健伸堂

MENU
  • メール相談
  • ご来店予約
お問い合わせは…075-353-7600
不妊・女性のご相談の方 宇治本店をお探しの方
  • HOME
  • 健伸堂とは
  • 漢方を知る
  • こんなお悩みの方に
  • 不妊でお悩みの方に
  • ご相談
  • 店舗のご案内
  • 漢方薬のご紹介
  • FAQ
漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

月別: 2月 2024

耳閉感の漢方

2024年2月29日 by 健伸堂

耳閉感は若い女性によく見られる症状です。

耳管開放症や耳管狭窄症などによるもので、その原因は鼻の疾患に伴う場合と、周辺の筋肉のこわばりや、自律神経の影響などがあります。

35歳の女性Sさん、昨年より耳閉感があり、耳が痛くなり、めまいも発症しました。
その後気分的にも不調になって相談にお越しになりました。

体質は、手足が冷えて顔がのぼせる、おなかは膨満感が強い、咽がつまり息苦しい、緊張感がありリラックスできない、気分はザワザワする、天候が悪いと耳がつまるなどの状態でした。

舌診では、淡舌(血虚)で胖大(気虚)でした。

そこでまずは身体を温め、元気にする補気血薬と、気分をリラックスさせる養心安神薬をお使いいただきました。

2週間後、冷えは改善し、耳閉感は消え、息苦しさもなくなり、身体はずいぶん楽になってきました。

今後は胃腸機能を高めて血液不足を改善し、気分を安定させるなどを考えています。

結果からみて、この方は血液不足のため肝血も不足し、気分も不安定になったかと思われます。

耳閉感が女性に多いのは、月経などによって血液不足になり、自律神経に及ぶためかと思われます。

ご相談はお気軽にどうぞ

菜の花が満開

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
陣で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

カテゴリー: 冷え, 喉の痛み・つまり, 耳鳴り・難聴, 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: 婦宝当帰膠, 甘麦大棗湯, 耳管狭窄, 耳管開放, 耳閉感

舌痛症の漢方

2024年2月26日 by 健伸堂

舌が痛む原因は、西洋医学的には乾燥や感染症などによる炎症、腫瘍、神経痛などが考えられます。
また、舌の表面が痛いのか、内部が痛いのかによっても異なります。

漢方では、心・脾・肝・腎など多くの臓腑の経絡が舌に繋がっていて、舌の痛みの部位によって考えることもありますが、多くはストレスやホルモンバランスなどに関連しています。

42歳のSさん、咽の奥と、舌の裏が痛むので相談に来られました。
痛みは舌の表面ではなく、中の方が痛み、舌を動かすと違和感がありました。

病院は、耳鼻科や脳神経外科で検査を受けられ、特に問題はありませんでした。

その他には、首や肩の凝り、顎の痛み、顎関節痛、くいしばり、頭痛や頭重感、目の奥の痛みなどがありました。

そこでこの痛みが顎関節症と関連しているのではと考え、ストレスや頭部の緊張、こわばりを軽減する疎肝理気剤と解表止痛剤をお使いいただきました。

そして2日目には痛みが消失し、喜んでいただきました。
さらには、イライラ感や頭部のこわばり、頭痛などが少し改善しました。

結果から考え、Sさんの痛みの原因は、仕事のストレスや忙しさで、頭部の緊張が強くなり、
舌の痛みに繋がったと考えられます。

MR検査まで受けられても原因不明だった症状が、漢方薬ですぐに治ったうれしい事例です。

ご相談はお気軽にどうぞ

紅梅が満開

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
陣で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

カテゴリー: 口内炎・舌の痛み タグ: ストレス, 加味逍遥散, 清上けん痛湯, 肩こり, 舌痛症, 顎関節症

疲れると起きるめまい

2024年2月22日 by 健伸堂

春先の季節の変わり目にはめまいの方が多くなります。
漢方で考えるめまいの原因は

水毒(水分滞留)
血虚(血液不足)
血お(血流悪化)
腎虚(老化現象)
肝陽上亢(肝気が上に昇る)
などがあり、それぞれに対応する漢方薬を使います。

78歳のOさん、転居を控え、家のリニューアルや引っ越し荷物つくりなど忙しくしておられました。
その頃からフワフワするめまいが始まり、頻繁に繰り返していました。

高齢者の場合は漢方で言う<腎虚>によって身体の水の巡りがコントロールができなくなり、めまいが起きるケースがよくあるので、まずは温陽利水薬をお使いいただきました。

その後10日経過してもめまいは治まらなかったので、再度お聞きしたところ、Oさんの場合は

ストレスや忙しい時に起きるとのこと、
めまいの時に吐き気が伴う、
下半身が冷えている、
胃腸機能は弱い、
などの特徴があったので漢方薬を<化痰熄風薬>に変更したところ、すぐに治まってきました。

この薬は、胃腸が弱いために水分の代謝がうまくされず、その結果起きるめまいや吐き気が目標になります。

水分が原因となるめまいの漢方薬も様々、体質を正確に捉えることが大切です。

めまいのご相談もお気軽にどうぞ

幸福の木に花が咲きました

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
陣で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

