ストレス症状と漢方

ストレスが自律神経に影響して、様々な症状が現れますが、それらにも漢方薬で対応します。

22歳の女性Tさん、1ヶ月前から吐き気がして食欲も低下しました。
病院で検査を受けましたが特に異常はなく、漢方相談に来られました。
症状をお聞きすると、他には喉がつまるような感じや、なんとなく熱っぽいなどもあり、仕事のストレスがあるとの事。

そこでお決まりの漢方薬で化痰散結の<半夏厚朴湯>を2週間お使いいただきました。
結果、すっかり症状はとれ、食欲も元に戻ってきました。

半夏厚朴湯は、喉に何かがつかえているような感じ、すなわち<梅核気>が目標の漢方薬ですが、初期の症状ですと今回のように1~2週間で改善しますが、慢性的な方の場合は2ヶ月以上かかる場合もあります。
やはり早めの対応、早めの漢方が必要なのですね。

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朝の不安感

61歳のEさんは真面目な性格で、熱心にお仕事をされています。
最近になってお仕事が減ったようで、現在は職業安定所にも通われています。

年齢のこともあってかなかなかよい仕事が見つからず、不安に感じられておられるようです。
夜はお酒を飲んでから寝るためか寝付けるが眠りが浅く、途中で一度目が覚めてしまうようです。
夢も見るようです。朝起きると不安感や時に動悸もあるようです。

そこでまずは<ウコギ含有健康食品SN>を服用して頂きました。

服用一週間後、夢を見なくなり、眠りの質が大分よくなりました。
朝の不安感も治まっているみたいです。
ただ、朝方はまだ眠りが浅いようで、引き続き分量を調節しながら服用して頂いています。

健康食品SNには安神作用があり、様々なストレスに対応できるものとして使っています。

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中途覚醒

56歳のSさんはここ半年間、中途覚醒が続いています。寝付きはよいのですが、二時間で目が覚めてしまい、その後は眠りが浅いようです。

イライラしがちな性格で肩こりがあり、緑内障があります。舌をみると暗っぽい紅舌で、苔は少ない状態でした。

「肝鬱化火」、「陰虚火旺」の状態であると判断し、疎肝剤の<加味逍遥散>と安神薬の<酸棗仁湯>を併用して頂きました。
しばらく来店がなかったためどうされているのか心配していたのですが、久々に来店されたのでお聞きすると、眠れるようになったため服用をやめていたようです。やめるとまた眠れなくなったとのことでしばらく継続して服用して頂くようにしました。

漢方薬は継続して服用して頂くことにより体質も徐々に変わっていきますので、よくなったと思ってもしばらくは継続して服用して頂くことをお勧めいたします。

投稿者:上田 泰寛

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神経過敏

30歳の会社員Nさんは繊細な神経の持ち主で、ストレスがかかると頻脈なったり、動悸がしたり、不安感を覚えたりしていました。舌苔は地図舌で漢方で言う<気虚>の状態でした。

そこでまずは安神作用の<桂枝加竜骨牡蠣湯>を1週間お使いいただいたところ症状は楽になりましたが、今度は食欲不振、吐き気、胃重などを訴えられたので、心脾両虚とみて<帰脾湯>に加え、和胃降逆の<半夏瀉心湯>を併用していただきました。

そして1週間後、これらの症状も楽になり、落ち着いたようです。

4月は年度変りでストレスも多く、病気でないのに不快な症状が出ることが多い季節ですが、漢方がピッタリあって喜ばれることがたくさんあります。

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春先の漢方

毎年春先、花粉症の時期だけ来られるお客様があります。

Fさんもその一人で、昨年はくしゃみ、鼻水、咽に痰が溜まるなどの症状で相談に来られ、
<小青竜湯>や<荊芥連翹湯>をお使いいただき、楽になったという経験があります。

そして今年も3月から来られましたが、今年は花粉症の症状である鼻水は少なく、
咽の違和感と声がかすれるだけでした。そこでこれは花粉症ではなく、春の自律神経のトラブル、
漢方で<気滞>といい、気の流れが良くない状態と捉え、<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。

春は花粉症だけでなく、自律神経や皮膚トラブルも増える季節で、1年ぶりのお客様も多い時期です。

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春のうつ症状2

西洋医学でも東洋でも注目されているのは脳内血流です。

漢方では、血流が悪いことを「お血」と呼び、血流を良くする薬を活血薬(かっけつやく)と言います。
血流の悪い方、特に日ごろ意識しても運動できない方は、この活血薬を服用することで五月病のような精神疾患を予防することができると考えています。

代表的な活血薬には、「冠元顆粒」、「血腑逐瘀湯」、「芎帰調血飲」、「桂枝茯苓丸」などがあります。

自分が、どのタイプに当てはまるかは、漢方店で確認されればよいと思います。
また、五月病、うつ病、ひきこもり、不安神経症・・・等は重症化する前に、まず、家族や友人が異変に気づいて対処しなければならないのかもしれません。

投稿者:iwasaki

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春のうつ症状1

出会いと別れの季節、新天地への不安・緊張・・・。

5月に起こりやすい「五月病」を待たずして、3月と4月も過度の心理変化による体調不良には十分気を付けたいところです。
予防としては、「栄養」と「睡眠」を十分にとり、適度な「運動」を心がけることが必要です。

「はい、はい、わかっています」という声が聞こえてきそうですが、実は皆さんが思っている以上に大切なことです。
環境の変化に対応させるためには自分の免疫力をベストの状態にしておくことが必要ですし、「栄養」と「休息」がそれに当たります。
また、うつ病に代表されるさまざまな精神疾患には、脳内血流が関係しています。つまり、「運動」により血流の悪化を防ぐのです。

さて、漢方でも情志(感情)の崩れから身体の不調へと発展する病気について、昔から研究されています。

一つは肝の疏泄(そせつ)機能の不調を考えます。
その肝の機能とは、「気」の流れを調節する機能であり、精神、内臓の働きをのびやかにする機能を主っているのです。
また、肝の「血」不足は、肝の疏泄(そせつ)機能を抑制し、気分の落ち込み、イライラを起こすのです。また、その逆も然り、長期的には情志(感情)の乱れが肝の「血」を著しく減少させることもあります。

漢方では、この肝の疏泄(そせつ)機能を高める処方として、「柴胡疏肝散」、「加味逍遥散」、などがあります。
長期的に抑うつ状態であったり、精神症状が長期化していたりする場合やその予防としては、肝の「血」を補います。これには「四物湯」、「十全大補湯」、「婦宝当帰膠」などがあります。

さらに長期的なものでは、漢方でいうところの機能失調が「肝」から「腎」へ移っていると考えるため、「腎」機能を補う必要があります。この薬を「補腎薬(ほじんやく)」と言います。

ちなみに、漢方では腎は「脳」を主るとされています。

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不安感と動悸

以前からお越しの女性Mさんは、心配事があって咽が塞がるような時は<半夏厚朴湯>をお使いいただいていましたが、最近は心配事で朝起きたときにドキドキし、寝る前にも動悸がすることが多くなって相談にこられました。

そこで不安感や動悸によく使われる<柴胡加竜骨牡蠣湯>をお使いいただきましたところ、動悸はすぐに減少し楽になったとの事でした。

漢方薬も症状に合う時は、短期間で効果を発揮するものです。