酒さのご相談
31歳女性Cさんはニキビ治療にステロイドを使われたため、その後酒さ様皮膚炎を発症されました。
Cさんの体質、特徴は
・冷えのぼせがあり、上半身に熱がこもりやすい
・酒さを発症してから食べ物によって赤みが強くでる
・食事のあと、赤みが増す
・元々肌は弱く、少しの刺激で痒みや赤みがでる
・朝起きはまし、午後になると赤くなる
・肌は乾燥傾向
・虫刺され跡や赤みが残りやすい
・口唇に吹き出物が出やすい
などでした。
舌診では、淡舌(血虚、血液不足)、白膩苔(水分が胃腸に滞留)でした。
結果、漢方では脾気虚、血虚、気陰両虚などが伺えました。
そこで漢方薬は、まずは症状を改善することから始め、のぼせを軽減する<桂枝茯苓丸>や、皮膚疾患改善の<十味敗毒湯>などをお使いいただきました。
しばらくすると赤みが少し改善し、乾燥も治まってきました。
また、生理周期が短く、生理痛が見られたので<婦宝当帰膠>を併用いただいた後、肌の乾燥が軽減し、生理痛がなくなり、便通もよくなりました。
その後、状態に合わせて<加味逍遥散>なども併用して、少しずつ改善してきました。
酒さへの対応は、特に決まった漢方薬ではなく、発症のきっかけや元々の体質、その後の経過などから様々な対応の仕方があります。
Cさんの場合は、冷えを改善してのぼせを軽減、補陰によって熱を冷まし、胃腸機能を高める、などの対応で改善するものと思われます。
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