カテゴリー: めまい タグ: めまい, ストレス, 化痰熄風, 半夏白朮天麻湯, 吐き気, 疲労, 腎虚

繰り返す胃腸炎

2024年2月9日 by 健伸堂

健康の源は胃腸にあります。
しっかり食べ、よく消化吸収されて、栄養が全身に行きわたることで気血が充実し、元気を保てることができます。

62歳のHさん、3年来胃腸炎を繰り返していて、発症すると下痢・軟便が1か月以上続いていました。

医院ではウイルス性胃腸炎との診断で、整腸剤が出される程度でした。

症状は、胃痛、腹満、ガス、など気になる症状は全くなく、季節性もなしで原因は不明とのことでした。

舌診も、淡紅舌・微白苔で正常、血液検査も問題なく、身体的には特に気になることは見られません。

そこで、本人が意識しないストレスがあるのではと推測し、柴芍六君子湯をお使いいただきました。

その後、胃腸炎は起きることなく、そのまま継続されています。

この薬は一般的によく使われる六君子湯に柴胡・芍薬が加えられた処方で、ストレスが胃腸機能に影響しやすい方に用いるものです。

特別にストレス源が無い方でも、少し神経質とか、緊張しやすい方の胃腸トラブルにはとてもよく適合します。

お気軽にご相談ください。

幸福の木の花

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
陣で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

カテゴリー: 便秘・下痢・軟便, 胃痛・胸やけ・膨満感 タグ: ストレス, 下痢, 柴芍六君子湯, 胃腸炎

脳動脈瘤と漢方

2024年2月6日 by 健伸堂

脳動脈瘤は脳の中小動脈に生じるコブ状のもので、脳血流低下や神経症状を発症することもあり、破裂するとくも膜下出血が起きます。

大きくなると手術対象ですが、小さいままで維持できることが望まれます。

75歳のHさん、8年前にMR検査で1.8㎜の脳動脈瘤が見つかりました。
その7年後にはその大きさが3㎜になりましたが、カテーテル治療にはコブが小さすぎてできないため経過観察になりました。

しかし、いつ大きくなるかわからず心配でご相談をお受けしました。
身体は寒がり、血圧はわずかに高く降圧剤を服用中、この疾患以外には特別なストレスはなし、特に自覚症状もないとのことで、脳血流を良くしながらも出血を防ぐ目的で、中国では昔から使われる漢方食品をお使いいただきました。

血流を良くする漢方薬はたくさんありますが、もし出血傾向があるとかえって出血を招きかねないため、漢方薬は使用しないことにしました。

Hさんは、いつ破裂するかわからないという不安で食欲が低下し、体重が5㎏減少しました。
そこで少しでも安心できるよう、気分を楽にする、疎肝理気和胃の漢方薬をお使いいただき、気分は楽になってくるとともに、食欲も回復してきました。

そして2年後の検査で、動脈瘤の大きさは変化ありませんでした。

さらに、以前は隠れ脳梗塞と言われる微細梗塞がMR検査で多数見られていたのが、今回は全くなくきれいな状態との診断でした。

健康食品の継続によって、これらの微細梗塞が消えたと思われます。

まだまだ経過観察が必要ですが、良い結果が見られて安心していただきました。

お気軽にお問合せください。

つぼみがチラホラ

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
陣で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

カテゴリー: 脳梗塞・脳溢血・脳卒中 タグ: 微小梗塞, 柴朴湯, 田七人参, 脳動脈, 隠れ脳梗塞

新型コロナが再び増加傾向に

2024年2月3日 by 健伸堂

寒くなり始めた頃からコロナ患者数が再び増加しています。
当店でもお正月頃から、コロナに関連するお問い合わせが増えてきました。

今回のコロナの症状は、発熱は微熱程度で、倦怠感が強く、時には咳、声がれ、咽の痛み、などの症状を訴えられています。

普通の風邪と大差なく、病院で検査を受けてコロナ陽性と診断されて初めて分かった方がほとんどです。
つまり、検査を受けなければ、風邪と捉えられている方が多いと思います。

新型コロナの方への漢方薬の対応は個々の体質や症状にもよりますが、
倦怠感には補気補陰薬など、発熱には辛涼解表薬、重症化予防には柴胡剤、咽痛や咳には潤肺止咳薬など、たくさんの種類があります。

高齢者の場合は免疫低下によって他の症状や疾患を併発しやすいので、早期対応で症状を長引かせないことがポイントです。

ご相談ください
。

メジロが庭に飛来

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
陣で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

カテゴリー: 感染症 タグ: 小柴胡湯, 新型コロナ, 柴葛解肌湯, 竹葉石膏湯, 葛根湯, 辛夷清肺湯, 銀翹散, 麦味参

筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

不妊でお悩みの方に
不妊情報サイト
「漢方でママになる!」

最近の投稿

  • 高齢者のめまい
    高齢者のめまい
  • 梅雨時期のトラブルと漢方
    梅雨時期のトラブルと漢方
  • 腎機能低下による透析と漢方薬
    腎機能低下による透析と漢方薬
  • 高齢者の腎臓病に対する漢方薬 3
    高齢者の腎臓病に対する漢方薬 3
  • 高齢者の腎臓病に対する漢方薬 2
    高齢者の腎臓病に対する漢方薬 2

タグ

のぼせ むくみ めまい アトピー アレルギー ストレス ニキビ 下痢 不安感 不眠 乾燥 便秘 倦怠感 冠元顆粒 冷え症 加味逍遥散 動悸 半夏厚朴湯 吐き気 咳 夏バテ 多汗 婦宝当帰膠 子供 心脾顆粒 更年期 柴胡加竜骨牡蠣湯 桂枝加龍骨牡蛎湯 水毒 湿疹 漢方 漢方薬 牛黄 痰 緊張 耳鳴り 自律神経 花粉症 蕁麻疹 血流 衛益顆粒 頭痛 頻尿 高齢者 麦味参

カテゴリー

2024年2月
月 火 水 木 金 土 日
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829  
« 1月   3月 »

アーカイブ

Copyright © 2025 漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】.

omega-child WordPress Theme by