受験生のストレスと漢方
最近高校生の相談が増えています。
大学受験を控えて、残る半年余りをしっかり学びたいが、強いストレスのせいもあって思うように集中できないなどです。
症状は、
・身体がだるい、
・不安感や緊張感が強い
・食欲が減少、ゲップが多い、吐き気がする
・息苦しい時がある
・気圧が変化するときに頭痛が出やすい
・寝つきがよくない、朝起きられない
など様々なことがあります。
これらの症状は、西洋医学では起立性調節障害や、逆流性食道炎、自律神経失調症などと言われますが、漢方では病名に関係なく様々な対応が可能です。
17歳のSくん、来年の受験を控え、勉強を頑張っておられるのですが、単語など簡単なことに対しても思考力が戻らない、緊張感がいつも感じる、身体がだるい、不安感がある、日中に眠くなる、などの症状がありました。
そこで、考え事による脳疲労を軽減し、気分をリラックスするよう、補気血と養心安神の漢方薬をお使いいただきました。
また、抗ストレス作用を考え、エゾウコギ配合健康食品を併用いただきました。
その後、気分も身体も楽になり効果を得られたとのことで、継続されています。
これらの症状に対しては、
・胃腸を整える
・不安緊張感を取り除く
・睡眠を良くする
などの漢方に加え、根本にある生命エネルギーを高める補腎薬を併用すると回復も早くなります。