの顔色はよくなり、悔やむことも少なくなり、そして外出するようになったと家族の方から報告を受けました。お薬が合ったようで、よかった事例となりました。

副鼻腔炎で息苦しい

副鼻腔炎(蓄膿)の話は以前にも書きましたが、

同じような例を紹介します。

52歳の男性Wさんは1年ほど前から鼻が詰まり息苦しく、蓄膿のため鼻上部(副鼻腔)に違和感がありました。舌診では紅舌、黄膩苔の典型的な<湿熱体質>でしたので、このような方によく使う<鼻炎丸>や <排膿散及湯> などをお使いいただきました。

2週間後、予想通り鼻の通りは良くなり、時に飲み忘れても息苦しさがでることがなくなりました。当然完治までは時間がかかりますが、鼻が通ると気分は良いようで、1日2回の服用で続けていくことになりました。

同じようなケースはたくさんあり、漢方薬はこの種のトラブルには即効性が期待できます。

胃が重い

秋になって胃の不調を訴えられるケースが増えています。夏の間に冷たいものでお腹を冷やしたとか、夏と同じペースで水分を摂り、水分がオーバーするために軟便になるなどです。

33歳の女性Nさんは、胃が重くて動いていない感じがする、口内炎が長引いている、食後に胃が痛む、時にフラッとするなどを訴えられました。暑い時期に水分を摂りすぎ、胃腸の機能が低下していると思われたので、食滞や水滞に使う<半夏瀉心湯>を使っていただいたところ、10日ほどでスッキリし、口内炎も治ってきました。その後1ヶ月使っていただきこの薬は終了し、今後の予防のために<六君子湯>をお使いいただきました。

半夏瀉心湯は漢方では「湿困脾胃」、すなわち胃腸に水分が滞留していて動きが悪いときに使うもので、早い効果が期待できる漢方薬です。

なんとなく倦怠感

38歳のHさん、頭がボーとする、朝起きられない、集中力がない、食後眠くなる、などよく聞かれる症状を訴えられます。つい気分の問題でしょと言いたくなるような相談ではありますが、当のご本人はそれが辛くて、わざわざ相談に来られているわけで、気分だけではないのです。

Hさんの場合は胃腸機能が低下しているようでしたので、<半夏瀉心湯>や<補中益気湯>をお使いいただきました。

2週間後、寝起きが良くなり、食後の眠気も無くなり、お薬がぴったし合ったようです。まだ完全とは言えませんので、しばらく続けて胃腸をしっかりとすることで、疲れない身体になると思います。

漢方薬はこのような漠然とした訴えにも対応できるのが特徴です。

偏頭痛のご相談

62歳のMさん、10年以上偏頭痛に悩まされ相談に来られました。

元々考え込み、落ち込みやすい性格のため、ストレスで頭痛が悪化することから、医師もストレス性頭痛と言うだけで特に治療はされていないとのこと。頭痛は目の奥から痛くなったり、側頭部が痛くなるようです。

そこでまずは目の奥の痛みをとるため<清上蠲痛湯>をお使いいただきました。2ヵ月後、目からくる痛みはなくなり、少し楽になったのですが、側頭部の痛みは変わりませんでした。

偏頭痛は西洋医学でも漢方でも難しく、10年来の痛みですのでまだまだ時間が必要なようです。また、薬だけでなく、生活環境や運動、ストレス解消なども重要なポイントとなりますので、様々なアドバイスを行っていく必要がありそうです。

またその後を、報告したいと思います。

自律神経失調の漢方

以前に耳鳴りと耳閉感が改善した例を書きましたが
https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2008/06/post-689.html

このTさん、その後様々な症状を訴えられ、自律神経失調の様子が伺えました。

その中で、頭がボーとしたり、急に身の置き所がなくなるような倦怠感などがありましたので、従来の漢方薬に加え牛黄製剤の<清心丸>を少しの期間併用いただきました。そうすると、短時間で気分がよくなり、身体が楽になったとのことでした。

このような変化の多い症状には良く使う漢方薬ですので、次回が楽しみです。

蕁麻疹が短期に改善

55歳のUさん、2年前に蕁麻疹が出るようになり、皮膚科に通院しておられましたが、良くならず漢方相談に来られました。

蕁麻疹は紅く、全身に出て痒みが酷くなるが、時には引くときもあるとのこと。また暑がりで流れるような汗をかき、少し肥満気味、血圧が高く降圧剤を使われているような状況でした。顔も赤ら顔で、身体に熱がこもっている状況を現していました。

そこで、便秘もあるのでまずは清熱通便の<清営顆粒>をお使いいただきました。1週間後、蕁麻疹の発生頻度は低下し、痒みはほとんど無くなったと喜んで来られました。
2年間悩んだことが1週間で改善の傾向が明らかに見られたのです。

まだまだ熱が身体にこもっていますので完治までは時間がかかりますが、これによって血圧も少し改善するのではと期待しています。

漢方薬はひとつの症状に効くだけでなく、他の症状まで併せて改善できるのが特徴です。