梅雨時期の不調には漢方薬
この時期は梅雨特有の症状の方が多く見られます。
48歳のKさん、梅雨に入ってから、身体が重い、下痢が時々、頭痛がする、エアコンで冷える、寝付けない、などの症状が出てきました。
Kさんは以前から更年期様の不定愁訴があり、加味逍遥散をベースにして様々な漢方薬をお使いでしたが、今回は体調も変わってきたので再考しました。
身体の重さは湿度が高くなっているためで、芳香化湿薬で身体の湿を取り除き、頭痛には利水薬を、不眠には自律神経を安定させる養心安神薬をお使いいただきました。
いずれもほぼ即効性で、身体は楽になったので、梅雨明けまではこのまま継続することになりました。
漢方薬は個々の体質により使うものが異なりますが、梅雨時期に生じる症状には基本的に<痰湿>を軽減するものを使います。
このような、病気ではないが体調が良くないという時には、漢方薬がよく合います。
高貴な感じのムラサキクンシラン
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