奈良国立博物館で開催されている「鑑真和上展」に行ってきました。
鑑真和上は、中国・唐の国から、12年間、5度にわたり渡航に失敗しながらも苦難を乗り越え、仏教伝道のために約1256年前の天平勝宝5年(753)に日本へ渡って来ました。
渡来後は平城京にて、東大寺大仏殿前に戒壇を設け、聖武天皇以下に戒を授けました。また、平城京内に唐招提寺を開きました。
鑑真和上が日本に伝えたものは、建築や仏像彫刻、美術、医学など優れた文化に加え、薬物にも精通し、日本に伝えたものが現在も正倉院にたくさん残っています。
展示されている鑑真和上の坐像は、穏やかな表情が心を和ませるだけでなく、内に秘めた強い生きざまを感じさせてくれます。また、仏像や工芸品など、唐代の中国の文化の素晴らしさに圧倒されるひと時でした。
お昼は奈良の名物?の柿の葉寿司をいただきました。
よく駅の売店で売っているものと違って、軟らかくて美味しい寿司でした。