多汗
高齢者の多汗
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多汗症の漢方
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多汗症の漢方
5月ごろから多汗症のご相談が増えてきました。
多汗症は先天的なものと、後天的なものがあり、先天的な場合はなかなか改善しにくく時間がかかるケースが多いようです。
28歳のMさんは子供の頃から手のひらや足に発汗し、出始めると止まらなくなるとのこと。
また手のひらはいつもほてりがあり、緊張しやすい、時に下痢しやすい、寝汗をかきやすい、などの特徴がありました。
そこで漢方薬は皮膚、汗腺の働きを良くして、だらだらと汗が出るのを軽減し、また手足のほてりによる熱を軽減する目的で、滋陰清熱の<三物黄芩湯>や、衛気を高める<衛益顆粒>をお使いいただきました。
最初は2週間で様子をみることにしましたが、お試し感覚の2週間で「今迄になかった状態」と言われるほどの変化がありました。
まだまだ時間がかかると思いますが、こんなに短期間で実感してもらえたのは珍しい事例で、双方ともこれからが楽しみとなりました。
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多汗症の漢方
この時期になると多汗症の相談が増えてきます。
漢方では特にどこに汗が多く発生するか、どのような状態のときに酷くなるかなどによって考えます。
例えば頭部、腋下、手のひらや足の裏、背中など様々です。
また、普段は大丈夫だが、緊張すると多くなる、食後に急に増えるなどもあります。
さらに、子供のときからの症状であったり、この2~3年で気になるようになったとか、色々なケースがあります。
もちろん体質によっても変わり、胃腸が弱くて消化器の水分代謝が悪い方や、逆に水分のバランスが悪くのぼせやほてりを生じる方もあり、それぞれに対応する漢方薬を用います。
いずれにしても、短期間での改善は難しく、時間をかけて体質改善することになります。
なお、手術された方で他の部位に発汗する代償性発汗はなお一層難しくなります。
いずれにしても対応する漢方薬はたくさんの種類がありますのでご相談ください。
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非季節性の多汗
29歳のKさんは小学生の頃から多汗に悩まされています。
季節に関係なく緊張時に特に汗をかき、寝汗もかくようです。
暑がりで口渇がありますが、のぼせはないようです。
舌を見ると紅舌で舌苔はほとんどありませんでした。
この方の多汗の場合、精神面が原因とも考えられましたが、
それよりも陰虚体質による内熱が汗の主な原因となっているようでしたので、
清熱利湿の漢方薬と<六味地黄丸>を併用して頂きました。
一ヶ月間服用して頂き調子が良さそうでしたので、さらに一ヶ月間服用して頂くと
紅かった舌の色が薄くなると共に少し舌苔も出てきており、体質面も改善されているようでした。
漢方薬は今ある症状を改善(標治)するだけでなく、
元々の体質を改善(本治)していくことがよく分かった症例でした。
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汗による肌トラブル
暑くなったせいか、汗による湿疹や汗疹(あせも)の相談がでてきました。あせもの場合はほとんど<モモノハ>をお勧めしていますが、赤みを帯びた丘疹の場合はモモノハで改善しないため漢方薬をお勧めしています。
28歳の女性Mさんは、以前から生理トラブルでお越しいただいていましたが、7月になってから首の周りや肘に赤い発疹が出始め、痒みも伴ってきたため相談を受けました。そこで<消風散>をお使いいただいたところ1週間で痒みも治まったのですが、薬を止めると再び発症し、再度服用していただきました。汗によるものかは明らかではありませんが、頓服のように使っていただくことで、赤みも痒みも治まるようです。
暑い間は様子を見ながら続けてもらうことになりました。